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子ども・子育て支援対策調査特別委員会⑩【子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願】

子ども・子育て支援対策調査特別委員会⑩【子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願】

 

○さの智恵子 委員長  次に、請願・陳情の審査に入ります。
 元受理番号7 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願を単独議題といたします。
 前回は継続審査であります。
 最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告いたします。

 

◎区議会事務局次長 元受理番号7 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願につきましては、7月14日付で13名の追加署名の提出があり、合計で1,277名になりましたのでご報告いたします。

 

○さの智恵子 委員長  執行機関は、何か変化がございますか。

 

◎保健予防課長 特段の変化はございません。

 

○さの智恵子 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑はありませんか。

 

◆水野あゆみ 委員  今年度より足立区スマイルママ面接事業が始まったと思うんですが、面接が終わった方へ、どの程度こども商品券が配布されているのかお伺いします。

 

◎保健予防課長 8月14日現在でございます。対象者4,130名、そのうち面接が済ませた方が3,101名、この方に対して2万円のこども商品券を送付したところでございます。

 

◆水野あゆみ 委員  こども商品券が使える都内店舗もたくさん、調べてみるとございまして、区内でもどんどん増えていると伺っております。また、調べたところだと、区内にある助産院でも乳房マッサージにも使えたりとか、また、ある病院では予防接種を受ける費用にも使える、充てることができるということで、大変良かったなと思います。
 今回、区内でもデイサービス型の産後ケア事業が始まりますけれども、是非こちらにもこども商品券使えるようにしていただきたいと思いますが、いかがですか。

 

◎保健予防課長 このこども商品券は株式会社トイカードというところが作成してございまして、使えるようになるためには、一応使えるというお申込みをしていただければ使えるような、その手続に入らせていただきたいと思っているとこでございます。

 

◆水野あゆみ 委員  そのようなふうにアプローチもよろしくお願いいたします。
 また、他区でやっている宿泊型の産後ケア事業もございますけれども、こういったところにも商品券が使えるようになるといいなと思うんですけれども、そういった面はいかがでしょうか。

 

◎保健予防課長 その業者とは定期的に連絡を取ってございますので、幅広く使えるような形、足立区内の企業はもちろんのこと、他区のそういうところでも活用できるような働き掛けをするよう、業者のほうには連絡をしていきたいと思ってございます。

 

◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。
 また、デイケアのサービスが9月から始まるということで、予約状況を伺いたいのと、あと、ケアの内容も確認をさせてください。

 

◎保健予防課長 7月25日付で、9月の利用者への募集をかけさせていただきました。
 9月は、これは毎週月曜日に実施するもので、1日当たり4組ということで、9月は月曜日が3つございますので、12組の募集枠のところ、今現在9組の申込みがございます。
 これ、3つございますので、これにつきましても利用できるよう、様々なところでお声掛けをさせていただきたいと思っているとこでございます。
 それとサービスでございますけれども、内容としましては、お母様の休憩の場所、また育児相談、乳房相談、リラクゼーションなど、こういうような形でのメニューを用意しているとこでございます。

 

◆水野あゆみ 委員  心待ちにしていたデイサービスが、本当にお母さんたちの支援になるように頑張っていただきたいなと思います。
 また、改正母子保健法が成立して、産後ケア事業の施設に対して、どういった施設が対象になるのかということで、前回も、昨年か、昨年も議論されていたと思うんですけれども、こういったところ、厚生労働省が認めた施設ということも明記されていますけれども、そういったところで、国からの補助金等は決まったことがあるのかお伺いいたします。

 

◎保健予防課長 令和元年12月6日でございます、母子保健法の一部改正の法律が公布されたとこでございまして、これにつきましては、法令で定められるのが令和3年4月1日が施行日ということで、まだ具体的にそれに対する国のほうの情勢についての話は今のところまだ来ていないところでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  今、こども商品券のほうが産後ケアのほうも申入れがあればというお話ありましたが、足立区には産後ケアの施設は在りません。そうすると宿泊型を伴う産後ケアについては、近隣地区の施設のほうからも使えるようにしたいという申入れがあれば、大体1日3万円はしますけれども、使えるようになるという解釈でよろしいのでしょうか。

