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発達障害当事者・家族支援の構築に向けて⑩~大分県発達障害者支援センターECOL 視察写真

大分県では県内全域で発達障がい者の早期発見・早期連携・早期支援体制を確立し将来的な自立の道を開く手立てを改革しています。
発見・連携・支援の遅れは→小1プログレム※→いじめ→不登校→引きこもり→社会不適応→生活保護→自殺
といった一連の負の連鎖を防ぐ第一歩であると考えられています。

※小1プログレム…小学校入学直後の児童に見られる問題行動。
授業中に落ち着いて話を聞くことができずに、騒いだり、立ち歩いたり、注意されると感情的になるなど集団行動がとれずに学校生活に適応できない。

平成22年6月1日より、大分県発達障がい者支援センターECOALが大分県内の方を対象に発達支援登録証を発行しています。この登録証は、大分県内で発達支援を必要とされている発達障害児・者(グレーゾーンで診断名がついていない場合にも可能)が、各市町村の中で適切な支援を受けられることを目的にイコールを始め、大分県発達障がい者支援センター連絡協議会や大分県発達障がい者支援専門員が支援をバックアップすることを保証したものです。現在の登録証の登録者数は43名との話です。

発達障がい者を育てる保護者は、切れ目のない一貫した支援を望んでいます。発達支援を必要としているけれども、関わる機関や担当者が変わるたびに、生育歴や配慮事項を説明しなければいけないのが大変であるとの現状から、個別の支援計画や支援の情報を共有することを目的にしたファイルが文科省より出されています。国では、この支援ファイルを各都道府県が活用するように呼びかけています。

発達のアンバランスなどから支援が必要とされる方、家族と関係機関との連携を円滑にし、より良い支援が継続されることを願って作られたのがこの支援ファイルです。

  本人の情報を関係者に伝えるのに役立ちます。
・乳幼児健診・就学相談のとき
・就園・就学・進学のとき
・医療機関や就労支援機関にかかるとき
     
DCIM0035

発達支援登録証。表

DCIM0036

発達支援登録証。裏

DCIM0032

発達荘支援ファイル。

DCIM0033

大学生・専門学校生の青年期の欄もあります。