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災害・オウム対策調査特別委員会 神田川・環状7号線地下調節池 視察

今日は災害・オウム対策調査特別委員会が午後行われ、委員会閉会後に中野区中野にある神田川・環状7号線地下調節池の視察に行ってきました。

神田川は、三鷹市の井之頭池に源を発し、途中、善福寺川、妙正寺川を合わせて、新宿・豊島・文京の区境を東流し、さらに水道橋駅付近で日本橋川を分派したのち隅田川に注ぐ、延長24.6㎞の一級河川です。水害が多発する 神田川の環状7号線地下調節池として、神田川中流域の水害に対する安全度を早期に向上させるために作られました。ここでは、川から洪水を取り入れ、地下のトンネルまで導き、取水施設から流水した水を貯留し、流水し護岸沿いの超流堰、地下に水を落とす立坑、トンネルへ導水する連絡管渠、排水ポンプ、換気施設、流入や排水設備等の運転操作や監視制御を行う整備がなされています。

平成25年10月末までに34回の流入があり、下流域の浸水被害軽減に大きな効果を発揮しているそうです。
平成16年10月の台風22号の際には、神田川中流域に多大な浸水被害をもたらした平成5年の台風11号時とほど同じ規模の降雨があったにもかかわらず、護岸整備及びこの環状7号線地下調節池の洪水貯留効果により、浸水被害は激減したそうです。

スッタフから一通りの説明を受けた後に、約43メートル地下の調節池にエレベーターで降りました。ビル11階ほど下にあります。トンネルの長さは約4,5㎞。
実際の現場では、一定の温度が保たれており、少し肌寒い感じでした。中に入るときは、ディズニ―ランドのスペースマウンテンのアトラクションに入るような感じでしたよ(笑)。

今回の視察で、洪水から東京を守る“地下のトンネル河川”を見ることができ、大変勉強になりました。
洪水の被害を防ぐために、このような方法で私たちの生活は守られているんですね。

ご丁寧に対応をしてくださいました東京都第3建設事務所の皆様、そして視察の際には色々とお気遣いくださいました役所の皆様、本日は本当にありがとうございました。

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施設内の模型です。

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トンネルへ導水する連絡管渠、排水ポンプ、換気施設、流入や排水設備等の運転操作や監視制御を行うところです。

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川からの水がここから流れ落ちてきます。

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トンネル内部です。