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平成30年3月9日予算特別委員会の内容⑧【男性の子育てについて】

男性が育児において参加というサポートではなく、主たる子育てを担当する存在となることが必要だと私は感じています。育児参加は育児の中の一部分を担当することであり、主たる責任を負わない立ち位置です。

母親の育児の簡単な部分を手伝うのではなく、母親と同じように育児にかかわり,子どもに対して擁護的で受容的な父親像を我が家は形成しています。

男女共同参画社会を築くのであれば、これからの子育て支援には,そのような父親を多く社会に輩出するための,男性を対象とした「男性の子育て」支援プログラムの開発と提供が必要です。

我が国においては、男性の家庭参加が女性の社会参加と同じ程度には進んでいないのが実情です。少子高齢化をたどっている中で,将来の生産人口を維持する国家的課題に直面しています。出生率の低下をくいとめようと,少子化対策が打ち出されていますが、少子化対策のなかでもっとも力が入れられなくてはならないのが子育て支援であり、その中でも子どもを生み育てることに対する支援です。

女性は結婚しても仕事を続け、男性に理解があったとしても、現実的には女性は仕事をとるか家庭をとるかの二者択一を迫られ,結果として仕事を選ぶようになってきています。

女性が仕事も家庭も両立できるような政策が必要であり、「ワーク・ライフ・バランス」の政策では、男女双方の働き方や暮らし方の見直しがなされています。

一般的に世の中の多くの人たちは「出産=ゴール」と捉えているかと思いますが、当事者目線から言うと「出産直後から始まる育児までが出産イベント」です。

赤ちゃんが産まれた瞬間からお母さんだけでなく、家族の育児が始まります。

妊娠期から始まり、出産した後も含めた長い道のりを家族も一緒に協力をしてお母さんを支えることが必要です。そのためにも、パートナーには妊娠期から夫婦の役割意識を高めさせ、お父さんにも気付きを与え、主たる子育てを担当する存在となるパートナーシップを築くことが重要だと考えます。 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

☆「男性の子育て」について

<長谷川たかこ委員>

男性の子育てについて伺います。

女性にとって、妊娠期から出産、産後直後は人生の中で、大変ナイーブな時期となります。だからこそパートナーである男性の役割が大切な時期でもあります。

第7次男女共同参画行動計画の中には、施策10の中に父親の子育てネットワークづくり支援が掲げられています。父親同士の子育てネットワークを知っている区民の割合は、平成28年度の実績値は調査中となっていますが現在の進捗状況を教えてください。

【区民参画推進課長】

現在パブリックコメントを実施しております、第7次男女共同参画行動計画でございますけれども、こちらにつきましては、四つの基本目標、それから14の取り組みの方向性、そして42本の施策というところで体系づけております。この施策のところに、それぞれ成果指標を設ける予定でございますけれども、28年の実績値につきまして42本中11本、まだ現状値持っておりませんので、今後意識調査などを行う中で把握をし、目標値を設定してまいりたいと考えております。

<長谷川たかこ委員>

住区推進課及び区民参画推進課が、男性の子育て応援講座を実施しているそうですが、子育てに関するお父さん向けの講座、それから料理講座など、昨年は私の目にはとまりませんでした。

我が家では出産後、今でも積極的に夫が家事、育児、赤ちゃんのお稽古の参加も含めて行っており、育児の楽しさを満喫しています。できるだけ育児に関するイベントがあれば区内外問わず、うちの夫は参加をしており、それなりにアンテナを張っているんですが、区が主催するお父さん向け講座、一昨年からほとんどというより全く参加できていない状況です。

区民の中には、積極的にお父さん向けの講座に出席して、お父さん同士のつながりの輪を求めている方々も多いわけですから、もっと区として積極的に事業を打ち出していただき、東京都の地域少子化対策重点推進交付金を活用して、本当の意味でのお父さん向け子育て応援講座を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

【区民参画推進課長】

男性の子育て応援講座につきましては、区民参画化推進事業、それから住区推進化事業、それから両課による連携事業ということで行っております。

昨年度は、23事業ほど行っておりまして、例えば子育てサロンにおきましては、パパビクスですね。音楽に合わせた運動遊びや絵本の読み聞かせ等を中心としまして、ベビーマッサージですとか、手づくりクッキング、プラレールで遊ぼうということで、ホームページのほうでご紹介をさせていただいているところでございます。

また、交付金を活用しての応援講座の実施につきましては、少し研究をさせていただければと存じます。

<長谷川たかこ委員>

是非とも、お父さんも楽しめるような、そういう施策を積極的に強力に構築していただければと思います。

ありがとうございました。