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文教委員会③「不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願」

○古性重則委員長   次に、請願・陳情の審査に入ります。
  (1)受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。
  最初に追加署名の提出がありましたので、区議会事務局長から報告いたします。前回は継続でした。


○区議会事務局次長   受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願につきましては、9月24日付で171名の追加署名の提出があり、合計で1,147名になりましたので、ご報告をいたします。


○古性重則委員長 何か変化はございました。


○支援管理課長   私のほうからは、ユニバーサルデザインの教育の構築に向けて、来月の10月から外部の専門委を加えて検討委員会を始めていきたいと考えて、課題に向けて一歩一歩近づけていきたいと考えております。  以上でございます。


○古性重則委員長   何か質疑ございますか。


○長谷川たかこ委員  今とても前向きなご発言をいただきまして本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。

その内容を踏まえて、年次計画というものを具体的に構築していただきたいと思います。   この間、不登校の保護者の皆さんが集まられ不登校の子を持つ保護者のための交流会に12時近くまで参加をさせていただきました。不登校の親御さんのお話というと、やはり、特に中学校の子を持つお母様方、とても重篤で深刻な内容をお話されていました。 これは、本当に個々いろいろと重い案件があって、それ故に個々の案件に寄り添いながら支援をしていくことの難しさを感じ、現場の皆さんが尊いお仕事をされているということを痛感した次第です。
  小・中学生のお母様方がおっしゃることが、こども支援センターげんきという窓口があっても、学校の現場との連携とかがうまくとられていないということを、複数の保護者の方がおっしゃられていました。この間、ちょっと私のところに新田のお母様方からのお声もありましたが、その方からの内容にも、連携がとれていないというお話がありました。不登校の子を持つ保護者のための交流会でも同じようなお話が再度あった次第です。このことについて、早急に改善をしていかなくてはいけないと思いますが、どのように区としてお考えでしょうか。


○教育相談課長  保護者の会で、げんきとの学校との連携がとれてないというお声は、いただいたことは事実でございまして、また、ケースによってはご満足いただけるような連携ができていない場合もございますので、そこはやはり我々としても、生徒指導の担当者会とか校長会を通じて積極的にアウトリーチをしていく、学校の中でも説明をしていく必要があると考えております。


○長谷川たかこ委員  中でもスクールカウンセラー、ソーシャルワーカーなど、学校のほうに行っているかと思いますが、その部分に関しても機能していないということを、この交流会でお母様方おっしゃっていました。要するに当たりはずれがある、というお話だったんですけれども、私代表質問で、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー以外に、例えばキャリアカウンセラーの中学校の派遣ということも是非考慮していただきたいというお話はさせていただきました。今、東綾瀬中学校と蒲原中学校のほうにキャリアカウンセラーの方が入っていらっしゃいますが、その方からお話をお聞きしますと、やはり、学校のほうでは、いろいろと先生方のご負担が大きいということをご指摘されていました。ご自分がキャリアカウンセラーとして入っていると、いろいろな用途で、いろいろなことをやってくださいという話しになるそうです。その比重を東綾瀬中学校の方にかけようかなと思うと、蒲原中学校の先生方から、もう少し蒲原中のほうにもいてくださいといわれるとおっしゃっていました。

現場の学校では、キャリアカウンセラーの方に入っていただくというところにおいて、とても重宝されるいるようです。今後キャリアカウンセラーを派遣することを積極的に建設的に考えていただきたいのですが、如何でしょうか。


○こども支援センターげんき所長   本会議の答弁でもお答え申し上げましたけれども、現在キャリアカウンセラーの資格をお持ちの方が登校サポーター
というような形でお入りいただいて、ご活躍いただいているというお話は伺っております。   ただ、そういう資格をお持ちの方が実際にどのぐらいいらっしゃるのかとか、どのような取り組みが可能なのかという辺りは、まだまだ私どもも、これからしっかり研究していかなければいけない分野ですので、その辺りしっかり確認しながら取り組んでいきたいと思います。


○長谷川たかこ委員   足立区でキャリアカウンセラー登録している方々が複数いらっしゃるというお話をお聞きしていますので、是非早急にそういう方々とお話を進めていただきながら、どういう形で足立区入っていただけるのかなども含めた形で、是非お考えになっていただければと思っております。


