厚生委員会 傍聴:ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業
産業環境委員会に引き続き、厚生委員会の傍聴にも行ってきました。
今回、綾瀬駅周辺地域の街づくりを進めるために「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業(東京都福祉保健局主管)」の指定申請を行ったとの報告がありました。
ユニバーサルデザインの視点から総合的に整備する市区町村に対して東京都が補助を行う事業に申請をしたということです。
申請地区は東京メトロ綾瀬駅を起点として都立東綾瀬公園、東京武道館を含む区域となります。
具体的には、道路、歩行者系案内サイン、自転車駐車場等の整備、障がい者や利用者とともに行うバリアフリー点検など、ハード・ソフト両面からユニバーサルデザインの取り組みを進めていくそうです。
整備の基本方針として以下の3点です。
1、東京武道館アクセス路のバリアフリー化
・周辺道路のバリアフリー化:誰もが安全・快適に通行できる歩車道改修整備
(視覚障がい者用誘導ブロック敷設、段差解消、歩車道舗装改修等)
・東綾瀬公園のバリアフリー化:公園内園路のバリアフリー補修
(東京都施工)
2、綾瀬駅周辺主要施設の環境整備
・歩行者系案内サインの整備:ユニバーサルデザインに配慮したわかりやすいサイン整備
(歩行者系案内サインの設置・バスサインの整備)
・トイレのバリアフリー整備・美化:誰もが安全・快適に利用できるトイレの改修整備
(東綾瀬公園トイレ及びトイレサインの改修)
・自転車駐車場の整備:安全な歩行空間創出のための自転車駐車場整備
(東綾瀬公園内への自転車駐車場整備)
・綾瀬駅構内のバリアフリー化:綾瀬駅構内下りホームへのエレベーター設置
(東京メトロ施工)
3、官民協働によるユニバーサルデザインの推進
・商店街の活性化・魅力向上:地域との協働による綾瀬駅周辺の活性化と環境整備
(地元管理によるプランター設置、路面表示ステッカー設置(違法駐輪対策の効果のあるもの)
イルミネーションサンアヤセ)
・バリアフリー事前・事後点検:地域と一体となった整備個所の点検実施
(施設整備への反映と検証)
また、竹ノ塚駅東口周辺地区におけるユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業の地区指定についての情報連絡もありました。
今年6月に申請した東京都ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業補助金について、東京都から地区指定が許可され、今後、平成23年度から25年度の3か年で382,205千円(3か年の予定金額、補助割合2分の1)の申請金額で行われることになりました。
私はこれまで、議会で何度もユニバーサルデザインの街づくりを提案し、担当部署の職員の皆さんと協議をしながら進めていました。
今回、竹ノ塚駅東口周辺地区だけでなく、綾瀬駅周辺の事業計画も、この申請が通れば、まさに私が常に提案しているユニバーサルデザインの街づくりの取り組みが足立区内の複数の地域で同時に進むことになります。(すでに西新井地域は取り組みが進んでいます)
このように次々と目に見える形でユニバーサルデザインへの取り組みが進んでいくと、とても嬉しく、また励みにもなります。
今後もさらに議会で提案をし、より完成度の高い、使う人の目線での整備が進むよう注目していきたいと思います。