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代表質問の内容①【「満足度の高い人生と人間を尊重する社会」の構築を目指して】

新型コロナ感染症は終息したとは言えない状況です。世界的にみてもワクチンが行き届いていない国で変異種が現れると、瞬く間に世界中に広がるといった状況が続いています。厚労省から発表された人口動態統計速報でも、出生数や婚姻数もコロナ禍による影響が如実に表れています。

 

来年はいよいよ足立区議会議員選挙。「満足度の高い人生や人間を尊重する社会の構築」について、集大成となるこの時期に質問をした意図を充分理解してもらいたかった…というのが正直な気持ちです。

 

区長答弁では、「既に基本構想の視点の中に入れ込んでございます」とのご回答でしたが、ウクライナやコロナの影響が如実に表れている社会情勢の中であるからこそ、区長のこれからの意気込みも含めた答弁を期待していました。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

【「満足度の高い人生と人間を尊重する社会」の構築を目指して】

 

<長谷川たかこ議員>

私は足立区議会 議会改革を全力で推し進める会を代表して、ご質問をさせていただきます。

新型コロナ感染症は、東京では毎日数千人の感染者が報告されており、未だに終息したとは言えない状況です。世界的にみれば、ワクチンが行き届いていない国で変異種が現れると、瞬く間に世界中に広がるといった状況からも、終息がいまだに見えてきません。2021年12月21日厚生労働省から発表された「2021年10月の人口動態統計速報」では、出生数は前年比で約3万9千人の減、婚姻数も約2万4千件の減とコロナ禍による影響が如実に表れています。

将来的にコロナ後の社会の生活様式がどのように変化するのか。コロナに対して世界や日本はどのように対応し、その結果、どのような社会やシステムの脆弱な部分が問題となり浮き彫りになったのか、社会全般を見渡して歴史の中における現在の位置を考える必要があります。また、コロナによってもたらされた価値観の大きな変化を基礎自治体はしっかりと受け止め、本格的な人口減少社会を受け入れ、「満足度の高い人生と人間を尊重する社会」の構築を目指していくことが重要です。

【問】基礎自治体として区民の生活の安定やその向上、経済の健全と持続的な成長、行政サービスの基盤である持続可能な財政構造を構築するための方策は勿論のこと、コロナ禍による社会システムの脆弱な部分を明らかにし、あらゆる世代に対応した諸課題に対する新たな支援を今後、さらに構築していく責務があると思いますが、区長の見解を求めます。また、「満足度の高い人生と人間を尊重する社会」の構築を新たな施策の柱とさせ、さらなる区の発展につなげて頂きたいと強く要望致します。区長の見解を伺います。         

【区長:答弁】

長谷川たかこ議員の代表質問のうち、私からは先ずコロナ禍による社会システムの脆弱な部分を明らかにし、あらゆる世代に対して新たな支援を構築するのが責務ではないかとのご質問にお答えを致します。

ご質問の通り、コロナ禍の影響がどこにどのように及んでいるのか、その歪みの部分を行政としてきっちり明らかにし、必要となる支援を実施していくことは論を俟たないと考えております。ただ、あらゆる世代に広く薄くでは意味がありませんので、どの世代にどのような支援が求められているのかという所をきちっと明らかにして的を絞った対策を講じていく考えです。

次に、満足度の高い人生と人間を尊重する社会の構築を新たな施策の柱とさせ区の発展につなげていくべきとのご要望がございました。

現在の足立区の基本構想の中には、基本構想の将来像の実現に向けた4つの視点として「多様性を認め合い、夢や希望に挑戦する人」「真に豊かな生活を実現できる 魅力あるまち」と謳ってございます。ということで、言葉は若干異なってございますけれども、議員が質問の中でご指摘をされた「満足度の高い人生や人間を尊重する社会の構築」については、既に基本構想の視点の中に入れ込んでございます。前段のコロナの影響、そして現在のウクライナを中心とする不安定な世界情勢の中での区に求められた責務というものをきちっと果たしながら区の発展につなげていきます。

他のご質問につきましては、参与より答弁させて頂きます。