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予算特別委員会の内容⑤(3月7日)【ユニバーサルデザインについて・PARTⅢ】

今日は、3月7日の予算特別委員会の内容「ユニバーサルデザインについて・PARTⅢ」です。

今回、ユニバーサルデザインの質疑が長かったため、3回に分けて掲載させて頂いています。

昨年、足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例が作成されましたが、今後はハード・ソフト面を効果的な手法で運用することが重要です。また、区民の皆様にユニバーサルデザインヘの理解と促進を進めていくためにも、ありとあらゆる手法を考え、それを活用しながら、多角的な取り組みを区として積極的に進めていくことも必要と考え、提案をしました。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

 

<長谷川たかこ委員>

次に、広くユニバーサルデザインについてご質問をさせていただきます。

区職員がユニバーサルデザインを理解し普及することが最も大切です。区職員自らがユニバーサルデザインを理解し、一人一人が普及啓発できるような研修の充実を強化していただきたいと思います。

例えば公共施設のバリアフリーチェックや先進施設の見学、職員セミナー、UDハンドブックの作成や自分たちの職場でユニバーサルデザインの推進の意識啓発を行うことや、庁内イントラを活用した情報発信を行うなど、徹底した取り組みを行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 <ユニバーサルデザイン担当課長>

ユニバーサルデザインについての職員への意識啓発といいますか、そういったものについては、推進計画の中でも非常に重要な位置になってくると思います。

今、委員のお話にございました施設のバリアフリーチェックとか庁内イントラの活用、そういったものについて、それらの職員の意識啓発に関する個々の内容については、推進計画をこれから策定してまいりますので、その中で検討していきたいと思います。

 <長谷川たかこ委員>

また、区民向けに庁舎内パネル展示や講演会、シンポジウム、イベントなどを積極的に行っていただきたいと思いますが如何でしょうか。

 <総務課長>

講演会については、昨年12月第1回目を実施しまして、今年5月には第2回目を予定しているところでございます。今後は、シンポジウムとかイベントなどによる情報発信については、ユニバーサルデザインの推進計画づくりの中で検討していきたいと考えております。

 <長谷川たかこ委員>

是非、こちらの方も積極的に行っていただきたいと思います。さらに、ユニバーサルデザインの取り組みをシティプロモーション課が区民に向けて効果的な手法で情報発信をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 <政策経営部長>

具体的に条例ができて、新年度から推進会議、外部委員も入れた推進会議が立ち上がって、具体的に動き始めるというところでございますので、そういう内容も含めて、ホームペー ジ等媒体を使って積極的に発信してまいりたいと考えております。

 <長谷川たかこ委員>

是非、お願いしたいと思います。その際に、区民の皆様に興味と愛着を持っていただけるように、区のユニバーサルデザインのキャラクターをつくって、区民に向けて公募してみ てはいかがかと思いますが、如何ですか。

 <ユニバーサルデザイン担当課長>

当区におきましては、既に多くのキャラクターがいっぱいあるわけでございます。このキャラクターにつきましては、ユニバーサルデザインの普及啓発といったところに向けて、それ相応の活動の一環として、本当に必要なのかどうか、その辺をよく考慮した上で、今後、推進計画をつくる中で合わせて検討してまいりたいと思います。

 <長谷川たかこ委員>

世田谷区では、ユニバーサルデザインのイメージキャラクターとして「せたっち」というおサルさんのキャラクターがありますが、それとユニバーサルデザインとは全く違った形で、杉並区の方では区民公募で「なみすけ」というキャラクターがつくられて、それが成功をおさめています。是非足立区としても、区民の皆さんに興味と関心を持っていただけるようなユニバーサルデザインのキャラクターを区民公募でつくっていただければ、必ず私は成功すると思いますので、積極的に考えていただきたいと思います。

また、ユニバーサルデザインの推進計画を策定するに当たって、他者に対する気づきと思いやりの心を育むために、生涯学習や小中学校の教育活動などにユニバーサルデザインの学習をする機会を設けてはいかがでしょうか。

 <ユニバーサルデザイン担当課長>

これも来年推進計画をつくってまいりますけれども、この策定に当たって、さまざまな機会を通して、区民の皆様にユニバーサルデザインについて理解を深めていけるような、そんな仕組みづくりを考えていきたいと思っています。

 <長谷川たかこ委員>

是非、お願いしたいと思います。また、積極的に意見を発信することができない区民の皆様、利用者のためにも、多様な手法を用意して、多くの声なき声に耳を傾けることが私は大事だと思っております。現在、区民の声の相談窓口がありますが、それとは別にユニバーサルデザインに関する相談窓口を今後、開設してはいかがでしょうか。

 <ユニバーサルデザイン担当課長>

ご質問のありました相談窓口についてでございますけれども、現時点ですぐに設置するという考えはございません。まずは庁内において来年度ユニバーサルデザイン推進会議、あと庁内でもその推進体制が組まれますので、しっかりと庁内のその推進連携体制を構築して、ユニバーサルデザインに関する意見を集約していきたいと思っております。

 <長谷川たかこ委員>

段階的な部分があるかと思いますが、是非とも区民を参画させるという方向性を持って、「声なき声」を足立区として拾い、それを政策の中に盛り込んでいただきたいと思います。

ユニバーサルデザインヘの理解と促進を進めていくためにも、ありとあらゆる手法というものを活用しながら、多角的な取り組みを区として積極的に今後進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。