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予算特別委員会の内容①【母子ケア事業、宿泊型産後ケアについて】

お母さん・お父さん達の団体「あったか足立区NEOの会」からも請願書を提出し、私からは何度も特別委員会において議論を重ね、議会質問でも幾度となく政策提案をしてきました。その結果、足立区は東京都のママパパ応援事業の補助金に手を上げて下さり、妊娠時に育児パッケージ1万円分と1歳を迎える子どもが第1子の場合には10,000円分、第2子の場合には20,000円分、第3子以降の場合30,000円分が妊婦さんに届けられるようになりました。そして、国が推奨する宿泊型の産後ケア事業にもようやく手を上げて頂き、この足立区でも子どもを産み育てる環境の整備が着実に進んでいます。

 

宿泊型の産後ケアを多くのお母さんが利用することで、出産後の生活習慣の改善や育児に向けての不安、次の出産の予定などを聞き取り、適宜アドバイスを行ない家族の養育力を高めるための支援もしてくれます。このことにより、お母さんの心にも安心感が生まれ、産後うつ防止対策や少子化対策にもつながります。足立区でさらにこの取り組みを進めて「育児パッケージ」や「産後ケア」のみならず、さらなる拡充を求め、「母子ケア事業」や「寄り添い支援・ネウボラ事業」が整備されるよう、全力で頑張りたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

【母子ケア事業、宿泊型産後ケアについて】

【長谷川たかこ委員】

私からは、母子ケア事業、宿泊型産後ケアについて伺います。

足立区では、来年度、宿泊型の産後ケアを実施する予定となりました。お母さん、お父さんたちの団体、あったか足立区NEOの会からも請願書を提出し、私からは何度も特別委員会において議 論を重ね、議会質問でも幾度となく政策提案をしてきました。その結果、足立区は東京都のママパ パ応援事業の補助事業に手を挙げてくださり、妊娠時に育児パッケージ1万円分と、1歳を迎える 子どもが第一子の場合には1万円分、第二子の場 合には2万円分、第三子以降の場合、3万円分が 妊婦さんに届けられるようになりました。そして、国が推奨する宿泊型の産後ケア事業にもようやく手を挙げていただき、この足立区でも子どもを生み育てる環境の整備が着実に進んでいます。

 

妊娠・出産・子育て期に至るまでの切れ目のない支援の強化に御理解と御尽力をいただきました。区長はじめ執行機関の皆様、そして、超党派の議員の皆様には、心から感謝申し上げます。足立区で更にこの取組を進めて、育児パッケージや産後ケアのみならず、更なる拡充を求め、母子ケア事業や寄り添い支援、ネウボラ事業が整備されるよう、全力で頑張りたいと思います。

 

まずは、産後ケア事業について、更なる御提案をさせていただきます。

宿泊型の産後ケアでは、出産後の生活習慣の改善や育児に向けての不安、次の出産の予定などを聞き取り、適宜アドバイスを行い、家族の養育力 を高めるための支援もしてくれます。このことにより、お母さんの心にも安心感が生まれ、産後鬱防止対策や少子化対策にもつながります。さきの代表質問において、宿泊型産後ケアの実 施場所と箇所数について伺いましたところ、区内のどの地域にお住まいの方でも利用しやすいよう、バランスを考え、葛飾区や荒川区などの近隣区の5施設を検討していただけるとの御回答をいただきました。

 

産後ケアを受ける自己負担額については、一般利用料金の2割弱程度、1日3万円とした場合においては6,000円くらいを想定しています。事業所を見てみると、施設ごとにコンセプトや母子ケアの内容が全く異なります。区の職員人事異動があるため、異動後の毎年6月を目途にして年に1回、これから提携する宿泊型産後 ケアの施設を職員が訪問し、担当する職員が各産 後ケアの施設の特徴を理解し、妊産婦への紹介につなげるかけ橋を是非とも担っていただきたいと思います。

 

【問】

妊産婦の最初の面接での紹介や、両親学級においては、各宿泊型産後ケア施設からのスタッフ派遣も併せて、妊産婦に詳細な紹介ができるような場を設けていただきたいと思います。既に葛飾区においては妊婦向け講座を開催しており、そこで宿泊型産後ケアについての御紹介をしているそうです。区の見解を求めます。

 

妊産婦は、情報収集をしていないことが多く、各施設のケア内容や産後ケアの施設を知らない可能性は大きく、施設概要の詳細な情報提供が必要です。区のホームページに各事業所のホームページのリンクを張っていただき、区の広報でも特集号を盛り込んだり、SNSやあだち子育てガイドブックへの各施設の特徴を明記した掲載、妊娠届出時にも詳細なチラシを配布するなどの周知徹底を求めます。

 

また、シティプロモーションでも、ポスターや 動画を作成するなどして、区の目玉事業として発信し、たくさんのお母さん方に利用してもらえるよう工夫をしていただきたいと思いますが、区の見解を求めます。

 

【保健予防課長 】

様々な周知が必要だと思います。 両親学級等でも、チラシ等には配る予定でおります。また、広報紙、それから、あだち子育てガイ ドブックへの掲載も、今、予定しております。広報室とも相談しながら、効果的な周知方法につきまして検討してまいりたいと思います。

 

【長谷川たかこ委員】

葛飾区においては、妊婦向けの講座というのを、昨年の12月から今年の3月にかけて行っています。宿泊型産後ケアのことについては派遣で御説明を伺っているところですが、足立区においてもそこの5施設にお声を掛けていただいて、是非、両親学級の中で紹介していただくということを行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

【保健予防課長】

5施設を声掛けて、ある施設だけ御紹介というようになりますと、ちょっと平等性 にも観点からも難しいのかなというふうには考えております。

 

【区長】

平等性よりも、やはり初めて始める事業ですので、1人でも多くの方に利用していただける ように、なるべく出ていただけるように、お願いをしてまいります。

 

【長谷川たかこ委員】

建設的な御回答、区長、ありがとうございます。

ほかの自治体では宿泊型産後ケアを実施して既に3年から5年目に突入をしているところです。既に行っている多くの自治体では、各宿泊型産後ケア施設へアンケートを渡し、直接利用者へ配布をし、回収をしているそうです。

 

アンケートの中身は、利用合計日数、利用タイミング、満足度などの利用者ニーズを記載させて、 利用者の実態を把握しています。 今後、提携する各宿泊型産後ケア事業者に区が主導して統一的な内容のアンケートを作成し、年 度末に各事業所から回収し、各事業所の評価、改善点の抽出、振り返りができるよう整備をしてもらいたいと強く要望いたします。

 

足立区で来年度から始まる宿泊型産後ケア事業の取組を、東京23区で一番のものとして構築すべく、安心して母子ケアが受けられる環境を、この足立区から是非とも整備してもらいたいと強く要望いたします。区の見解を求めます。

 

【保健予防課長】

利用者の方からアンケートを取るということは、実施は予定しております。よりよい事業になりますよう努めてまいります。

 

【長谷川たかこ委員】

事業者さんからの各種御要望 というのも提出させていただいておりますので、 是非、振り返りなど、もうアンケートを取っていただいて振り返りなどもして、制度として、更に 毎年向上できるような取組を、区として行っていただきたいと強く要望いたしますので、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。

 

【衛生部長】

アンケートの方を取りながら、議会の方にも結果をお示しし、改善を重ねながら、いい事業に仕上げていきたいと思います。

 

【長谷川たかこ委員】

本当に事業者含め、多くのお母さんたちがこの事業、とても期待しているところです。是非、東京23区で一番と言えるものをこの足立区は作ることはできると信じておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。