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出産体験記「前駆陣痛」

今回、私の出産は1万人に1人の割合で起こる、羊水塞栓症と弛緩出血による大量出血で失血死寸前まで行きました。

20代で第1子第2子を出産した際にも出血量が多く、子宮収縮の経過が悪かったという経緯があります。

体質的なものと年齢的なものにより今回の病症に繋がったのかはよくわかりませんが、私の経験がこれから出産をする皆さんのお役に少しでも立てればと思います。

 

また、男性の皆さんにもこの記事を読んで頂くことで、女性の出産の大変さを少しでも理解して頂き、妊娠・出産をしたパートナーへの肉体的・精神的負担が少しでも和らぐ優しい言葉かけや思いやりのある行動を取って頂ければ幸いです。

 

<妊娠9か月38週5日目・入院>

妊娠9か月38週5日目の19時、自宅で夕食を取る前に強烈な子宮口の痛みを感じました。

 

ベッドで横になっても、起き上がる度にお腹に突き刺すような激しい痛みが継続してあります。本陣痛のような痛みの波が十数分毎にあり、「もう産まれてしまうかも!」と感じて、夫に病院に電話をしてもらいました。

この間、家族からの問いかけも激痛で喋れず、「うーん。うーん。」「痛たたたた」しか言えません。

 

病院からは入院の準備をして来るように言われ、陣痛タクシーを呼んで首都高を使い、夫と共に病院へ向かいました(移動時間・約1時間弱)。病院へ着くや否や、既に病院の入り口で守衛さんが車いすを持って待機していました。

車いすを利用して院内を移動し、診察台へ。子宮口はまだ2センチ開口とのこと。お腹の張りも定期的でないため、その日はそのまま入院して、翌日の診察で出産をいつの段階にするかを決める事となりました。

 

病院に連絡を入れるまでの間、夫は家族4人分の夕食を一生懸命作ってくれました。

にも拘らず、タクシーに乗り込み病院に到着するまでの間、私は夫に対してきつい言葉を発していました。お腹の強烈な痛みで、辛辣になっていた私の言葉一つひとつに対して、柔軟にやさしく言葉を返してくれた夫の優しさに感謝です。