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厚生委員会 中国残留帰国者に対する「インフルエンザ定期予防接種」送付方法について

本日、厚生委員会が行われました。
今回は、報告事項の中にありました「インフルエンザに係る定期予防接種の単価改訂について」ご報告します。

定期接種であるインフルエンザ予防接種のワクチンの単価が改定されました。それに伴い、区民の自己負担額が2200円から2500円に変更されます。
生活保護受給者及び中国残留邦人の支援給付受給者は、自己負担金免除です。

定期接種の対象者は、足立区に住民登録のある65歳以上の人、60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器等の機能障害及び免疫不全の障がいのある身体障害者手帳1級の人です。

接種方法は、区から送付された予診表を持参のうえ、同封されている一覧表の指定医療機関で接種を受けることなります。
接種期間は平成27年10月1日から平成28年1月31日迄です。

今回、厚生委員会で帰国者の皆様に送付した予診表の中身について多言語対応が出来ているのか、担当部署である衛生部に質問をしました。
送付された内容は一般区民と同じもので、日本語対応で送付されていました。つまり、多言語化されていない事実が判明しました。さらには、区の回答では、日本語が理解できない方々については、ホームページでご覧いただき予防接種にお越しいただきたいとの話でした。
ご高齢の方々に対して、パソコンを使用することを前提とした通知方法自体があり得ない話です。帰国者の皆様はもとより、日本語を第1言語としない方々に対して、区がとったやり方は100%内容をご理解頂くものにはなりません。
そこで、多言語対応した内容の通知に今後、努めて頂くよう要望をし、また、厚生委員会終了後、中国残留帰国者の直接の担当部署である援護課に話をしに行きました。

数日後には、援護課で区が定期的に発行している※「故郷」に多言語対応の内容で、定期予防接種の内容を掲載し、足立区に居住している141世帯215名(平成26年12月現在)の中国残留帰国者の方々に郵送をして下さるそうです。

※私は2009年2月の定例会で「中国残留帰国者」の皆さんへの施策について提案をさせて頂きました。2009年から「帰国者だより・故郷」が定期的に発行されています。

帰国してからも日本語が不自由である為に、中国残留帰国者の皆様は、社会生活上さまざまな不自由を受けています。

足立区で、帰国者の皆様の老後が安心して生活できるよう、「足立区に暮らす全ての人にとって優しい街、安心して暮らせる街づくり」でなければなりません。

これからも、関係部署の皆様と連携を取りながら、きめの細かい支援策を足立区から進めて行きたいと思います。



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2009年(H21年)から定期的に発行している「帰国者だより・故郷」です。