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シングルマザーと子どもの貧困

今日は午前中、区役所で厚生委員会に出席し、いったん自宅に戻って赤ちゃんに授乳をしてから豊島区役所での勉強会に参加をしました。

今日の勉強会は「シングルマザーと子どもの貧困」。しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長 赤石千衣子さんをお呼びして、ひとり親家庭の現状とその支援についてお話しを伺いました。

現在、母子家庭のみならず父子家庭でも経済的な困難さに直面しているそうです。
とかく父子家庭は収入が安定しているように思われがちですが、実際の父子家庭の平均年間就労収入が300万円以下の割合は43.6%、特に100万円以下の家庭が増えているそうです。また、親などの同居親族がいない父子家庭が約4割に上るそうです。

男性が突然子ども達を一人で育てることになったらどうなるのか。

男性の勤務時間は女性よりも一般的に長いため、子育てとの両立やワークライフバランスが見込めず、子育て・家事・仕事を両立させるには母子家庭よりもさらに困難さが立ちはだかるそうです。
確かに、女性はすべてをバランスよく同時並行することが得意ですが、男性は苦手です。

シングルになる理由として、離婚もありますが、死別もあります。

私も9月の出産の際には生死を分けるものだったので、私が死んでしまった場合のことを考えてみると、夫はどうなっていたのかと思ってしまいます。一人で全てを抱え込むことは無理だっただろうし、途方に暮れていたのではと思う次第です。

ひとり親家庭の困難さは子ども達の困難さにつながり、そこで育った若者達への困難さにもつながり連鎖をしていくそうです。

個々に悩みを持つ人たちがそれぞれの困難さに向き合い、それを自分たちの力で乗り越えることが大切です。具体的な支援としては、サロンをつくることや親の就労支援、子ども達への学習支援や子どもから親支援につなげることや支援につながりにくい家庭とつながるための支援が必要となります。

足立区では、既に走り出した施策もありますが、全てを網羅しているわけではありません。
これらの支援施策を効果的につくり上げるためにも、ひとり親家庭とその子ども達が社会の一員として、安定した生活と日々の生活に充実感が得られる施策を政策提案をしながら一つひとつ実現して行きたいと思います。



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シングルマザーと子どもの貧困。



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勉強会での一コマ。