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産業環境委員会視察:岐阜市 「産官学連携事業」

 今日は、産業環境委員会の3回目、2日目に訪れました岐阜市の「産学官連携への取り組み」についてご報告いたします。


 岐阜市は戦後、繊維産業を中心に発展し、東京、大阪と並ぶ、全国有数のアパレル産地です。
 平成19年度には、岐阜駅前に岐阜シティータワー43がオープンし、中心市街地の再開発の象徴ともいえる超高層ビルが建設されています。
 現在、岐阜市では、「住みやすい」「買いたい」「訪れたい」「ビジネスをしたい」「会社を立地したい」という行動を起こさせるような街にするために、岐 阜市をブランド化するべく取り組みを進めているとのことです。

 その取り組みとして、平成15年に地域の大学・高等専門学校12校と地域経済活性化に向けた「学官連携協定」が結ばれ、それをもとにした「産官学連携事 業」が進められています。

 具体的には、連携大学から、講師を招いての「ビジネススクール」や、商工会議所の月報を用いての「広報や情報提供」、また岐阜市が大学と企業の橋渡しを 行うことを目的とした「岐阜地域産学官連携交流会」などを行っています。
 特に、地域の産業を盛り上げ、活性化されるために、「ものづくり」という視点を大切にしているようです。
 そのために、「ものづくり」に特化した企業誘致なども行っているとのことでした。


 足立区にも、あだちブランドに認定された企業をはじめ、確かな技術力、伝統的な技法などあわせ持ち「ものづくり」を行っている企業はたくさんあります。
 地域の活性化のためには、大きな企業や商業施設の誘致ばかりでなく、やはり地域の企業が元気にならなければなりません。
 また、足立区には、上に挙げた技術力を持った企業だけでなく、開校・または開校予定の多くの大学もあります。

 大学などの研究機関、地元の企業、そして足立区が協働することで、相乗効果が得られ、新しいものを生み出すことが出来ます。
 そのような意味で、今回視察を行った岐阜市の取り組みは、今後の足立区の地域の活性化への取り組みにも大きな参考になると思います。


 最後になりましたが、今回視察で訪れました「多治見市」と「岐阜市」のご担当者の皆さんには、丁寧なご案内とご説明を頂き、まことにありがとうございま した。
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産業環境員会のメンバーと、岐阜市役所前で。

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資料をもとに、ご説明をいただきました。