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✩文教委員会⑭【不登校の子どもたちや発達障がい特性のある子どもたちとその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】

○吉岡茂 委員長  次に、請願・陳情の審査に入らせていただきます。
 まず初めに、(1)元受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。
 前回継続となっておりますが、その後、何か変化ございましたでしょうか。

 

◎教育相談課長 特に変化はございません。

 

○吉岡茂 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑ございますか。

 

◆長谷川たかこ 委員  GIGAスクール構想で、今、1人1台タブレットということで、ある程度、小・中学生たちにタブレットのほうが配付されていると思います。今後、コロナ禍の中での臨時休校とかもあると思いますので、その活用というのも是非、進めていただきたい、そういう体制もつくっていただきたいと思いますが、その部分の構想はいかがでしょうか。

 

◎教育政策課長 コロナ対策で、もしも学校が休業になった場合には、リモート授業等の学習支援をしなきゃいけないというふうに考えてございます。
 今の段階では、ICT環境がないお宅に、LTEの端末1万台を配置したところでございまして、もし万が一、休校となった場合には、家庭と学校を結んだ学習支援ができるという体制を整えているところでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  それに伴って、不登校対策というところにもつながってくると思われます。不登校でなかなか学校のほうに来られないお子さんたちに対しても、タブレットを活用した形で、オンラインでも授業というのも今後、取り組めるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

◎教育相談課長 オンラインの授業に含めたICTの不登校児童・生徒への活用については、現在、足立区ICT教育推進の基本方針に基づいて、不登校版の基本計画、活用計画みたいなものを今、作成中でございます。完成次第、御報告させていただきます。

 

◆長谷川たかこ 委員  それは、来年度に向けては、行われるということでよろしいんでしょうか。

 

◎教育相談課長 ただいま作成中でして、早ければ3月の文教委員会には報告できるかなというふうには考えております。

 

◆長谷川たかこ 委員  来週ぐらいですか、今月ぐらいですかね、ペアレント・メンターのプロポーザルが入ってくるかと思いますが、そちらの結果が分かり次第、そこの委託先との不登校対策という部分への支援を早急に進めていただきたいと思います。そこら辺の御対応はいかがでしょうか。

 

◎支援管理課長 ペアレント・メンターにつきましては、来週月曜日25日に第3回の選定委員会を行います。そこで特定できると思っております。

 

◆長谷川たかこ 委員  プロポーザルで業者が決まりましたら、是非とも不登校支援というところに回っていただき、施策を打っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

◆浅子けい子 委員  不登校の問題なんですけれども、今日の新聞に、長野県教育委員会と信州大学が共同で、昨年の分散登校行われましたけれども、その期間にどんな状況だったかということを調査をしたと。そうしましたら、小学校で73.7%、中学校で64.6%の不登校児童・生徒が1日以上登校していたということが分かったということなんですね。
 やはり以前から、不登校の子どもたちが、一時、一斉休校になって分散登校になったときに、登校できる可能性があるんじゃないかというふうなことも言われていましたけれども、実際にこういう統計を取っていることが分かりまして、そして少人数であったり、学校滞在時間が短かったりすることが登校しやすかった要因じゃないかというような分析をしているんですけれども、足立区の分散登校のときの不登校児の登校の状況とか、つかんでいらっしゃるでしょうか。

 

◎教育相談課長 不登校児童・生徒の分散登校時の傾向はつかんでおりまして、浅子委員おっしゃるとおり、チャレンジ学級に行っていたお子さんが学校に週に3回とか2回とか数が少なかったので行けるようになったというお話は聞いております。
 不登校児童・生徒につきましては、集団活動が苦手なお子様が多いので、当然、人数が2人とか3人で指導する環境が合っていたというふうには考えておりますが、今現在、全体的な登校になって、また不登校が増えてきたという傾向もございますので、その当時は行けるようになったということは把握しております。

 

◆浅子けい子 委員  そういうやはりたくさんの集団のところだと行きづらいとか、そういうような状況もあるということで、やはりここから不登校が、もちろんいろいろな居場所を今つくっていますけれども、願わくば学校に普通に通える、それが一番望ましいことなのかなというふうに親の立場からすると思うので、やはりそこからどのような学校教育の体制をつくっていくのか、高校なんかでは、今、やっぱり分散ということで、例えば午前中が高校1、2年生だったら、午後が高校3年生、次の日はその逆というような工夫もされているそうなんです。
 今、まだ緊急事態宣言という中で、学校は一律の休校にはしないと、それはもう私もよいことだと思いますけれども、やはりいろいろ工夫をされて、そこから不登校生徒・児童が学校に来やすい、そういうどのような環境をつくったらいいのかというのも是非これからの参考にしていっていただきたいというふうに思います。
 それと、あと一つ、今、長谷川委員のほうからお話がありましたけれども、現在、ICTの環境がないところにタブレットを配付をしていると。どのように活用をされているんでしょうか。

 

◎教育政策課長 当初は、リモートを使ったZoomで学習支援をしたり、それからオンラインの学習支援サービスのeライブラリを活用して家庭学習をするというような予定でございましたが、今は通常学級でございますので、大まかに言うと、eライブラリというドリル学習のソフトを使いながら家庭学習を取り組んでいるという学校は、幾つかの学校から報告を受けております。

 

○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいでしょうか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派からの意見をお願いいたします。

 

◆長澤こうすけ 委員  前回、申し上げましたが、自民党でもヒアリングをして更に議論を深めていく予定ではあったのですが、緊急事態宣言を受けて、その日程が遅れているということもあり、引き続き継続をして検討していきたいと思います。

 

◆吉田こうじ 委員  この請願が出されたときにお子さんたちを囲んでいる状況、環境というのは、今、少し変わってきておりますし、この不登校の問題に関しては、そういったお子さんを取り巻く環境の変化で随分変化もしていくと思いますので、今後もやはりきちっと見守っていかなければいけないし、議論もしていかなければならないと感じておりますので、継続でお願いします。

 

◆浅子けい子 委員  採択です。

 

◆長谷川たかこ 委員  まだまだ、この請願の内容は満たされておりませんで、ユニバーサルデザインの取組についても早急に行っていただきたいということもございますので、採択でお願いします。

 

○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。
 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。