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決算特別委員会の質問⑤【文化・芸術について】

音楽には、人を癒し、人と人とをつなぐ力があります。

芸術は社会への影響力をもつ「ソフトパワー」で、持続可能な経済発展や国際協力の円滑化の基盤ともなるものです。そして、足立区に集う皆さまが心豊かな生活の糧としてこれからも文化芸術の振興が足立区の根幹となるよう、私もさらなる提案をして参りたいともいます。

 

今後も私は強力に区内外で発信しながら「文化・芸術のあだち」を築いていきたいと思います。

*****以下、委員会の質問と答弁(抜粋)です。*****
○長谷川たかこ委員

先日、第18回足立区音楽祭が無事に終了いたしました。私の家族が出演をしましたので、今年初めて実行委員会のメンバーになりました。コロナ禍の中での2年間延期となっていた足立区音楽祭が足立区制90周年記念事業の一つとして行う事が出来たことは大変感慨深いものがあります。

今年の4月から長谷川副区長はじめ、生涯学習支援部長、そしてシティプロモーション課長他、執行機関の皆様のご協力を頂きました。当日は長谷川副区長はじめ、大山教育長や区議会事務局の皆様にもお越し頂き、大変感謝申し上げます。

 

千ヶ崎さん率いる区役所職員メンバーで結成された「ラテン・ジャズ・オーケストラ」は大変見応えのある素晴らしい演奏でした。日ごろは地下の厚生室で演奏をされていると聞いております。千ヶ崎さんもお忙しい中、毎月開催される会合にもご参加くださり、休日の本番やその際、半日かけてのお手伝いも早朝からご協力くださり、本当に頭の下がる思いです。ありがとうございます。

【問】長谷川副区長と大山教育長、そしてご尽力いただきました千ヶ崎所長に代表してご感想を頂きたいと思います。

 

○副区長

当日、私は区民として家族も連れて参加させていただきました。久しぶりに、そういう音楽というか、バイオリンとかピアノとか、それから本格的なボーカルを聞かせていただいて、本当に楽しませていただきました。改めて、このような活動がこの数年できなかったということを思うと、やっぱり、日々生きていく中で豊かな生活をするためには、このような文化芸術活動というのは本当に必要なのだなということを改めて思いました。

 

○教育長

私も初めて音楽祭、見に行かせていただいて、この間こういう活動ができなかったことの 裏返しといいますか、本当に皆さんが生き生きと演奏されていたことを見させていただいて、本当にいいイベントだなというふうに思いました。ありがとうございました。

 

○足立福祉事務所長

それこそ子どもから高齢者まで、音楽という接点でつながった地域のイベントとして、そしてこのコロナ禍の中、やっとこういうイベントができるようになったということで、すごく感動を覚えました。ありがとうございました。

 

○長谷川たかこ委員

どうもありがとうございます。

コロナ禍で2年間延期となってしまっていた中、本当に西新井ギャラクシティでできるかどうかというのも、毎月の会合している中で疑心暗鬼になる部分もありました。でもみんなで「きっとやれるから頑張ろうね」という思いで毎月の会合を過ごしていましたので、本当に嬉しく思います。

人と人とがつながる連帯感を生む、心温まる音楽祭だったと思います。

音楽には、人を癒し、人と人とをつなぐ力があります。芸術は社会への影響力をもつ「ソフトパワー」で、持続可能な経済発展や国際協力の円滑化の基盤ともなるものです。そして、足立区に集う皆さまが心豊かな生活の糧としてこれからも文化芸術の振興が足立区の根幹となるよう、私もさらなる提案をして参りたいともいます。また、親子で日々の努力を積み重ねながら演奏力を高め、区内外で発信しながら「文化・芸術のあだち」を築いていきたいと思います。

今年より第六中学校では吹奏楽部でヴァイオリンを2挺購入され、芸大講師からレッスンを受けています。ヴァイオリンを学びたいと希望する生徒たちは多くいるそうです。中学で弦楽器を習いたい生徒にその夢を叶えてあげたいという想いで、吹奏楽部の先生が今年度から吹奏楽部に弦楽器を導入されました。しかし、来年度の講師派遣代などの予算繰りに大変頭を抱えている状況です。

