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文教委員会◇3「児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者の負担軽減を求める請願」について

(2)受理番号13 児童・生徒の介助員
登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者の負担軽減を求める請願を単独議題といたします。
執行機関、何か変化はございましたか。


○支援管理課長   私からは、介助員につきまして、来年令和2年度より会計年度任用制度が変わりまして、それを受けまして、現在介助員で勤務をしている方を継続して何とか来年度もということで依頼をかけております。また、区民向けの募集につきましても、今まで以上に何か新たなものということで、現在検討中でございます。 以上でございます。


○古性重則委員長   何か質疑がありましたらお願いいたします。


○ぬかが和子委員   8月の閉会中の委員会のときに、ちょうど今ご報告があった会計年度任用職員の来年度から始まるという関連でも質問をさせていただきました。そのときに今の介助員の方々は、いわゆる要綱専門非常勤職員ではなくて臨時職員で、時給が1,100円、1日5.5時間ということで、そのやりとりの中で、この中に交通費も含まれているという答弁であったわけですけれども、でも、交通費が含まれているとすると、最低賃金上がりましたから最低賃金を割ってしまう時給になってしまうと、事実上。そういう問題もあるよねという議論をしたところ、副区長のほうからその会計年度任用職員の関連と合わせて、臨時職員
の対応についても交通費がたしか払えるように聞いているので、そういったことも整理をさせていただくという回答をいただいているのですが、その辺はどうなったでしょうか。


○副区長   まだ決定ではありませんけれども、そういう方向で今検討を進めております。


○ぬかが和子委員   是非いわゆる時給の中に交通費が含まれているというような在り方を辞めていっていただきたいと。何でこんなことを言っているかと言うと、再賃ぎりぎりで本当に力もいる、本当に暖かさも必要な大事な介助の仕事の部分が、人が集まらない原因の一つにもそういう待遇のことも当然あるというふうに思っていますので、本当に人を集めやすいような環境にしていっていただきたいというふうに思っています。 それと合わせて、8月の閉会中の委員会のとき
に、手続の問題として、身体の方の場合は大体認められるけれども、知的の場合ですと自傷行為があるとか動き回るとか、そういうことがないと認められないというような傾向があることや、他の自治体との違いは、ワンクッションあって現場が必要だということで書類を書いてもこれをこども家庭支援センターというか、げんきのほうで判断をして、その上で出す、出さないを決めると。こういうクッションがない自治体も23区他の近隣区でもあるよということで紹介させていただいて、
是非手続の簡素化をということで求めたわけです。 これに対しても区のほうは、そういうげんきのほうでの判断をすることを辞めるというふうには言ってはいないけれども、でも手続が本当に簡素化して、迅速にできるようにしていきたいということはご回答いただいているのですけれども、その辺についてもどうなったかお伺いします。


○支援管理課長   まず、手続につきましては、現在検討中でございます。ぬかが委員のおっしゃるとおり、簡素化ということで前向きに検討しております。
また、他区につきましても質問調査はさせていただきました。どこの区も判定委員会という名称は違うのでしょうが、判定委員会というのは、全区で約20区が行っておりました。 また、手続の期間というのが約1カ月というのが平均的でしたので、足立区もそれに近付けるように努力してまいりたいと思っております。
以上でございます。


○ぬかが和子委員   同じくきょう報告事項でも近い議題はあるのですけれども、8月の閉会中の委員会の中で、まさに介助員という点で東京オリンピックの3年生以上の介助の問題どうなるのかという質疑もあったかと思うんですね。その辺についての見通しどうなったでしょうか。本当に特別支援を要する子やそれからここで言っているような方々ですね。そういうところにきちんと介助の方が行かないと実際にはオリンピック観戦できないですよね。まさに、ここでいう介助員の問題でもあるので、このことだけはもう一度お答えをいただきたいのですが。


