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成果報告:足立区初、発達障がいの理解・啓発リーフレットの作成、配布がされました!

この度、発達障がいの理解啓発リーフレットが作成されました!
発達障がいへの正しい理解と支援のための、区民及び関係機関啓発用のリーフレットです。このリーフレットを活用し、関係機関へ配布することで発達障がいを周知させ、相談支援に繋げていく試みです。
このリーフレットは、福祉事務所、保健総合センター、こども支援センターげんき、区内の高校や大学、区内企業、若者サポートステーション、区内医療機関等に配布されます。
所管は、障がい福祉センターです。

私は、平成25年度12月4日の第4回定例会の代表質問で、多岐にわたる発達障がいの家族支援について政策提案をしました。この発達障がいに関するリーフレットの配布もその一つとなります。

足立区では、このようなリーフレットは初の試みですが、他の自治体ではすでに成されているものであり、さらに内容の濃い冊子も作成されている状況です。埼玉県では「青年期・成人期の発達障害を理解し支援を広げるサポートブック」を作成しており、広く啓蒙活動を展開しています。
発達障がいは、生まれつきの障害であり、脳機能の発達に関係するものです。この発達障がいのために、困難のある子どもの割合は6.5%~20%の幅のある障がいで、特別な障害ではありません。

現在、知的障害を伴わない発達障がい特性のある「生きづらさを抱えた人」に対する社会的な問題が提起され、クローズアップされています。今まで見過ごされてきた発達障がい特性がある「生きづらさを抱えた人たち」に対する支援策は、国はもとより、各自治体においても明確なものがないに等しい状況でした。早急に、幼児期はもちろん青年期・成人期においても、早期に発見し、支援につなげることが重要です。また、生涯を通じて一貫性ある支援体制の構築も重要であり、このため、福祉や教育、就労支援等の分野など多岐にわたる相互連携のあり方が問われます。
この問題が解決できれば、学童期における学力向上、若年者などの就労問題、引きこもり、生活保護受給世帯の増加、家庭内での虐待や暴力、2次的な精神疾患(鬱や人格障害等)、自殺など様々な面での諸課題の抑止につながります。

この見えにくい・理解されにくい障がい、「発達障がい」が今回の足立区の取組みによって、一人でも多くの区民の皆様に知って頂くことで、発達障がいを持った人に対する理解者が増えることを願ってやみません。

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発達障がいの理解と支援のためのリーフレットが出来上がりました。

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見えにくい障がい特性を、周囲の皆が理解することが重要です。

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発達障がい特性の生きづらさを軽減するヒントが書かれています。

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その8つの生きづらさの事例がこちら。一人で抱えずに、安心して話ができる相談者や理解者を見つけることが重要です。