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10月20日の子ども施策調査特別委員会の内容

今回も、以前に行われました委員会の報告です。
 今回は、10月に行われました「子ども施策調査特別委員会」の内容についてのご紹介です。
 この日は、午前中に「文教委員会」、午後から「子ども施策調査特別委員会」が行われました。

<報告事項>
 (1)足立区認可保育園待機児童解消推進会議の検討結果について
 (2)平成23年度民営化予定園の運営事業者決定について
 (3)認証保育所整備の進捗状況について
 (4)児童虐待防止推進月間事業について
 (5)ギャラクシティリニューアルの進捗状況について
 (6)中高生の居場所づくりのモデル実施について 他


 以前、このホームページ上でも報告をさせて頂きましたが、綾瀬2丁目の(旧)東部工事事務所の暫定貸し付けについて、委員会でも報告がありました。(詳 しくは、10月21日の記事をご覧下さい)

 10月6日の公有財産運用委員会で検討をした結果、近隣保育園(足立若葉保育園)の改築に伴い、(旧)東部工事事務所1階2階を仮園舎として使用するこ とになりました。

 待機児童問題は、深刻な問題であり、行政として最優先に取り組まなければならない問題です。
 区有施設の空き施設、公立小中学校の空き教室などを有効に活用して、新規の保育園だけでなく、保育園の分園という形で、一人でも多くの児童を受け入れる 体制を早急にとることを、改めて求めました。


 また、「中高生の居場所づくりのモデル実施について」は、この事業の必要性を質問させていただきました。
 この事業は、中高生時代に、多くの仲間に出会い、その仲間と共に興味関心に基づく主体的な活動に取り組むことは、コミュニケーション力や自分らしく社会 を生き抜く力を育成する点で重要であるとの観点から、10月より保塚地域学習センター、11月からギャラクシティにおいてモデル実施を行うものです。

 個人的には、中高生にもなれば、自分の友人、自分の居場所は自分で見つけることが出来る年齢だと思いますし、仲間も学校や部活などを通じて作っていくも のだと思います。

 待機児童問題やお年寄りなどを対象とした福祉施設の入居待ちの問題、防犯対策など、区が進めないといけない課題が山積の中で、区がやらなければならに事 業の優先順位を見極めて、進めていただきたいと思います。
 また、事業を進めるにあたっては、一部の生徒だけが利用する場所にならないように、また、区が行う一方的な事業にならないように、事業内容やPRの方法 等についても、検討を求めました。



*****以下、委員会での発言(抜粋)の要旨です******

【長谷川】
 待機児童解消についてですが、私も議会で提案をさせて頂きました。中学校の空き教室を保育園として活用していくこと、これを提案させて頂き、区としてで きるかどうか検討をして頂くとの話でした。
 それ以外に、区有施設を民間に貸し出して分園をつくっていただくことを積極的に区として働きかけていくということを、今後、方向性として持っていくこと も必要ではないかと思いますが、如何でしょうか。

<保育課長>
 分園というお話しでございますよね。区有施設でそういう場所があるかどうかというのは、貸し出せる施設がすぐに用意できるのかというのは、ちょっとつか んでおりませんので、財産活用課の方と検討をさせて頂きたいと思うのですが。


【長谷川】
 以前、議会でも提案をさせて頂きましたが、東部工事事務所跡地、あちらも今回、貸し出しをするというお話しを聞いておりますが、あのような形での他の区 有施設、区有財産がございますよね。
 今後、区として可能であればそのような方向性を持っていただければよろしいのではないかと考えますが、如何でしょうか。

<保育課長>
 今回、区有地を使って認証保育所を私ども誘致しております。ですので、そういったところがあれば、相談しながら進めていきたいとは考えております。

<子ども家庭部長>
 本会議でもご答弁いたしましたけれども、基本的に区の施設などですと耐震化工事が必要であったり、あるいは、お金と期間がかかる、時間と費用がかかると いう問題がございますけれども、個別の施設につきましては、先ほど、ご答弁いたしましたが、色々な方策をこちらとしては考えて、その中に区有施設の活用と いう点を含めまして検討をして参りたいと考えております。


【長谷川】
 宜しくお願いいたします。


【長谷川】
 中高生の居場所づくりのモデル実施についてなのですが、今回10月4日の日に保塚地域学習センターで行ったということなのですけれども、この状況につい てお話しを頂けますでしょうか。