ブラスバンド専用の報償費は10万5千円(上限額)、一回2時間程度5000円(上限額)を支給しています。これらの金額は、足立区の要綱に定めており、1日2時間で交通費込みの5千円と計算し、年間21回105000円の支出となっています。また楽器の細かいメンテナンスについては吹奏楽部の修理費から捻出しているそうです。

学校支援課で、楽器の予算をもっているそうですが、一般的に芸大の講師をお願いすると学生では1時間4千円から、また卒業生になると1時間5千円以上が相場です。またそれ以外にも別途出張費用が掛かります。私立の学校などでは、中学の吹奏楽部では、ヴァイオリンを当たり前のように学ぶことができます。特徴としては卒業生がボランティアで教えに来ることもあるそうです。

【問】当区における要項のままでは、吹奏楽部の外部講師派遣をお願いする設定価格が大変低く、出張費用が含まれていません。また、講師派遣も複数の楽器を指導いただける額には全くなっていない状況です。

改定されていない足立区の要項を見直し、現在の価格に見合った基準額で算定しなおし、外部講師派遣費用や修理代などの見直しを強く要望致します。区の見解を求めます。

 

○教育指導課長

このブラスバンドの指導員につきましては、外部指導員としまして有償ボランティアという位置付けです。現在の金額というのが、 この有償ボランティアという性質上、妥当なのかなというふうには考えております。 ただ、他地区等の状況を見ながら、必要があれば検討して参りたいと思います。

 

○長谷川たかこ委員

吹奏楽部の先生が、講師をどこに派遣をお願いしたらいいのかが分からないです。

また、金額がとても安いので、一般的につてでお願いするということができない状況でもあります。区としてどこにお願いをすればいいのか、そのような御指導なども含めたご案内を丁寧に今後していただきたいと思います。如何でしょうか。

 

○教育指導課長

様々な学校がそれぞれのつてで、やはりそういう楽器の指導を頼んでいることは承知しております。都の音楽研究部であったりとか、 足立区の音楽研究部に情報を提供しながら、いろいろなところの講師が使えるように周知をしていきたいと思います。

 

○長谷川たかこ委員

是非、今後パイプを くっていただきたいと思います。

私の方には、「どなたかご指導を頂ける先生はいらっしゃいませんか」というお声掛けがありました。ただ、安い金額で御紹介をするということがなかなか私の方からもできない状況です。どこにお願いをすればいいか、区の方である程度そのようなパイプはできていると思います。そこの部分をしっかりと、今後、各学校にお示しし、お伝えいただきたいと思います。如何でしょうか。

 

○教育指導課長

通常のブラスバンドの指導となりますと、OBであったりとか学生というのが非常に多いです。 ただ、バイオリン、弦楽器となりますと、やはりお高い感じを受けます。なので、その辺も情報を収集しまして、各学校に周知できたらと思います。

 

○長谷川たかこ委員

先日、話の中でヤマハなどの企業にお願いを掛けて、楽器の購入も含めた金額で安価でできるというお話をお聞きしました。そのような内容も含めたご案内をお示ししていただいて、各学校にこういうところがありますよということを御提示していただきたいと思うのですが、如何でしょう。

 

○教育指導課長

その辺の一般企業との関わりにつきまして、しっかり調べまして、どの辺まで周知できるかというところを確認したいと思います。

 

○長谷川たかこ委員

是非、丁寧に行っていただきたいと思います。

弦楽器など習ってみたいと純粋に思う生徒たちが楽器を手にして学べる環境をつくること、そのような生徒たちが少しでも増え、音楽を学ぶことで人生を豊かにする環境を公立中学校でも構築できる環境を現場の先生方は願っています。現場の先生方の思い、生徒たちの思い、是非とも酌み取っていただきたいと思います。