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第1回足立区ユニバーサルデザイン推進会議 傍聴

今日は、第1回足立区ユニバーサルデザイン推進会議の傍聴に行ってきました。

足立区ユニバーサルデザイン推進委員は、以下の通りです。

足立区職員3名 総務部長・福祉部長・都市建設部長

学識経験者2名 日本大学理工学部教授 八藤後猛先生・東京電機大学未来科学部准教授 山田あすか先生

区民公募2名

事業者代表4名

区内関係団体代表者4名です。

また、事務局は、

都市建設部ユニバーサルデザイン担当課長・都市建設部企画調整課企画調整担当係長・都市建設部企画調整課企画調整担当の皆様で組織されています。

日本大学理工学部教授まちづくり工学科の八藤後猛先生から、「ユニバーサル・デザインが市民生活にもたらすもの―屈辱感を与えないデザイン―」という講話がありました。

1960年代に北欧諸国(スウェーデンなど)から始まった障害者政策として、ノーマライゼーションという考え方を持つことで、障害者と健常者の生活状態の差をなくし、社会生活を行う上で、障害者にも同様の生活水準を保障することが重要とのお話しがありました。

確かに、社会福祉をめぐる社会理念の一つとして、障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿でもあります。

また、平成18年12月に施行されたバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)の話しにも触れられていました。これは、高齢者と身体障害者に加え、新たに、知的障害、発達障害、精神障害のある方も含む、すべての障害者が対象となることが明確化されています。

国土交通省では、知的障害、発達障害、精神障害のある方が安心して移動や施設利用ができる方策を検討しています。

精神障害者の団体からは、電車移動が困難な人たちがいるため、作業所を各地域において欲しいという要望を受けています。私もこの分野については、日頃から大変興味を持っており、今後、さらにこの分野でも研究をし、掘り下げていきたいという思いでいます。

ユニバーサルデザインは、全ての人にとってやさしい、暮らしやすいものです。

この推進会議を通して、皆様のご意見をしっかりと私も精査しながら次の政策につなげていきたいと思います。そして、少しでもその理想に近づけるよう、その取り組みをさらに進め、足立区から強固に構築していきたいと思います。