<青少年センター所長>
 10月4日に保塚地域学習センターでまず1回目を開催させて頂きました。
 これにつきましては、前段で、保塚地区少年団体協議会のジュニアリーダーのスキルアップ研修を2時間程度行いまして、それが終わった後、青少年の居場所 保塚というような、今、名前を付けておりますけれども、1時間半ぐらい、6,7名の子が残っていただいて、その時には保護者も含めて、実際にこの夏、ジュ ニアリーダーの鹿沼のキャンプがあったのですが、そういったDVD鑑賞をしながらおしゃべりをしたということでございます。


【長谷川】
 ギャラクシティでも行われるということで、考えるとギャラクシティの方がある意味、広く色々な層の中高生の方々が活動できる場になるのではないかという ふうに考えられますが、区として、どのような中高生、どのようなお子さんを対象にしているのでしょうか。

<青少年センター所長>
 このモデル事業をやる前までは、これまで青少年センターというか、我々の方では子ども会の支援というのでしょうか。子供のジュニアリーダーの養成等、そ ういったこと自体が子どもの中高生の居場所だろうということでずっと支援をしておりました。
 保塚でやっているのはそれの延長といいますか、それをさらに支援するような形というふうに考えております。

 今、委員がおっしゃいましたギャラクシティにおいてですけれども、先ほど、部長の方からリニューアルのコンセプト等をお話しさせて頂きましたが、2ペー ジの所でも触れてあるのですが、子ども自身が参画していこうというような、そんなことができないかということも想定しておりまして、子ども企画委員会とか 子ども実行委員会、そういったものも立ち上げていきたいという風に考えておりますので、そういったときにはギャラクシティがそういった中心的な施設になれ るのかという風に考えております。

 他区の状況で言いますと、杉並区にありますYOU杉並等というのが、区で一つの中心的な施設というのでしょうか、それに対して渋谷区のパンイとか色々な ネットワーク型で展開する居場所というのもありますので、その両方を今後のモデル事業の中で検討をしていきたいというふうに考えております。


【長谷川】
 この事業をするにあたっては、やはり色々な層のお子さん方が参加できるような事業にしていくことが大切だと思います。
 この事業を行う上で、どのように事業を展開していくかというところに着目をしていかないと、一部のある意味、意欲のあるお子さんたち、勉強のできる、ス ポーツのできるそういった一部のお子さん方だけのものになりかねないと思うのです。区として、是非、色々な層のお子さんたちが本当に集えるような場所を提 供していくという事業を念頭に、今後、展開していって頂きたいと思います。

 それと、都立高校の生徒さんたちにも是非こういうことがあるということを周知していくことも必要だと思いますが、区として今後、周知についてはどのよう にお考えでいらっしゃいますでしょうか。


<青少年センター所長>
 委員のおっしゃる通り、周知の仕方にも工夫、力を入れていくことが必要だと考えております。
 昨日、PR用のポスターを作りまして、区内の全中学校、あとそういった中学生、高校生の集まるような区内の施設にポスターを発送したところでございま す。高校との連携というのが、一ついま課題というふうに認識しておりまして、何かやる時全て封書で案内とかはするのですけれども、ただそれだけでなかなか ネットワークがないところですので、そういったところについても、来年度以降、ネットワークといいますか、協力体制を作れるようにやっていきたいというふ うに考えております。

<生涯学習部長>
 前段のご質問の方でお答をさせて頂きますが、今、委員さん、おっしゃったとおり、そのような方向を将来的には考えていきたいというふうに考えておりま す。
 やはり地域との交流とか仲間との交流だとか地域活動とか、すごく積極的なお子さんたちが沢山いらっしゃいまして、そういったお子さん達が私共、やってい く上では非常に大事だと思っていますが、将来的には特に中学生とか見ていますと、やはり、今、部活で忙しい、それからいわゆる受験等の勉強で忙しいという 子ども達が非常に多いのですが、中にはそのどちらでもないお子さんたちもいますし、そういった子ども達を含めた、将来的にはこういった居場所の方にできれ ば引っ張り込むといいますか、そういったことも考えていきたいと思っております。

 ただ、ちょっと、まだ手法も含めまして、手探りの段階でございますので、そういったゴールを目指しながらしっかりと進めていきたいと思います。


【長谷川】
 まだ始まったばかりということもありますが、是非、地域の活動にもつなげて頂けるような、足立区全域で行えるように、そして、色々な子ども達が本当に参 加できる事業に展開していただきたいと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。