 

◎保健予防課長 実はこのこども商品券、ある程度の利用範囲がだいぶ広くなってございまして、様々な、例えば今、公衆浴場からも実は申込が来ているところでございまして、対象は本当に広くなってございますので、その事業所のほうから使いたいというお申出があれば、早急に登録の手続はするようなことになるでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  でしたら、近隣地区の産後ケア施設にも、是非、足立区の行政のほうから、そのような形での利用ができることを是非、周知していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

◎保健予防課長 先ほども言いましたように、業者と定期的に連絡を取ってございますので、区内にはないですが、区外にそういう施設がございますので、そちらのほうにも業者からの、これについては営業ですけれども、それをかけるような話は業者のほうにはさせていただきたいと思ってございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  産後ケアの事業については、国から2年以内にといった話もありましたけれども、宿泊型の産後ケアについても、それぐらいのスパンで行うということで足立区も既に検討に入られるということでよろしいですよね。

 

◎保健予防課長 デイサービス型が9月1日からスタートします。それで、利用者の方々につきましては、アンケートにご協力いただきたいと思ってございます。
 アンケートの内容は具体的にはまだ決まってはございませんけれども、宿泊型を視野に入れた、そういうような形のアンケートもいただきたいなと思っているとこでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  デイサービスのほうは元気なお母さんたちが来るので、元気なお母さんたちに宿泊型どうですかと聞いても、結局、周りにお手伝いや支援をしてくださる身内がいたりとか、恵まれた環境の人がとても多いと思われます。ですから、今回、電話面接で妊婦たちに面接されるわけじゃないですか。その中に、宿泊型についてどうお考えなのかというのを是非聞いていただきたいと思います。そうすることで足立区の妊婦さんたちがどのようにお考えなのかということが的確に、きちんとした形で統計が取れると思われますが、如何ですか。

 

◎保健予防課長 今回、足立区スマイルママ面接事業は、一応9,000人を予定してございまして、今のところ4,000名でございますので、残り5,000名につきまして、また面接をする際については、長谷川委員のご提案いただきました内容も合わせて聞いていただくような形で対応したいと思ってございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  東京都のとうきょうママパパ応援事業、とても良い事業です。

出産して1年経ってからファーストバースデーサポートというのもあり、1歳のお誕生日の頃にまた再度1万円の品物を頂けるといったパッケージです。10分の10で補助がつきます。是非、東京都のこの事業を利用し、お母さんたちのモチベーション、子育てに対するモチベーションを上げる取り組みを足立区の中でも是非とも進めていただきたいと思います。衛生部長はどうお考えですか。

 

◎衛生部長 そちらのファーストバースデーサポートの1万円は、子育て支援に関わるものというふうに聞いておりますので、また子ども家庭部ともよく相談しながら検討してまいります。

 

◆長谷川たかこ 委員  是非、積極的に東京都の事業を活用していただきたいと思います。出産後のお母さんたちから私のほうに要望が様々入ります。

一番多いのが多胎児支援です。多胎児支援の部分で、レスパイトという部分での支援も入れていただきたいというお話もあります。多胎児家庭支援事業というものが東京都の事業に組み込まれています。今後、調査・面接の部分でアンケートを取っていただけるということなので、こちらについても一緒に聞いていただき、区として積極的に、将来的にもこのような支援事業を盛り込んだ施策をつくっていただきたいと強く要望致します。如何でしょうか。

 

