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文教委員会 「おいしい給食推進事業の取組結果」、「足立はばたき塾事業開始」

 今日の文教委員会では、「おいしい給食推進事業の取組結果」と「足立はばたき塾 事業開始」についてのご報告を受けました。

 平成23年度おいしい給食推進事業の取組結果についての報告の中で、残菜率の変化について学校間での格差があるとの内容でした。
 今後、高止まりしている学校の実態を検証していくそうです。

 おいしい給食事業で、子ども達が学校の給食を楽しみにすることも喜ばしことですが、以前から指摘していますが、本来の食育の観点から考えると、楽しくおいしい給食を食べるだけでなく、たとえば、貧しい国の給食の実態もあること、日本では給食も含め、多くの食べ物が捨てられていることなどを合わせて指導すべきと考えています。

 この点については、学校指導室長より「今後、道徳の時間を通じて指導をしていく」との見解を頂きましたが、「おいしい給食」と組み合わせてこそ、食育の効果も期待できる面もあると思います。
 今後の動向をみたいと思います。


 「足立はばたき塾」事業開始については、今回、4月14日に学力診断テストがあったそうです。
 この「足立はばたき塾」は、成績上位で学習意欲も高いが、経済的理由などで学習機会の少ない中学生を中心に参加者をつのり、民間学習機関を活用して勉強会を実施するものです。

 講義は区立千寿本町小と島根小で実施されます。今回は申込者126名、合格者86名、不合格者40名との結果でした。
 今回は不合格者だった子ども達にも特別に指導を行っていくとのことでした。


 現在、各中学校では、基礎学力の向上に力を入れており、学力が芳しくない子どもを対象として補講などを行っています。
 これとは別に、成績の上位者にある意味トップ教育を受けさせるというものです。


 私は、公教育である以上、特定の人を対象とした学習方法ではなく、希望すれば他の児童・生徒にも同じように機会はあたえられるべきだと考えています。
 勉強の苦手な子には補習授業、得意な子には今回の「足立はばたき塾」を行うのでしたら、同時に学力の中間層の子ども達にも同じような勉強の機会を与えるべきとの指摘をさせて頂きました。

 子ども達にも得意不得意があり、それぞれの子どもにはそれぞれの個性があるので、「結果の平等」は求めませんが、「機会の平等」は公教育の場においては必要だと思っています。