カテゴリー記事一覧

【過去の活動報告】


【活動カテゴリー】


【過去の議会報告】


【議会報告履歴】



☆文教委員会㉗【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】

ただ太郎委員長  (1)元受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。執行機関は何か変化はありますか。

教育相談課長  不登校の子を持つ保護者のための交流会を、本年10月8日土曜日午前10時より、こども支援センターげんきにて開催いたします。また、今年度も講演会のオンライン配信の方も実施してまいります。以上です。

ただ太郎委員長  ありがとうございました。それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますでしょうか。

長谷川たかこ委員  不登校の子を持つ保護者のための交流会なのですが、こちらにペアレントメンターを動員していただき、様々なお悩みのある方々に対するサポート強化という点で、つながる事業をしていただきたいと思います。ペアレントメンターを入れていただくとことは可能ですか。

支援管理課長  今回の会議につきましては参加することはできませんが、現在、ペアレントメンターの方と不登校の保護者の方の交流は始めておりますので、まずそこから始めていきたいと考えております。

長谷川たかこ委員  毎年、企画していただいているので、行く行くはメンターの方を動員していただきお話をお聞きできるような機会を設けていただきたいと思います。いかがでしょうか。

支援管理課長  今後ちょっと検討させていただきます。

長谷川たかこ委員  7月の上旬に、ユニバーサルデザインの教育を導入しているモデル校の小学校と中学校を1校ずつ視察させていただきました。いろいろと御丁寧に御対応をいただきましてありがとうございます。

是非、残りの学校に関しても、夏休み明けに伺いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。中学校ではポジティブ行動支援を視察させていただきましたが、全校にも当てはめていくということで御理解してよろしいのでしょうか。

支援管理課長  ユニバーサルデザインの視点で進めていく上では、その手法は非常に役に立つと考えておりますので、徐々に全校に広げられるようにしていきたいと考えております。

長谷川たかこ委員  以前も申し上げたように、小学校で行っている、特にモデル的に実践をしてくださっているのが国立の筑波大附属小学校です。国語の桂先生が、「足立区でもユニバーサルデザインの教育をなさるのであれば、是非御協力しますよ」ということを、もう10年以上も前にお約束いただいていて、なかなか実現できないでいるところです。毎年、ちょうどこの時期、夏休みに筑波大付属小学校の体育館を利用して、全国の小学校の先生方をお呼びし桂先生が研修をされています。毎年のように行われていますので、是非足立区もそちらに参加をしながら、先進的な事例を学んでいただきたいと要望致します。

足立区ではモデル校が決まり、ユニバーサルデザインの教育がようやく始まったわけですから、先進的な事例を足立区の小学校に是非ともあてはめていただきたいと思いますが、如何でしょうか。

支援管理課長  現在のモデル校5校につきましては、既に学者の方をお願いしておりますが、そのような研修等あるってことであれば、是非来年度以降、参加の方向でできないか検討させてください。

長谷川たかこ委員  お金もかかることではなく毎年無料でやっていらっしゃる事業です。全国の先進自治体の内容を学ぶことができます。是非とも筑波大付属小学校の桂先生と連携をしていただきたいと思います。大学の先生方もそういう点では、しっかりと研究はなさっていますが、現場で教えていらっしゃる先生方がどのように工夫をし、何を課題にしてそれを克服しようとしているのか、そこの部分をしっかり、もう何年も筑波大付属小学校では行われていることなので、是非そちらを模倣していただきたいと思います。よろしくお願いします。

ただ太郎委員長  ほかに質疑ございますか。

鹿浜昭委員  今の特別支援教室の件なんですけれども、前回の委員会で、今日資料持ってこなかったんですけれども、前回の資料とちょっと対比したところを、学校によって、約1割が特別支援教室に通っていたり、あとは3%ぐらいですごく差があるんですけれども、この辺の基準というのは、大まか、いろいろ親御さんと相談されたり、やっているのかとは思うんですけれども、その1点、何か基準というのはあるんですか。それとも、学校によって、当初からずっと変化ない感じを受けていたんですね。やっぱり支援教室通っていると、小学校でいえば、1年生で入ったとき、週1から8時間というのはどのように決めているのか分からないんですけれども、そういうような中で、通常学級に戻って卒業というのかな、されている割合の方がどのくらいいるのか、具体的にその辺の
数字というのは把握されていますでしょうか。

支援管理課長  まず、特別支援教室を利用できる方の基準としましては、発達障がいをお持ちのお子さん、これがまず基準です。そして次に、各学校によっては、自分の教室の中で対応できるケースもあります。その場合については、学級の中で、そのお子さんと一緒にインクルーシブ教育を実践する学校もあります。また、いやそうではなくて、やはりそこにある一定の時間、訓練又は練習を重ねることで軽減をするという方法を取る学校ということで、一概に6%前後と言われているのですが、どこの学校もそれだけのお子さんがいらっしゃるわけではないというのと、指導法が若干違いますので、温度差はあると思います。