◎こども家庭支援課長 産後の家事育児支援の関係なんですが、現在、産後4週間の家事支援事業については既に実施しているところでございます。
 これにつきましても拡充できるような形で、今、検討しているような段階でございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  是非、国や東京都の補助事業を足立区も今後、積極的に活用しながら、様々な支援プログラムを組んでいき、お母さんたちが愛情を持って、子育てにゆったりと臨める環境を強力につくっていただきたいと思います。
期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

○さの智恵子 委員長  質疑ございますか。

 

◆山中ちえ子 委員  私から、先ほど、今の質疑の中でちょっと気になったことで質問させていただきます。
 多胎児支援の事業なんですけれども、私かねてから横で連携するという形で支援をやるって言っていましたけれども、その国民健康保険の世帯で、多胎児のところには経済的な負担がもう2倍、3倍と、三つ子だったら3倍ですけれども、5万今幾ら、5万円ちょっとですよね、掛ける人数分取られてしまうと、経済的に大変な状況だということで言えば、横の福祉部と、そしてまた産後ケアなどと連携して支援は考えていきますというようなことを答弁はしてくださっているんですね。なので、やっぱり多胎児って虐待のリスクが凄く高くなっていくというふうに調査結果も出ております。ですので、先ほど長谷川委員がおっしゃったように、やはり急いで、こういった東京都でやれる事業だということで言えば、やれるように早急に工夫していっていただきたいなと思うんですね。そういった点では、どういう工夫をしていこうかと考えているんでしょうか。多胎児支援です。

 

◎副区長 多胎児支援につきましては、他の会派の方からもご要望いただいておりますので、どういった形でこれからできるかをなるべく早めに検討していきたいと思っています。

 

◆山中ちえ子 委員  是非よろしくお願いします。
 本当に、私も双子なんですけれども、だから、母は何も言わなかったけれども、聞くと、やっぱり爪切るのが一番大変だったなんて言うけれども、何でも2人分で、三つ子だったら3人分なんでしょうけれども、大変で、しかも先ほどの宿泊サービスを求める声がやっぱり切実だというところで言えば、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さんがそばにいない世帯で、やっぱり旦那も忙しいとなったところでのこういう多胎児だった場合に、お母さんに対する凄く負担が強いというところは本当に大変で、多胎児じゃなくても大変だと、やっぱり高齢出産で妊娠中毒症を抱えての出産だった場合だとかは、そういった母親に手伝ってもらえないお母さんなんかは宿泊を本当に切実に望んでいらっしゃるんですね。なので、やっぱり先ほど言ったように、他区でやっている宿泊施設のサービスを、やはり私からも、産後ケアで、足立区にはないサービスですから、積極的にそことも連携して使えるように、先ほどのこども商品券も使えるようにということで、業者に営業をかけるようにとは言っていましたけれども、その辺もお願いしたいと思います。
 私からはもう一つ、周産期医療という点で、この陳情は周産期に関わってのお母さんへの支援をというふうに言っているんですね。
 周産期医療と言えば、東京女子医科大学新東医療センターが来たら、周産期もやるという話なんですね。なので、東京女子医科大学との連携がやはり求められるというふうになりますが、今のところ、東京女子医科大学で連携している産後ケアなど、そういった情報はつかんでいるのか、どう連携していくのかといったところでは、どこまで協議が進んでいるのか、ちょっと確認です。

 

◎保健予防課長 東京女子医科大学新東医療センターがこちらに来る機能の中に周産期医療は入ってございます。それは、こちら区が多額の……。
      [発言する者あり]

 

◎保健予防課長 東京女子医科大学新東医療センターの機能の中に周産期医療の充実というのは入ってございますので、実際、今現在の東京女子医科大学東医療センターで行ってございます。

 

◆山中ちえ子 委員  行っているのは分かっているんですけれども、こちらに来たときに……。
      [発言する者あり]

 

