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予算特別委員会の内容⑩【「不育症」について】

今日は、引き続き予算特別委員会で行った質問をご紹介します。

「不育症」についてです。

子どもは自然に授かるものという考えをお持ちの方が多い中、不妊症の深刻な悩みは、一般の方には到底、理解しにくいものです。不妊症は10組に1組という頻度の高い病気です。しかし、このことは広く一般には知られていません。

妊娠してもおなかの赤ちゃんが育たずに、流産や死産を繰り返してしまう状態を「不育症」といいます。  初めての妊娠で流産する確率は10~15%、その半分以上は胎児の染色体異常による、いわば偶然のでき事によるものだそうです。それ以外にも、流産を連続して引き起こす場合、その原因をくわしく調べるのは数回流産を経験した状態の時が一般的です。

少しでも多くの人たちが元気な赤ちゃんを出産できるようにするためにも、不育症の事を知識として得ることで、勇気をもってご夫婦で力を合わせて治療にとり組むことができる環境をこの足立区からつくっていきたいと思います。

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

☆不育症について

 <長谷川たかこ>

不育症について質問・提案をさせて頂きます。

「不育症」は、妊娠に至ってもお腹の中で赤ちゃんが育たずに流産や死産を繰り返し、生きた子が生まれない状態をいいます。

女性にとって、赤ちゃんを授かったにもかかわらず、流産や死産で失ってしまうのは悲しく、大変つらいものです。また、治療をせずに流産や死産を繰り返す「不育症」については、まだまだ知られていないのが現状です。

しかし、適切な治療をすれば、85%以上の方が無事に出産に辿りつけるそうです。

早めのタイミングで不育症の検査と治療を受けることが必要です。

専門の産婦人科医にお聞きしたところ、不育症については妊娠前の段階からその知識を得ることが大切で、妊娠初期から流産を予防することが重要であるとの見解を頂きました。

【問】

区内の専門医療機関については区のホームページで周知をしたり、母子手帳交付時に母子健康バッグにチラシが入っていますが、それだけでは不十分です。不育症は、ストレスが要因となる事も有ります。ストレスが要因ともなる不育症の原因(危険因子)やその治療方法についても周知啓発をして頂きたいと思います。区のホームページや母子手帳配布時にもらう「あだち子育てガイドブック」等でも、不育症についてのこれらの詳細な記述を掲載して頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

<区長>

現在、ガイドブック最後の校正に入っておりまして、一定程度の記載はございますが、今、委員ご提案の詳細な所と言うと少し今回は間に合わないのかもしれません。

大変申し訳ございませんが、毎年更新をしておりますので、来年度の記載については、ご主旨を踏まえて掲載をして参りたいと思います。

<長谷川たかこ>

どうもありがとうございます。