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2016年第1回足立区議会定例会 一般質問の内容②【「乳幼児期からの切れ目のない発達支援・待機児童問題」について】

引き続き、一般質問の内容をご紹介します。
今日のテーマは「乳幼児期からの切れ目のない発達支援・待機児童問題」についてです。

通常の保育園も待機児が出ている中で、発達障がい特性がある子供達に対する区内の療育機能を兼ね備えた児童発達支援室の待機児童数は年々増加し、待機期間も延長している状況です。

足立区第4期障がい福祉計画の中には、発達障がい特性のある児童に対する待機児の問題や早期発見の重要性が問われているにも関わらず、区として、その具体的な課題やプランが記載されていません。

現在、民間事業者からも児童発達支援センター「あしすと」の拡充が求められていますが、区は政策決定をしていないので拡充をする予定がないと今回の議会で答弁されました。

区の待機児童数を見ても、そのようなことを言ってる場合でないことは明白です。そこで、民間事業者に委託をするか、もしくは「あしすと」を拡充するか、足立区第4期障がい福祉計画に盛り込めないのであれば、第5期障がい福祉計画に盛り込み、早急にその具体的な策を練ることが必要です。

今後も、委員会等でも発言し続けながら、その具体的な解決策を協議して行きたいと思います。

以下、代表質問の内容と、その答弁です。

 *****以下、議事録の抜粋(要旨)*****

<長谷川たかこ>

乳幼児期からの切れ目のない発達支援について伺います。

近年、区内の療育機能を兼ね備えた児童発達支援室の待機児童数は増加し、待機期間も延長しています。
足立区では、0歳から就学前の乳幼児が約4万人いる中で、文部科学省が示す特別支援教育が必要とされる対象児が全体の3.33%、発達障がいの可能性のある児童6.5%の人数を合算すると足立区で約4000人の乳幼児に発達支援が必要とされています。

しかし、支援を必要としている推定数4000人に対して、区として受け入れられる療育機能を兼ね備えた発達支援センターは2か所(足立区障がい福祉センターあしすと、うめだ・あけぼの学園)で、定員は150人です。区内には民間の児童発達支援事業所10か所(定員95名)もありますが、それを併せても、受け入れ可能数が極めて不十分な状況となっています。

現在の待機状況はここ3年間で急激に増えており、足立区障がい福祉センターあしすとでは、平成25年、26年度では、待機児童数が約140名弱の1年2ヶ月待ち、平成27年度では168名で2年1ヶ月待ちになっており、年々待機児童数が増加し、待機期間も長期化する傾向にあります。療育機能を兼ね備えた児童発達支援センター「うめだ・あけぼの学園」においても、平成27年度の待機状態にある児童数は102名です。「うめだ・あけぼの学園」では、待機児童数の増加に伴い受入数の定員の枠を増やしていますが、昨年は52名が対応できず、ここ数年、待機待ちの方々の中で辞退をされている方もいるそうです。

このような状況からみても「障がいの発見・気づき」後の早期対応が長らく待機という状況で療育支援につながらない方々が多く、足立区に置いては極めて不十分な現状になっています。

待機期間には親子での療育支援が受けらないため、相談から発見・支援につながるまで、親の不安感は計り知れないものがあります。

専門家からは、区として早急に整備を進めるよう要望が上がっています。

【問】

すでに「発達支援を必要とする子どもの発達支援機関利用の待機の解消」は現場レベルで解決できる問題ではありません。療育支援を必要とする親子に対して、区として具体的かつ早急な対応を講じるべき重要な課題と考えますが、「待機児童解消」をどのように区として目指していくのか、見解を伺います。

【福祉部長】

児童発達支援センターの待機児童解消についてお答えします。

児童発達支援センターの待機児童は増加傾向にあり、また待機期間が長期化していることは認識しております。しかしながら、直ちに施設が受け入れられる定員を増やすことは困難な状況でございます。

そのため、障がい福祉センターでは、待機児童対策として親子グループ指導を実施しております。これは、3週間ごとにグループで療育指導を行うものでございます。

また、障害児を受け入れている保育園等には心理士が定期的に巡回し、子どもの障がい特性を捉えた対応を園の保育士等に助言するとともに、各園で発達支援の核となる発達支援コーディネーターを育成しております。

今後も、保育園等関係機関と連携を取りながら児童発達支援に取り組んで参ります。

<長谷川たかこ>

「足立区第4期障がい福祉計画」には待機児の問題や早期発見、早期支援の重要性が言われていますが、その具体的な課題や目標、プランが記載されていません。

【問】

児童発達支援センターの拡充や民間委託も併せて検討し、「足立区第4期障がい福祉計画」に目標値やスケジュールを具体的に盛り込むべきと考えますが、如何でしょうか。

【福祉部長】

児童発達支援センターの具体的計画課についてお答え致します。

児童発達支援センターの拡充につきましては、政策決定している状況ではございませんので、「足立区第4期障がい福祉計画」にセンター拡充のスケジュールなどを盛り込むことは考えておりません。

しかし、待機児童対策は重要な課題でありますので、民間事業者との連携も含め拡充の可能性を検討して参ります。