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福島から避難 東京武道館の様子

 本日もお昼頃、震災の避難所となっている東京武道館に行ってきました。
 現在125世帯、344人(男性178人・女性166人)の皆様が避難生活をされています。
 当初からの累計ですと187世帯461人の方々を受け入れていらっしゃいます。

 当初は原則として東京武道館での支援物資の受け付けは予定されていませんでしたが、東京武道館にお持ちになられる方々も多く、東京都の方で、東京武道館での受け入れも開始してくださったとのことです。


 本日は、シャワー室など拝見させていただきましたが、女子更衣室の中に9部屋のシャワールームが設置されていました。

 また、本日は運営されている東京都の職員の皆さん、足立区役所から派遣されている皆さん、そして避難されている皆様ともお話をさせて頂きました。
 避難されている皆さんは、避難所の提供や支援物資などにとても感謝されていました。

 その中で、買い物や洗濯、銭湯などへの移動手段についてのお話もありました。
 この件に関しましては、先週末の時点で足立区として自転車を無償でレンタルできないか区の担当者に相談させていただいています。

 また、床に敷かれているのは柔道用のマットのため、長時間横になるには、やはり硬さがあり寝苦しさなどもあるという方もみえました。
 皆さんの疲労もたまってきていますので、きめの細かいケアが必要です。


 また、私が気になるのは、やはり子ども達のことです。
 本日拝見したところ、廊下などには本や折り紙が置いてあり、子ども用のビデオも観れるようなスペースも設置されていました。
 ただ、数や種類に限りがあるので、継続的に子ども達の遊ぶことができる工夫の必要性を感じました。

 そこで、都の担当課長に第2武道場など現在使われていない武道館内の施設を開放して、子どもの遊び場にできないか提案をさせて頂きました。
 都の担当者のお話では、同じく使われていない弓道場を開放して体育指導員のもと、運動ができないか検討されるようです。

 避難施設の中に子ども達がずっといることは、健康面にも精神面にも悪影響を与えると思われます。
 例えば近接する綾瀬児童館の開放や綾瀬小学校、東綾瀬中学校のグランドを開放して頂くことなど、足立区役所の方にお話をさせて頂いております。


 また、子ども達が遊ぶスペースも大切ですが、それをしっかり見守るスタッフも必要になってきます。
 例えば、現在は放課後子ども教室は休止されていますが、足立区で放課後子ども教室の指導員をされている皆様に、この春休みの間も、東京武道館にいる児童生徒のケアをしていただける体制が取れないか、区の担当部署の方と検討をさせて頂きたいと思います。



 明日から、地元のティップネスでは、避難者を対象に毎日人数限定でアスレチック、プール、お風呂など無料開放をしてくださるそうです。
 また、地元の不動産屋さんのスタッフの方から、自分たちでも何かできることがないかとの相談もいただいています。

 地域の皆様、地元の企業の皆様の温かいご支援・想いが東京武道館で避難生活をされる方々に、確実に届いていると実感しました。


 食料や衣料など生活に必要なものはもちろんですが、それ以外にも避難されている方々が必要とされるものは、日々、変化していくと感じました。

 今後も、こまめに足を運び、いま何が必要とされているのか、今後、何が必要となっていくのかを自分の目で確認したいと考えています。
 その上で、担当部署の皆さんと協議・検討を重ねながら、避難されている皆様のご負担を少しでも軽減できるよう取り組んでいきたいと思います。


 最後に、避難されている方のご苦労をお察しいたしますとともに、避難所の運営をされています職員の皆様、ボランティアの皆様に、心から敬意を表します。
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東京武道館には、日に日に、避難されてくる方も増えています。


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子どもたちのために、絵本や折り紙などがありました。


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情報掲示板には、近隣の医療機関の情報があります。


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銭湯マップもありました。