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ディスレクシア 読み書き困難症・学習障害LD

「ディスレクシア」私はこの言葉を初めて聞きました。

知的な発達性の遅れはないのに、読み書きが著しい学習障害LDの一つです。
知的能力には全く問題はなく、言語以外の分野で非凡な才能を発揮する人が多くいます。海外では、このディスレクシアを公表している有名人が多く、俳優のキアヌ・リーブスやトム・クルーズ、リチャード・ブランソンなどもその一人です。

今日初めてお会いした、美んさんもその一人です。
イイトコサガシの冠地情さんのご紹介で、知り合いました)
23歳の時に得意だった絵と英会話でロンドン芸術大学に見事合格をされ、そこで教授からディスレクシア・読み書き困難症と告げられたそうです。

13年前のイギリスでは認知度が高く、すでにこの障害に対する適切な指導が学校の中では行われていたそうです。
この頃の日本では、この障害は全く知られておらず、美んさん自身も全く無自覚のまま過ごしてきたそうです。
ただ、何故自分が一生懸命頑張っても成績が上がらないのか、読み書きに時間がかかるのか、など文字の間違いやうっかりミスが多いことに悩み、苦しんでこられたそうです。

2006年の学校教育法施行規則の改正により、ディスレクシアを含む学習障害や、注意欠陥・多動性障害などの発達障害の児童、生徒が支援教育の対象に含まれるようになり、文科省は通常学級で授業を受け、その障害に応じて特別な指導や支援を通級指導教室で受けられるようにしました。
文科省の調査では2002年の全国公立小中学校4万人を対象に調査を行った結果、知的障害はないものの読み書きに著しい困難性を伴う子どもが2.5%(約1千人)いるとの報告がありました。また、全国には小中学生に高校生を併せると35万人~50万人にその可能性を持っている子供たちがいるそうです。

しかし全国的に数が多いであろうディスレクシアの子ども達に対する指導が具体的には進んでおらず、またその数も把握されていません。先ずは早期に学校の現場で発見し、早期支援が必要となってきます。また、その指導に当たる教師の育成も重要です。

美んさん曰く、
「私は自分の障がいの正体がわからないまま大人になってしまった」

でもこの障害がわかった時に、
「誰かがやらなくては他の人が助からない」
そう思ったそうです。

「誰かがやらなくては他の人が助からない」
この言葉を聞いて、私は胸が熱くなりました。

この6年間の議員生活で、私も同じ想いで無我夢中で政策立案し、実現してきました。

私がライフワークにした「(カラー)ユニバーサルデザイン」「発達障害」もその一つです。

気付きを得た人間が、その気付きからどれだけの支援策を構築することできるか。
悩み、苦しむ当事者の気持ちがわかるからこそ、実質的・効果的な支援を立案し、構築することができます。

同じような思いで動いている美んさんや冠地情さんのような心ある方々とこれからも一緒に、私は「国を変えていくだけの働きかけを全力で行いたい」と強く思いました。



Photo1

映画の主人公でもある美んさんです!足立区でも上映をしたいと思っています。

美んさん

明るくて、パワフルな素敵な美んさんです!