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2011マニフェスト・サミット②

 今日は昨日から行われているローカル・マニフェスト推進議員連盟主催のマニフェスト・サミット2日目です。
 今日は午前に行われた講演会を聴きに行ってきました。

 講演は、昨年私と一緒にマニフェスト大賞 最優秀政策提言賞を受賞された神奈川県会議員 菅原直敏氏の「議会改革の処方箋~議会改革50の提案~」です。

 菅原さんのお話では、この提案書を作成する経緯として、日本の地方議会の惨状があったそうです。

 行政依存体質・・・議論がない。質問を行政職員が作って
           いる。発言をしない議員がいる。
 恣意性・密室性・・・議長・副議長のたらいまわし。
           公開しない会議の存在。
 非効率性・・・行事化した視察。


 これは、決して一部の地方議会だけの話しではないと思います。


 菅原議員は大和市議会議員を1期され、現在神奈川県会議員2期目です。
 市議会議員1年生でこのような現状を垣間見て、大変驚かれたそうです。

 そこで、今回の提案書を作成するに当たり、46都道府県を含む100以上の地方議会を調査したとのことでした。
 菅原議員は政策提言型議会を目指されています。


 確かに私も、菅原議員と同じように感じたことがあります。
 例えば、足立区でいえば、議長・副議長は慣例化した1年ごとの交代制。
 視察も調査事項によっては、宿泊までしなくても近場でよいのではと思ったり、一日数時間の視察の予定しか入っていないスケジュールだったこともあります。

 また、足立区議会はいまだに、インターネットなどを利用して区民の皆様に委員会の議事録を見ていただくことも出来ません。(本会議の議事録は公開されています)


 区民の皆様のための区政を行い、区民の皆様の目線での政策・事業を提案していくことと同時に、それを議論する区議会のあり方、私たち区議会議員の意識も変えていかなくてはいけないと考えています。

 一人ひとりの議員が区民の皆様のために活動し、区民の皆様がその成果を享受し、正当に評価することが出来ことが必要です。
 そして、そのことが結果的に議会にも区政にも緊張感を与え、よりすばらしい住民サービスにつながると思います。


 足立区議会の改革に向けて、より多くの皆さんと意見を交わし、議論を深めていきたいと考えています。
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菅原神奈川県会議員の講演。