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令和4年度 議会運営委員会地方都市行政視察②北海道登別市議会

令和4年度 議会運営委員会地方都市行政視察。今日は2日目。

場所は、北海道登別市議会です。

 

①北海道登別市議会では、議会事務局職員による提案制度を設けています。

議会事務局職員が議会運営の改善策を議長に直接提案できる制度(登別市議会議会事務局職員提案)として、北海道内で初めて導入しました。

本規定を定めることで、市議会における政策立案、議会運営の改善に関して議会事務局職員の創意工夫と課題認識による提案を促進し、市議会議員との協働による議会運営を実現することで市議会全体の政策形成能力を向上させ、市民福祉の向上を図る事を目的としています。

 

②議会サポーター制度の実施

議会の政策形成機能、審査機能を高めるため、市民で構成する議会サポーターと専門的な知識などを有する者で構成する議会サポーター制度を実施しています。議会サポーターは、委員会において必要と認めた時、議会等の審査又は調査の為の参考意見を述べることなどの役割を担っています。

 

 

③意見交換会、議会フォーラムの開催

平成19年から議会フォーラムと銘打ち、市民との意見交換会・議会報告会を行っている。「市民・住民参加型」の取組みを基本として、市民の声を取り入れる「意見交換会」「議会フォーラム」を開催することで監視チェック機能や政策提言、条例制定などへ反映している。

 

④育児、介護などを理由としたオンライン会議の導入

新型コロナに限らず、妊娠中や子育て中、障がいのある議員などに配慮するためにオンライン会議を導入している。

 

☆登別市議会の議会改革は何と、議会改革調査2021年総合順位1355議会中第2位。

早稲田大学マニフェスト研究所の議会改革度調査2021で全国2位となったそうです。

重点3分野の分野別ランキングでは、議会の透明化など「情報共有」が10位。住民意見のしやすさなどの「住民参画」が2位。

IT化や政策立案などの「機能強化」が11位と何れも上位に位置付けられています。

登別市議会は、本会議や委員会を誰でも自由に傍聴でき、許可がなくても傍聴者が撮影、録音できるようにしています。

またバリアフリー化が進んでいるほか、幅広い世代から意見を聞くための機会を積極的に作るなどしていて、「議会の垣根が低い」と評価されています。

 

早稲田大学マニフェスト研究所で登別市の議会改革度調査評価が全国2位となった実績は素晴らしいものがあります。今後、足立区としても、育児、介護などを理由としたオンライン会議の導入についても、是非とも模倣をしていきたいと思った次第です。

北海道登別市議会の前で記念撮影。

登別市議会の議場でお話を伺いました。

登別駅に到着すると巨大な熊のはく製がお出迎えです。