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足立区議会民主党会派視察③福井県坂井市「情報ウェブマップの取り組み」について

民主党足立区議会の会派で行った視察の3日目のご報告です。

最終日は、福井県坂井市に行ってきました。ここでの視察は、「情報ウェブマップ」「学校受水槽緊急遮断弁の取り組み」についてです。

福井県坂井市では、市内の様々な位置情報を市のホームページの電子地図で公開し、「情報ウェブマップ」が国土地理院の電子国土賞を昨年受賞されました。当初はAEDのある場所や避難所の位置情報だけだったのが、今では洪水・土砂・津波などのハザードマップや公共施設、公共交通、観光や史跡名所や市道情報などのメニューを充実させ、掲載されています。

坂井市はコストを掛けずに国土地理院の既存のものを活用し、様々なメニューを掲載することで、市民に役立つマップを作成しています。例えば、市内の歴史を理解してもらう一つのツールとして古地図活用プロジェクトを発信しています。現代に残っている丸岡城とその城下町を描いた絵図や史実を基に復元された写真などを歴史的資料の画像データーに位置情報を付与し、現在の電子地図に重ね合わせ、所蔵されている歴史的資料を身近なものとして市民に公開をしています。歴史ある坂井市を知る教材として、活用してもらうことを目的として作られているそうですよ。

また、洪水・土砂・地震ハザードマップなどでは、防災への関心の向上と被害の軽減に役立つよう、作成をされています。

都市計画総括図においては、事業者が必要とする情報で問い合わせが多く、事業者からは高い評価を得ているそうです。

今年は、このウェッブサイトを活用して、学校で安全マップを作る授業を実施していますとのお話でした。子どもや親の目線で身近な地域の安全情報を地図上に整理して、その情報を地域の皆で共有し、安全の向上を図ることは大切な取り組みです。私も以前からこの取り組みを足立区で進めたいと思っています。
足立区では、安全マップについては学校教育には取り入れられていますが、実際保護者の目に行き届いていない学校も多く、各学校間のみの取り組みとして任せているのが現状です。保護者の立場から言えば、足立区でも坂井市のように、子どもや地域住民の参加に基づく安心・安全マップを作成し、住民参加型の街づくりマップをホームページ上に掲載してもらいたいものです。地域住民の皆様の力を借りた、子どもの見守りや地域の安全が把握できる、坂井市のような取り組みを足立区もぜひ進めるべきだと思っています。

如何に区民の皆さまに役立つものを整備していくか、今回の坂井市の行政視察では大変勉強になりました。情報ウェブマップを活用した、地域の安全や防災に関心を持ってもらう仕組みづくりを足立区でも整備して行きたいと思います。

担当者の皆様には、いろいろと丁寧にご説明を頂き大変勉強になりました。
本当にありがとうございました。
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坂井市役所前で記念撮影。