◆山中ちえ子 委員  何か足立区で、今後こういった産後ケアにも踏み出した中で、東京女子医科大学新東医療センターが来る、こちら足立区に来るわけですよね。その中で、どう連携していこうかというところでは、どのように考えているのかというところと、今やっているっておっしゃいましたけれども、今やっているそのケアサービスとの連携があるのであれば、それをどう受け継いでいくかといったところも含めて。協議していないのであれば、していないのでいいんですけれども、これからしていくでもいいし。

 

◎副区長 周産期については、覚書、協定の中にやるということを明記されております。それと、東京女子医科大学と足立区医師会との意見交換の場がございまして、そちらの中で話とかなっているんですが、東京女子医科大学としては、オープンの半年ぐらい前にならないと診療科目の内容についてはっきりしない部分もあるというようなお話がございますので、もう少ししてから具体的に展開していくのかなと思っています。

 

◆長谷川たかこ 委員  今お話があった東京女子医科大学との連携ですが、国の補助をいただきながら、東京女子医科大学新東医療センターの中に産後ケアの施設をつくるよう、区として積極的に働き掛けるということをして頂きたいと思います。例えば聖路加国際病院は産後ケアの施設が入っています。

 

◎副区長 すみません、今ちょっと記憶が定かではないんですけれども、確かその機能は入っていたような気がします。具体的にはこれから協議をさせていただきます。

 

◆長谷川たかこ 委員  協議項目の中に、東京女子医大の施設の中に産後ケアの施設を造るということが入っているということですか。

 

◎保健予防課長 そこまでは入ってございません。
 基本的に、今、東京女子医科大学東医療センターで展開しているものを、基本的には新しいこちらに移転して持ってくると、そういうところまでの内容で、先ほど副区長が答弁したように、機能としては、そういうのはしっかり持ってくるという、そういうところまででございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  聖路加国際病院などは、出産した後、1週間たったら、そのまま産後ケアに移動できるよう受入れ体制が整っています。
 これから東京女子医科大学新東医療センターが足立区に来て、新しく建物を建てるとなれば、そのようなことも念頭に入れて、国の補助金を活用し、つくることができるのではないかと思うところでもあります。東京女子医科大学東医療センターの中に産後ケアの施設が入ると足立区民の方々にしてみればメリットが高いと思われます。そのような働き掛けを足立区のほうから強くしていただきたいと思いますが、如何でしょうか。

 

◎副区長 東京女子医科大学新東医療センターがこちらに来るということが決まったときに、議会のほうから要望をいただいております。その内容については実現できるようにということでお伝えしておりますので、具体的には今後どこまでになるか分かりませんけれども、詰めていきたいと思っています。

 

◆長谷川たかこ 委員  その要望を私も出しています。産後ケアを入れてほしい旨の要望を私からも出しておりますので、是非、副区長からも、区長と一緒に東京女子医科大学のほうに強力に働き掛けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

○さの智恵子 委員長  他に質疑ございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○さの智恵子 委員長  質疑なしと認めます。
 各会派の意見をお願いいたします。

 

◆かねだ正 委員  いろいろ議論出てくる中で、少なからずの財政出動がやはり必要になるということですから、更に議論を積み重ねていきたいと思いますので、今回は継続ということで。

 

◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。

 

◆山中ちえ子 委員  やはりお母さん、お父さんにとっても、やっぱりこの時期、子どもを産み育てるというこの時期に、やっぱりしっかりとしたケアが行政によって施されれば、やっぱり元気に頑張って、次に仕事したりとか、社会に出たりするステップになるという、本当に当然の、そして求められている施策だと思っております。ですので、採択を求めます。

 

◆長谷川たかこ 委員  足立区の中で積極的に導入をしていただき、子どもを3人、4人と産みたいと思える環境をこの足立区でつくっていただきたいと思います。採択でお願いします。

 

◆市川おさと 委員  継続。

 

○さの智恵子 委員長  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○さの智恵子 委員長  挙手多数であります。継続審査と決定いたしました。