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建設委員会 放置自転車再生利用の拡大について

 今日は、足立区議会で建設委員会が開かれ、放置自転車再生利用の拡大について行政からの報告がありました。
 回収され、引き取り手のない放置自転車の有効活用については、昨年の代表質問で提案をさせていただいています。 (詳しくは、2010年10月25日の代表質問の記事をご覧ください。)


 足立区における撤去自転車の撤去台数は、一年間で平均28000台、そのうち引き取り手のない放置自転車の処分台数は20年で9656台、平成21年で、8759台と多く、これらを鉄くずにした場合の処分費用は区の財政を圧迫します。

 現状は、引き取り手のない自転車の中で、再利用可能な自転車を区の公用自転車としたり、区内の自転車商組合に無償で譲り渡し、整備した自転車を区民等に安価で販売されています。

 昨年の代表質問では、引き取り手のない自転車を無償で譲り渡すのではなく、入札により業者に販売したり、格安で区民向けに販売したり、一部をNPOや公益活動をしている団体に譲り渡す、また、恵まれない発展途上国への寄付など、区のPR活動の素材や区の財政に少しでも寄与するような利用の仕方は出来ないかを提案しました。


 区では、今年から、区が撤去し破砕処分している自転車のうち、再利用可能なものを、区民向けリサイクル自転車として1台あたり1000円の有償で自転車商組合の譲渡することになりました。
 来月から130台程度の試行的な実施を行い、23年度には、年間400台程度にまで拡大し、放置自転車再生利用を進めていくことになりました。

 私が代表質問で提案をさせて頂き、自転車商組合に今まで無償譲渡していたものが1台1000円と有償で譲渡され、区の財政面では多少なりともプラスになったのではないかと思います。


 また引き取り手のない自転車を、区の財産だからといって、とにかく誰かに売ればいいというものではありません。
 組合に譲渡されるものとは別に、一部は区の公用自転車として再利用されているようですが、区の所有とするだけでなく、区内で一定の公益的な活動をしているNPO等にも無償または格安で提供することで活動を応援するなど、さまざまな活用の仕方はあると思います。


 引き取り手のない自転車というのは、「やっかいもの」のイメージですが、発想を転換して、足立区にとってプラスになるよう、アイデアを出し、有効に活用できるよう今後も検討をしていきたいと思います。