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決算特別委員会の質問内容 第9弾:「環境サミット②」

昨日に引き続き、決算特別委員会での質問の最後のテーマ「環境サミッ in 足立」ついて、今後の活用などについて行った質問を紹介いたします。


 当初予算の10倍以上の経費をかけて行われた「環境サミット in 足立」ですが、これについて行政からは、「一過性のものにならないように・・・」という言葉をよく聞きます。

 これは、当然のことです。
 区民の皆さんの多額税金を投じて行ったイベントが、一過性のものでは、無駄使いと言わざるを得ません。


 足立区が「日本で一番 地球にやさしい人の街」になるべく行われた環境サミットですが、終了後、その環境サミットを十分に活用し続けているとは言えない ところがあります。
 例えば、区のホームページを見ても、環境サミットについて書かれているのは、過去の記事にやっと見つけられる程度です。
 また、会議の内容もダイジェスト版では載っているものの、具体的にどのような話しがされたのかなどは、ほとんど分かりません。

 本来、環境先進区を目指す自治体であれば、ホームページでも「 環境サミット in 足立 」の意義と成果を全国の皆さんに発信し、環境への取り組みを前面に出して、アピールするべきです。
 また、環境サミット後の、例えば教育現場や区民生活への活用の仕方についても、明確な計画が見えてきません。


 このままでは、本当に「一過性のイベント」で終わってしまいます。
 そんな思いから、決算特別委員会では行政に対して、「環境サミットの活用の仕方」について質問・提案を行いました。



−−−−−以下、議事録要旨(抜粋)−−−−−

【長谷川】
 さて、進め方や議会への報告など問題はあるにせよ、環境サミットにお金がかかったこと自体はある程度やむを得ないと個人的には思っています。
 私も常々廃プラスチックごみの分別回収を提案していますが、これにもお金はかかります。
 しかし、環境対策にかかるお金は未来への投資だと思っていますので、費用対効果の点で、すぐに結果の出ないものもありますが、これが将来的に2倍も3倍 もの効果を生じるように投資していかなければなりません。

 最大の課題は環境サミットを一過性のものにしないで、今後未来への投資となるように活用し続けることだと思います。
 執行機関の皆さんの説明でも「一過性のものにならないよう」にというのをよく聞きますが、まさにそのとおりです。

 しかし、区のホームページを見ても環境サミットの記事を見つけるのが大変で、既に過去のものといった感じに見られます。
 ぜひとも区のホームページを訪れた人、初めて足立区のホームページを見た人でも『足立区といえば環境サミットを開催し、環境問題に積極的に取り組んでい る区である』ことが分かるように発信し続けてほしいと思います。

 そこで、過去の記事検索をしないと出てこないような記事にするのではなく、区のホームページのトップページに大きく表示して、環境サミット関連のページ をわかりやすくまとめて、だれでも気がつくように、常に情報を発信し続けるべきだと思いますが、いかがでしょうか。


<温暖化対策課長>
 いま委員ご発言のとおり、環境サミット関連の記事につきましてはホームページトップページの中には出てきておりません。
 今後、広報課と協議をさせていただいて、委員おっしゃるご提案のとおり改善をしていきたいというふうに考えてございます。


【長谷川】
 足立区といえば、環境サミットを開催した区だと全国の皆さんが認識してもらえるような広報の仕方をぜひよろしくお願いいたします。

 またホームページには区長の宣言文は載っているものの、会議全体の様子がほとんどわかりません。2分程度のPR用の動画はありましたが、その場にいな かった人がこれを見ても具体的に何を言ったかなどはよくわかりません。
 今後、報告書の作成や10分、40分、4時間など、会議の様子をまとめた、あるいは全体の様子の広報用の動画なども作成する予定とお聞きしていますが、 やはり報告書ではなく、会議の生の様子、臨場感、熱気をわかってもらうために会議の議事録をホームページ上で公開するべきだと思いますが、いかがでしょう か。


<温暖化対策課長>
 先はどのご質問にも関連しますけれども、委員ご提案のとおり改善に努めてまいりたいというふうに考えてございます。


【長谷川】
 次に、先日の答弁で、区長は多治見市の方法なども参考にして足立区に取り入れていきたいとの趣旨のご発言がありました。また、本日、委員会の中でもどの ように取り入れていくかを検対していきたいとの発言もございました。

 多治見市といえば、あらゆる行政の政策決定の際に「環境への配慮」という項目を設けて常に環境へ配慮しているかをチェックする取り組みをしているとお聞 きしています。
 具体的に、足立区でもこの多治見市のように政策決定の際に環境への配慮がなされているかの検討項目を設けるようなやり方をぜひ導入するような方向で進め ていただきたいと思います。
 また、多治見市だけでなく、山口県宇部市のフィフティ・フィフティ方式のように、積極的な取り組みを進める側にもメリット、インセンティブを与えるよう な方法も効果的だと思いますが、いかがでしょうか。


<政策課長>
 午前中の答弁の中でも環境施策は大変重要だということで、私どもといたしましては区民評価の中に、あるいは評価システムの中に環境の項目を入れようとい うふうに考えているわけです。
 こうすることによって結果としてチェックをされる、そのためには当然事業段階から環境を意識した政策をつくっていける、このように考えております。


【長谷川】
 環境サミットが成功だったか失敗だったかは今後の取り組みにかかってくると思います。
 残念ながら現段階では環境サミット後の活用の仕方の明確なビジョンが見受けられません。

 何年後、何十年後かに振り返ったときに、「あの環境サミットが足立区の環境政策の転機だった」、「あのときから積極的な取り組みを始めてよかった」と思 えるような取り組みを進めていけるよう、私もさまざまな提案をさせていただきますし、ぜひ区長を初め、担当部署の皆さんにも積極的な取り組みをよろしくお 願いしたいと思います。

 足立区よりも先進的な環境への取り組みを行っている自治体は、全国にたくさんあります。
 足立区が本当に 『日本一、地球にやさしい人のまち』 を目指すつもりなら、今すぐ積極的な取り組みを進めないと、先行する自治体に追いつき追い越すことは不可能です。
 ぜひとも環境先進区を目指して、お金だけでなく、さまざまなアイデアを出しながら、会議やシンポジウム、イベントばかりだけでなく、具体的に行動を伴う ような取り組みを進めていっていただきたいと思います。