○佐々木まさひこ委員   今、長谷川委員からも話のあった不登校の親の会、私も、女性の方ばっかりだったので、後半のカウンセリングのところというか話し合いの場は、男性はちょっと非常にいづらいので、前半の講演会の部分だけ聞かせていただいて退出させていただきましたけれども、やはり、16名ですか、18名ですか、本当に真剣に悩んで、求めてこられる保護者の方がいらっしゃって、こういった試みというのは非常に大事だなというふうに感じました。
  ただ、その中で感じたのは、やはり不登校のお子さんを抱える保護者の方ってのは、その子どもとどう関わっていくのか、子どもは今ゲームばっかりやって昼夜逆転して、そういった中で、その子に対してどう声をかけていくのか、どう子どもと関わっていくのかっていう部分が非常に悩みだろうというふうに思っているんです。
  そういった部分の、非常に良いお話ではありましたけれども、ちょっとエネルギーたまるのを待ってくださいみたいな感じのお話っていうのは、ちょっと余り、多分聞き飽きているんじゃないかなっていうような感じ、印象も持ちまして、是非そういった子どもとの関わり方とか、そういう専門家はまたいっぱいいらっしゃいますので、文教委員会でも今度大阪の大東市、教育委員やっておられる水野達朗さんっていうのは、子どものそういった不登校を脱するための様々な取り組みをやっている人でもあります。そういった人、話、非常に参考にはなるっていうふうには思いましたし、あと例えば、不登校を抱えて大変だったけれども、それを脱出して子どもが今社会人として立派に活躍しているっていうような、そのときは、もう小中合わせて6年間ぐらい、もう例えばずっと不登校で苦しんだっていうような体験を持ったお母さんとカウンセリングするとか、そういった、最初でしたのでいろいろあるとは思いますけれども、今後また、もし継続してやっていただきたいというふうにも思いますし、様々に工夫してやっていただきたいというふうに感じましたけれども、いかがでしょうか。


○教育相談課長   今回初めて開催させていただきましたので、心理の先生に講演いただいたわけですが、来年度以降も是非開催を継続していきたいと考え
ております。その際には、佐々木委員おっしゃったような不登校だったお子さんが成長して、どういうふうに成長していって働いているのかとかですね、そういう保護者の方の体験談とか、そういうのもまた考えていきたいと思いますので、引き続きやっていきたいと思います。


○ぬかが和子委員   私は交流会のほうは参加できなかったんですけれども、ただ、昨年来私も不登校のお母さんたちと一緒に、親へのフォローが必要だってことを一番申し上げてきていたので、本当に良かったなっていうふうに思っているんですね。  参加した方の感想は聞くことができたんですけれども、その中で私感じたのが役所の縦割りといいますかね、一方で、もう一つ暮らしと仕事の相談センターのほうで、ひきこもりの方々への、今家族会がスタートしたわけですよ。月に一遍やっていて、それが非常に全国的にも、本当に信頼のあるNPOの方々が中心になってやっていて、そことの連携っていうか、どっちもやっぱり家から出られないっていうね、そういう中で一番接するのは親だということなわけですよ。だから、そこの連携っていうか、もう必要なんじゃないかというふうに思っているんですが、どうでしょうか。


○教育相談課長   ひきこもりの連携会議、私も2カ月ぐらい前に参加させていただきましたけれども、今後ひきこもり対策やる上で、NPOとの連携というのも必要だと考えておりますし、不登校という観点からも、是非そういう連携ができれば進めていきたいと考えております。


○ぬかが和子委員   是非ね、やっぱり大事なのは私、一遍の交流とか講演っていうことじゃなくって、悩んだときに気軽に相談できる場があるということだと思うんですね。そういう点では、今居場所を兼ねた学習支援施設を、昼間そういう不登校のお子さんのっていうふうになっているところが、あそこで励まされるって方も本当にいらっしゃるんで、そういう場だったり、定期的な家族会だったり、交流会だったり、そういうことができるような方向で考えていっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。


○教育長   今お話し出た居場所を兼ねたについては、縦割りを廃して福祉部が使っていたものを私どもが午前中借りて、ひきこもりで不登校の子どもたちのためにオープンさせることができた、一つのやっぱりチャレンジだというふうに思うんです。なので、こういったチャレンジを続けていきたい。   きっかけは、不登校のお母さんからこういう会が欲しいなというところがきっかけでしたし、それから、私の不登校に対する思いというのは、実際に不登校だった子どもたちの話を大学生になって聞いて、そして今、彼らはちゃんと就職している。そういったことも是非お母さんたちに伝えたいなということですので、引き続き縦割りを廃してや
っていきたいと、このように考えています。


○古性重則委員長   よろしいですか。
  では、各会派の意見をお願いいたします。


○かねだ正委員   自民党としては継続っていう結果なんですけれども、基本的には不登校のお子さん、又は発達障がい特性をお持ちのお子さんに対する
対応ってのは非常に大事なことだとは認識しています。  ただ、一方で個別ケースも考えれば、その支援策っていうのは非常にまた慎重に対応していかなきゃ
いけない部分もあると思いますので、継続という形にしたいと思います。


○佐々木まさひこ委員   継続でお願いします。


○ぬかが和子委員 前回同様、もう是非採択をするべきだと。採択でお願いします。


○長谷川たかこ委員   早急に進めていただきたいので、採択でお願いいたします。


○古性重則委員長   それでは、ただいまより採決をい
たします。
  継続審査とする方に賛成の方の挙手を願いします。
[賛成者挙手]
○古性重則委員長   挙手多数であります。継続審査と
決定をいたしました。