鹿浜昭委員  いや、私が言いたいのは、すごくいい制度だと思うんです、各学校に今、支援教室があるということは。子供たちも通いやすいだろうし、いろいろな意味で充実されて、学校長と支援員との、何ていうんですかね、コミュニケーションも当然毎日のように取れるシステムで、すごく学校側も喜んでいる今のシステムだと思うんですね。だったらもっと、何て言うのかな、もっとオープンにというか、全員に理解、親御さんたちにもしっかり理解していただきたいなというふうに思うんですね。やっぱりこういうよさをアピールする場で、何かそういうものが少し足らないのかなというふうに思うので、要望も兼ねてなんですけれども、是非そういう形で進めていっていただいて、何ていうのかな、僕らにもちょっと資料等も、なかなかその辺の具体的なものがないような気がするので、その辺も併せて頂きたいなというふうに思うんで
す。

子ども支援センターげんき所長  鹿浜委員御指摘のとおり、我々のこの、例えば特別支援教室のメニューですとか、いろいろな面、まだまだ、何ですかね、メニューを作るだけでなかなか十分に浸透していない、学校の先生だけではなく、保護者の方や委員の皆様方も含めて、まだまだ周知といいますか、御理解のところ、不十分なところを我々は感じておりますので、今後そういった周知、いろいろなところに深めてまいりたいと考えております。

ただ太郎委員長  ほかに質疑はございますか。

はたの昭彦委員  1点だけなんですけれども、不登校支援についてお聞きしたいんですけれども、私もいろいろ、今回文教委員会初めてで、勉強しながらやっているんですけれども、この間、テレビか何か見ていたときに、この不登校になる原因というのは様々あって、その中の一つという中では、心と体の性が不一致して、性同一障がいなんか抱えているって、なかなかそういうことが一因となっていて不登校になるということもあるんだ
みたいなことを番組でやっていまして、特に自傷行為に走る、そういうことによって自傷行為に走るケースが非常に多いというようなことをやっていて、そういうこともあるんだなって、非常に勉強になったんですけれども、区のこの不登校支援の中で、いろいろ学校でスクールカウンセラーとかが対応していると思うんですけれども、そういうことも含めた要因が、そういうことも要因の一つがあるとして、そういった対応もされているということでよろしいでしょうか。

教育相談課長  不登校の要因の一つにはあると思いますし、実際、教育相談でお受けしている方の中でも、そういったことがあるというケースもご
ざいますので、一つの要因としてそういった方がいて不登校になってしまうというケースもあることは事実ですし、そういった相談もスクールカウンセラーや教育相談員などの心理職の方がお受けはしております。

ただ太郎委員長  よろしいですか。

長谷川たかこ委員  すみません、最後に言い忘れてしまったのですが、今回の不登校の子を持つ保護者のための交流会の開催の際に、ペアレントメンターのチラシ、是非入れていただきたいのですが、いかがでしょうか。

教育相談課長  チラシの方を置いて、お渡しできるような形にしていきたいと思います。

こども支援センターげんき所長  この事業は、例えばSSWなどが、自分のケースも含めて、いろいろなところで周知をしたりしております。ペアレントメンター、なじみのあるような、そんなところも当然周知の対象でございますので、そのチラシなり、そういった活動の中で併せて周知も図ってまいりたいと考えています。

長谷川たかこ委員  是非よろしくお願いいたします。

長井まさのり委員  先ほど自傷行為ということがちょっとあったんですけれども、自傷行為をされてしまった子どもさんについては、しっかりまた不登校もそうですし、また継続したしっかり見守りというか支援というのが大切になってくるのではないのかなと思いますけれども、そうした継続した支援についてはどういった取組をされているのか、ちょっと関連してお聞きしたいと思います。

教育指導課長  自傷行為も含めて、長期休業日前、今回で言うと7月の終わり頃に学校に調査をかけております。自傷行為を過去にしたことがある児童・生徒については、フォーマットを使って全部報告書を上げております。今回も長期休業明ける、正に今週発出予定なんですけれども、その子がどうなって、どこにつながって、今どういうふうにしているのかというのを追っていくような調査をかける予定でございます。

長井まさのり委員  分かりました。長期休業明け夏休み明けは自殺であったりとか、また登校渋りということも大変懸念をされますので、しっかりまた手厚い支援、また新学期が始まってからも、もう初日から一人一人の子どもを丁寧に、しっかり見ていただいて、連続して休むことがないかとか、そうしたことも丁寧にしっかり力入れて取り組んでいただきたいと思いますけれども、その点についてはいかがでしょう。

教育指導課長  その報告書が上がっている子に限らず、ふだんから気になるような児童・生徒につきましては、必ず9月始まってから、指導課にも教育相談課にも報告が上がるようにしております。また、ハイパーQ-Uの調査をタブレット型に変えましたので、気になる子どもたちについては、そのデータも見ながら対応するようにというふうに学校には指導しております。

ただ太郎委員長  それでは、質疑なしと認めます。各会派の意見をお願いします。

鹿浜昭委員  継続でお願いします。

長井まさのり委員  継続でお願いします。

はたの昭彦委員  採択でお願いします。

長谷川たかこ委員  採択でお願いします。

ただ太郎委員長  これより採決いたします。本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]

ただ太郎委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定をいたしました。