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代表質問の内容⑥【低出生体重児・リトルベビー支援について】

リトルベビーハンドブックは、小さく生まれた赤ちゃんと家族のための手帳です。通常の母子健康手帳は満期産を前提に作られていることから、早産等によって小さく生まれた赤ちゃんは成長の記録や確認をすることが難しく、思ったように記録することができない母子健康手帳を見るたびに家族が落ち込んでしまうといった声が全国的に挙がっています。

小さく生まれた赤ちゃんの親御さん方である当事者団体、医療機関の関係者などご家族や支援者の声をたくさん盛り込んだ素敵な冊子を当事者の皆様に提供していきたいと思います。

「自分だけではない」と思えたり、似た境遇の他の家族へつなげることも必要です。NICU(新生児集中治療室)などで入院中の情報を書き込んだり、退院後は保健師が家庭訪問や乳児検診等に活用し、またかかりつけ以外の医師にかかった時に経過を確認できるよう、広く医療機関や地域保健機関がリトルベビーハンドブックに書かれている情報を共有することが重要です。できるだけ早期からの寄り添いネットワークの構築をつくることが必要です。

現在、母子健康手帳と一緒に使うサブブックとして、 静岡県、岐阜県、福岡県、広島県、愛知県、佐賀県、愛知県名古屋市、埼玉県川口市、北海道苫小牧市、千葉県印西市、兵庫県尼崎市など、多くの自治体が既に配布しています。足立区においても、低出生体重児に特化した全国的に作成されているリトルベビーハンドブックを作成することを求めました。

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

✩【低出生体重児・リトルベビー支援について】

<長谷川たかこ議員>

全国的にも低出生体重児・リトルベビーの子育てをサポートする取り組みが広がっています。母子手帳に代わって、小さく生まれた赤ちゃんの成長を記録する「リトルベビーハンドブック」がそのひとつです。通常の母子健康手帳では、体重を記録する欄などが平均値で記載され、それより軽い体重で生まれた赤ちゃんの場合は、目盛りを自分で書き足すなどの工夫を余儀なくされます。全国的に広がっている、このリトルベビーハンドブックでは体重記録をゼロから書き込めるようになっており、低出生体重児の発達の記録がしやすくなっています。

母子健康手帳と一緒に使うサブブックとして、多くの自治体が既に配布しています。足立区においても、低出生体重児に特化した全国的に作成されているリトルベビーハンドブックを作成し、配布して頂きたいと強く要望致します。お母さんたちが出産後に不安を感じた際、ハンドブックを見て励まされるような、安心感につながる冊子を是非とも作成して頂きたいと思いますが、区の見解を求めます。

【子ども家庭部長:答弁】

リトルベビーハンドブックにつきましては、区独自で作成する考えはございませんが、既存の冊子を購入し、希望者には配布をするなど早急に対応をして参ります。なお、令和元年度から配布している母子健康手帳には、低出生体重児等に対応する記録欄がすでに追加されており、体重の記載ができるようになっております。