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代表質問の内容⑧【不登校・ヤングケアラー支援について】

令和元年度における、不登校児童・生徒は918人、令和2年度においては977人です。うち外出も困難でどこにも通級できない不登校児童・生徒数は55人(令和元年度)となっています。現在においては、何かしらの学習支援が充分でない支援が必要な子ども達はさらなる人数です。

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

✩【不登校・ヤングケアラー支援について】

<長谷川たかこ議員>

【問】行き渋りなどで、登校にムラがある子供の場合には、自分のクラスの授業がオンラインで受けられるということは学校に行かずともクラスの雰囲気が味わえ、授業も遅れることなく、次回の登校に繋げられるとても良い選択肢です。昨年からコロナ禍の時期に、全員登校を期に一日1コマのみのオンライン授業となりました。是非、この機会にオンライン授業が受けられる体制を構築してもらい、不登校支援、さらにヤングケアラーの子ども達が積極的にオンライン授業を活用できる体制を構築してもらいたと強く要望致します。このことは、文教委員会の質疑で幾度となく要望を出しております。既に西伊興小学校が先進的に継続して行っております。この良い事例をすぐにでも全校に広げて頂きたいと強く要望します。
様々な選択肢を用意して頂くことが、子供たちへの公平な教育機会の確保に繋がりますが、区の見解を求めます。

【教育長:答弁】

引きこもりやヤングケアラー等に対するオンライン授業を登校支援に活用できる体制の構築について、お答えいたします。

オンライン授業を登校支援に活用することで学級活動に参加する心理的ハードルを下げ、対面支援が困難なケースも改善に結びつくことが期待されます。

このため、令和4年度から学校に対しオンラインの活用方法を示し、モデル校での効果的な活用例を全校に共有するなどの取組みを推進して参ります。

<長谷川たかこ議員>

【問】中学生のオンライン授業においては、リアルタイムで授業に参加出来なかった場合や、他の先生の授業も見てみたい等という場合に、録画配信でいつでも見られるような体制を構築してもらいたいと思います。できれば、アーカイブ設定をし、期間限定の配信を求めます。クラスの授業をオンラインで受けられるという選択肢は、自分は登校している生徒と同じ存在として認められているという実感がわくはずです。状況を何とか変えたいともがく生徒の為にも、クラスの授業をオンラインで受けることができ、出席扱いになるという選択肢を増やし、 次へのステップにつなげて頂きたいと強く要望致します。不登校には個別の理由があるため、授業の参加形態の選択肢が増えれば、進路の可能性が広がります。

区の見解を求めます。

【教育長:答弁】

録画配信でいつでも見られる体制の構築についてですが、オンラインを活用することで学習の選択肢を増やし、登校のきっかけにつなげることが重要であると考えます。授業のアーカイブを含め、録画・視聴できる環境の整備もその選択肢の一つとして、令和4年9月を目途に方向性を示して参ります。また、自宅でICT学習などを行った際の出席扱いにつきましては学校が学習状況を把握し、その努力を評価して出席扱いとするよう、改めて学校に周知いたします。