○教育指導課長   現在東京都教育委員会のほうと協議中でございます。引き続き介助員のほうをくれと、ほしいということで言っているのですが、その回答がまだ来ないという状況でございます。一応10月末までにというチケットの配券ということだったのですが、まだ11月中旬まで延びていると。
もう中旬も迫るところですので、間もなく配券の可否が来るかと思いますが、これまでも強く介助員の申請、学校の要請がかなうようにというところで、今申請を上げているところですが、教員のプラスアルファについては、都教委のほうも検討はいただいているのですが、一般の介助員については、チケット配券はしないという見解は受けております。


○ぬかが和子委員   教員のほうのプラスは、それはよかったのだけれども、実際には介助員がいないで、教員だけで特別支援を要するお子さんたちが観戦
できるわけないわけですよね。そこは、強く言っているということですけれども、実情をしっかり伝えながらどんな感触なのか引き続きそこを頑張っていただきたいのですけれども、教育指導部長どういう状況なんでしょうか。


○教育指導部長   指導課長のほうからもご答弁しましたとおり、私どもといたしましては、現場の状況をきちんと都教委に伝えてということで粘り強く取り組んでいるところですが、聞くところによりますと、東京都教育委員会のほうもオリンピックの組織委員会との間に立って、非常につらい思いをしているという話も聞こえてきます。私どもと同じ思いで東京都教育委員会も戦ってくれているというふうに私は信じておりますので、引き続き声は上げ続けていきたいというふうに考えております。


○長谷川たかこ委員   知的障がいの発達障がいの児童・生徒についてなんですけれども、こういう生徒に対する介助員というのは、今現在どうなっていらっしゃるのでしょうか。

○支援管理課長  現在のところ、発達障がい等のお子さんの介助のほうが最近は非常に増えているような状況でございます。


○長谷川たかこ委員   現場の保護者の方から時間的に足りないというお声とかもいただいているところなんですが、そういうお声というのは、支援管理
課長のほうにもお声が届いているのでしょうか。


○支援管理課長  時間につきましては、足りないというケースにつきましては、延長を認めております。また、日にちにつきましては、介助員の方の勤務
の体制によって、二日とか三日という場合については、もう1人どなたかを見つけてというような形で、極力保護者、お子さんにとって、支援が十分に行けるような努力はしております。


○長谷川たかこ委員  私への相談の中には、当事者の親御さんから足りていないという声が挙がっております。自分の子どもをもう少し長く見てもらいたいのだけれども、実際には見ていただいていない現状があるというお声が二、三年前からも出ているところです。今こういう請願が出たということで、今まで以上に新たなものを検討しますということでお話いただいておりますが、ユニバーサルデザインの教育と同様にある程度のスパンを決めて、この期日までこの年度内にどうするかということを具体的に検討して、現場に当てはめていくということをしないと、当事者である保護者の皆さんが本当に疲弊をし、困っていらっしゃいます。そういうところで、具体的な方策をこの委員会で示していただきたいと思いますが、年度内にそれを出していただくことは可能でしょうか。


○支援管理課長  勤務時間につきましては、私どもでは決定できない部分もありますので、所管関係、また協議させていただいて、今年度と言われますとちょっと申しわけありません。現在のところお約束はできませんが、前向きに検討してまいります。


○古性重則委員長   よろしいですか。それでは、各会派からの意見を求めます。


○かねだ正委員   もう少し議論を深めてまいりたいと思いますので継続ということでお願いします。


○佐々木まさひこ委員   区も会計年度任用職員の適用とか様々検討進めているようでございますので、継続を今後とも議論してまいりたいと思います。


○ぬかが和子委員   ここの請願で言っている介助員を増やす工夫・改善と、そして、行事の介助員を現場でお母さんたちが苦労して探すというこの負担を減らすというのは、当然のことだというふうに思いますので、採択をして是非議会の意思を示す必要があると考えております。よって、採択を求めたいと思います。


○長谷川たかこ委員   強力に進めていただきたいと思いますので、採択でお願います。


○古性重則委員長   それでは、これより採決をいたします。 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○古性重則委員長   挙手多数であります。よって継続審査に決定をいたしました。