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足立区辰沼小学校 ipadの活用授業 視察②

引き続き辰沼小学校の取り組みについての視察報告です。 学習障害(LD)の子ども達には算数でつまずく子ども達もいます。
仲野校長先生は元々は中学校の数学の先生だったということもあり、足立区の元気基金により勉強の進度がわかるDVDを作ったそうです。そのDVDを活用して子ども達の理解度チェックをしているそうです。

話しの流れの中には、所々に溢れんばかりの仲野校長先生のアイデが詰まっていて、仲野先生の話しに夢中になってしまった視察でもありました(笑)。

現在、辰沼小学校ではipadの活用が通常学級や特別支援教育の中で行われています。
ipadの活用については、平成23年7月に首都大学東京との共同研究の実施に伴ってipadが1台、この辰沼小学校へ導入された経緯から始まったそうです。昨年の6年理科では「月の満ち欠け」についての研究授業を行なわれたそうです。また、平成24年度足立区子ども元気基金事業の採択により、合計10台のipadが導入されました。今年の2月から4年生理科で活用され「植物の1年間」の研究授業が実施され、研究発表を開催したそうです。

ICT機器を活用することが、正しく情報を読み取り発信する力を育むことに繋がっているとの話でもありました。また、児童の興味や関心を高めることにも貢献しており学習課題を把握させ、思考を深化させ、知識の定着を図ることにもなるそうです。

この機器を活用することの最大のメリットは、直感的でシンプルな操作ができることであり、画面をタッチするだけで全ての操作が可能となる点です。

ipadは通常学級の中で、特別支援教育の視点から見たユニバーサルな教育という点からも、とても役立っているようです。また、教える教師側も教材を作成することが迅速にでき、様々なアプリケ―ションの中から必要なものだけを選んで活用することができます。

また、辰沼小学校の授業では電子黒板との併用もしています。デジカメや動画の機能がある為、体育の授業や理科の事業にも大変役立っているとの話でした。逆上がりの練習の時にも、このipadを活用して上手い下手の違いの見比べもしているそうです。

一斉授業では教科書を大型テレビに映し出しながら児童のノートをカメラアプリで撮影して、ワンタッチで大画面に提示し、児童の発表資料の保管に役立たせ、個別指導では、一問一答式のアプリケーションの特性を生かし、計算や漢字や社会では地名のクイズなどを入れて習熟させているそうです。
しかし、何分、通常学級では7台、特別支援学級では3台の設置なので、各班ごとの活用になっているそうです。

校長先生曰はく、生徒一人ひとりにこのipadを持たせて、効果的な授業を展開したいとの話しでもありました。 荒川区では来年の4月よりipadの本格化が始まり、かなりの台数が購入されるそうです(只今、資料請求中)。

仲野校長先生は、児童が楽しみながら学習ができるこのipadは、学習効果が高いと評価をされています。児童が一人一台持つことで様々な学びを方を一人ひとりの児童ができるようになってくるとの話しです。インターネットに接続する環境整備もさることながら、有害サイトに接続できないような具体的な配慮も行う必要性も同時にあるけれども、是非、全生徒に行き渡るような取り組みが出来ればと熱くおっしゃっていました。

何よりも、高い学習効果と子ども達が興味と関心を持って授業に取り組むようになったとの話しからも、東京23区でのipadの活用率を先ずは私の方でも確認してみたいと思います。
私立小中学校などは、ipadを全面的に活用している学校もあります。
発達障害特性を持つ子供たちにとってはこのipadの活用は大変効果的なものだと言われています(視覚化によるアイテムの一つ)。

後日、実際に辰沼小学校で行っているipadの取り組みを視察させて頂くことになっています。

よろしくお願い申し上げます。



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ipadです。

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都道府県や東京都の位置を覚える
学習アプリ。