カテゴリー記事一覧

【過去の活動報告】


【活動カテゴリー】


【過去の議会報告】


【議会報告履歴】



代表質問の内容②【妊婦や子どもに対する新型コロナ対策支援について】

千葉県柏市では、新型コロナに感染し自宅療養中の妊婦が入院調整中に自宅で出産し、その後、新生児が亡くなるといった事態も発生しています。また、新型コロナウイルスの感染拡大で子育て中の保護者が重症化し、入院するケースが相次いでおり、中には子どもを残して死亡するケースも出ています。保護者が新型コロナに感染して子どもの世話ができなくなった場合、保健所が保護先を調整、もしくは、親が搬送される医療機関で一時保護してもらうなどの対応になっているとお聞きしています。

今後も続く新型コロナ対策において、親族で預かり先がない18歳未満の子どもたちでPCR検査で「陰性」が確認されている場合の子ども達の居場所についても、区として最重要課題として取組む必要性があります。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

 

✩【妊婦や子どもに対する新型コロナ対策支援について】

 <長谷川たかこ議員>

【問】妊婦がコロナに感染した場合、診てくれる医療機関、入院させてくれる医療機関が一般に比べると、限られてしまうという現状があります。コロナに感染した重症化リスクが高い妊娠中の女性などを迅速に受け入れる医療提供体制を区として早急に整備するよう強く求めます。区の見解を求めます。例えば、区内の産婦人科がかかりつけ医ではなくても一時的な受け入れを求めることはできないでしょうか。さらに、今後、区内に開設される東京女子医科大学東医療センターにおいても搬送先として確保できるよう働きかけをして頂きたいと強く要望します。区の見解を求めます。

【衛生部長:答弁】

産科の専門性や厳密な感染制御が必要であることから、区内の産婦人科に妊婦病床の確保を求める予定はございませんが、妊婦については、東京都新型コロナ入院調整本部において、都立病院の産科専門医がいる病院に優先的に搬送される仕組みとなっており、東京都においては、これまでの妊婦の入院先が見つからなかったという事例はございません。

次に現在、東京女子医科大学東医療センターでは、ベッド数の空き状況によって新型コロナウイルスに感染しているかを問わず、妊婦の救急搬送などの受け入れを行っており、東京女子医科大学附属足立医療センターにおいても同様の対応であると伺っておりますので、コロナに感染した妊婦の受け入れを改めて働きかける予定はございません。

<長谷川たかこ議員>

【問】港区ではすでに、昨年4月より区が借り上げたホテルの部屋で区が委託する保育事業者の保育士が24時間常駐し、保育や入浴の介助、食事の提供などを行っているそうです。子育て世代の感染が増えており、これまでと状況が一変しています。陰性である子どもの受け入れ先として、港区のように区内にあるホテルを借り上げ、子どもの居場所を区内に整備できないでしょうか。区の見解を求めます。

【衛生部長:答弁】

現在、両親が陽性で子どもが陰性の場合、子どもの受け入れ先については、医療機関の個室などに優先して入院をして頂いております。ただし、親が重症で同じ医療機関での受け入れが困難な場合は、保健所が調整し、児童相談書からの一時保護の制度を活用の上、保護いたします。なお、今まで児童相談所に一時保護を依頼するケースは足立区では発生していないことから、現在のところ、独自にホテルなどの施設を確保する予定はございません。今後、状況が変わり、多くのニーズが出てきた場合には、改めて検討して参ります。