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文部科学副大臣 笹木竜三先生と面会

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 今日は午前中から、参議院議員 江田五月先生のお口添えで、文部科学副大臣 笹木竜三代議士と面会、私が取り組んでいるカラーユニバーサルデザイン(CUD)の件でお話しをさせていただきました。
 日頃から大変お世話になっている江田五月先生にも同席していただけました。

 CUDは、足立区で随分取り組みが進んでまいりましたが、文部科学分野(特に教育分野)の取り組みがなかなか進まないのも現状です。
 そこには、学習指導要領などは国が定め、教員の採用や研修などは都道府県、または市区町村というシステムの問題、また検定制度という教科書の問題などがあります。

 今日は、文部科学副大臣とお話ができるとのことで、足立区の取り組みはもちろんのこと、私がこれまでの取り組みの中で気がついたことのうち、特に教育分野に関することを中心に、お話させていただきました。

 教育の分野でカラーユニバーサルデザインの導入への取り組みを進めていくためには、以下の3つがポイントになると思っています。

1.色覚検査の復活
 平成14年3月から学校保健法施行規則の改訂で色覚検査から検査項目から外されました。
 そのため、自分が当事者(色弱者)であることを気付かない児童・生徒もいると思いますし、学校の先生も把握していないのでフォローできない現状があります。

 また、先生が気づいたとしても、先生自体も知識がないので、しっかりとした対応できない(文部科学省が出している「色覚に関する指導の資料」という手引書がありますが、ほとんどの先生は知らないのが現状です)。

 40人クラスの半分が男子とすると、統計的にはクラスに1人は、色弱者の子どもがいるという計算になります。

 以前行われていた色覚検査は、大勢の前で行われたり、色弱者と判定された子どもに対して、その後、何のケア(フォロー)もされていないケースが多かったようです。(結果、差別につながるということで、廃止の動きになったとのことです)
 児童・生徒の状況を的確に把握し、対応するためにも、色覚検査の復活が必要であると考えますが、その前提として、検査の方法の改善や、その後のケアの方法をしっかり確立していく必要があります。

2.学校の先生の啓発、研修の必要性
 上でも挙げたように、平成15年に作成された文部科学省が出している「色覚に関する指導の資料」という手引書がありますが、実際の現場では、ほとんどの先生が知らないのが現状です。

 色覚検査の復活のためにも、先生方の認識と理解が必要です。

 法律で定められている初任研修や10年研修、またその他の機会に先生に対して行われている研修などの中で、色弱者(カラーユニバーサルデザイン)のことを学ぶカリキュラムを設けることはできないかと思っています。

 現在の研修制度における研修内容に関しては、大まかなメニューは国が示し、それに沿って、それぞれの学校設置者(都道府県や市区町村)が、具体的な研修内容を決定しています。
 研修項目として、国が示すメニューに加えたり、通達のような形で現在も行われている「人権」などを学ぶときに、一緒にCUDに関しても学ぶ機会を設けていく等、先生達の啓発と理解が必要と考えています。

3.カラーユニバーサルデザインに配慮された学習教材(教科書など)
 来春から使用される教科書の一部に、CUDに配慮されたものが使用される話しがありますが、教科書会社の自発的な取り組みであり、なかなか広がりを持って進んでいないのが現状です。

 昔の教科書は、ほとんど白黒でしたが、現在の教科書は昔に比べてはるかにカラフルになっているために、より深刻な問題になっています。
 教科書を作る際に、検定基準や指針のようなものに「カラーユニバーサルデザインに配慮する」という一言が入るだけでも、その取り組みが進むのではないかと思っています。

 ここで挙げた3つのことは、それぞれが独立したものではなく、密接に関係していること、また実現にあたっては、さまざまな単純ではなく、検討が必要なことばかりですが、少しでも実現に向けた検討が進めばと思います。

 笹木副大臣も大変熱心にお聞きくださり、その場で文部科学省の方にお電話をされて現状をご確認いただくなど、カラーユニバーサルデザインに関してご理解いただき、また問題意識も共有していただけたと思います。

 CUDの取り組みを足立区で進めることはもちろんですが、その中には足立区だけでは変えられないこともあるのも現状です。
 足立区などの地方自治体でできること、国ができることなど、さまざまな課題ごとに、検討を進めていきたいと思います。

 本日は、江田五月先生、笹木副大臣には、貴重なお時間を頂き、大変感謝しております。
 大変、有意義な意見交換ができたと思いますし、今後、実現に向けてさらにお力添えやアドバイスをいただきたいと考えています。
 江田五月先生、笹木竜三先生はじめ秘書の皆様、本日は本当にありがとうございました。