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☆文教委員㉚【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】

○ただ太郎委員長 次に、請願・陳情の審査に移ります。

(1)元受理番号6を単独議題といたします。 前回は継続審査であります。また、報告事項 (4)私立不登校特例校等との連携及び支援の方向性についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。

 

○こども支援センターげんき所長 それでは、文教委員会報告資料の5ページをお開きください。 件名、所管部課名は記載のとおりでございます。こちらは、旧千寿第五小学校跡地に、令和6年4月開校予定の不登校特例校でございますが、避難所機能を有する文教施設でございます。また、足立区の不登校施策の一翼を担う重要な協力機関でございますので、学校を運営する三幸学園と足立区との連携の方向性と通学生徒等に対する支援につきまして御報告するものでございます。

 

項番1ですが、複合施設として三つの機能がございます。一つ目が、私立不登校特例中学校でございます。こちらは校内の浸水しないフロアに5 00㎡以上の避難スペースを設けることが募集要領で条件づけられております。二つ目が、未就学児の療育支援を行う児童発達支援センターでございます。三つ目が通信制高等学校でございます。

 

項番2、不登校対策における連携方針等、方針案の概要を3本柱で考えております。一つ目が、フリースクールや大学の運営によって蓄積された民間のノウハウを区に生かすための 交流でございます。 二つ目が、不登校の子どもたちに特化したICT活用による学習支援方法の共有でございます。 三つ目が、三幸学園の有する通信制高校ですとか専門学校との連携を通じまして不登校生徒の職業体験活動ですとか若年者の学び直し支援でございます。

 

詳細につきましては、別添資料1を御参 照ください。 項番3、通学生徒への支援でございます。 足立区独自の授業料の一部助成の検討に加えまして、三幸学園におきまして足立区在住生徒への支援制度を検討中でございます。 裏面6ページを御覧ください。項番4、学校法人への支援でございます。 平成26年に交付をいたしました足立区学校法人の助成に関する条例の第2条に基づきまして、3億円を上限に学校校舎建設に要した費用の一部助成を検討してまいります。 今後の方針でございますが、不登校特例校との具体的な連携内容につきましては、令和5年度に報告してまいります。以上でございます。

 

○ただ太郎委員長 ありがとうございました。それでは質疑に入ります。 何か質疑はございますか。

 

○水野あゆみ委員 報告事項の私立不登校特例校等との連携及び支援について伺います。 報告資料の5ページに、通学生への支援とありまして、経済的に困難な不登校生徒への支援、授業料の一部助成ということで区として検討しているとあります。ここで言う経済的に困難というのはどの程度の所得の世帯を対象に考えているのか伺います。

 

○教育相談課長 具体的な内容はこれからになりま すが、一つの目安として、就学援助を受けている 世帯等という考え方も有るかと思っております。

 

○水野あゆみ委員 分かりました。

就学援助を受けられない世帯であっても、私立 中学校通うとなると本当に大変な世帯って多いと 思います。公立学校に通っていた子どもたちが何 らかの理由で不登校特例校に行かなきゃいけなく なったという状況は、何らかの区としても考えて いかなきゃいけないのかなと思います。そういった就学援助に、世帯に限らずに対象を広く支援していただきたいと思いますので、そういった意味で検討していただきたいと思いますが、再度いかがでしょうか。

 

○教育相談課長 詳細については、今後、決めてまいりたいと思いますので、しっかりと検討していきたいと思います。

 

○水野あゆみ委員 よろしくお願いします。三幸学園側の足立区民への支援策ということで、授業料一部免除なども検討中ということでございますので、区と、また、三幸学園側で支援の対象者がかぶらないように、かぶってもいいんですけれども、そこの就学援助世帯だけに狭めないように是非広くしていただきたいと要望いたします。 また令和6年4月から特例校が開校するということで、今チャレンジ学級ですとか、あすテップ ですとか様々やっていただいていますが、不登校、 課程教室あすテップについては、今後どのように考えているのかお伺いいたします。

 

○教育相談課長 あすテップにつきましては、今年度、3年目になりまして、検証会議の方を今週末に開く予定です。その場で協議となりますので、 内容につきましては改めてまた御報告をさせていただきたいと思っております。

所管としては、不登校生徒の居場所として、現在の機能を継続したいというふうには考えております。

 

○水野あゆみ委員 分かりました。

 私も以前視察に行かせていただきましたら、真面目に授業を受けながら、本当に不登校の子たちだったのかなと思うぐらい、休み時間、和気あいあいと過ごしている姿も目にしており、また保護者の方々も本当に助かっている、寄り添った支援していただいているという声もいただいていますので、不登校特例校が開設した後も、しっかりと特定課程教室としても継続していただきたいと私からも要望させていただきます。以上です。

 

○ただ太郎委員長 ほかに質疑はございますか。

 

○長谷川たかこ委員  私立ということでは、年間60万円ぐらいの授業料が掛かるということでよろしいんでしょうか。

 

○教育相談課長 授業料が幾ら掛かるかという話は、 具体的にまだ、学校もこれから認可が下りると思 いますので何とも言えないと思うんですけれども、 私立ですので、ある一定の授業料が掛かるとは考えております。

 

○長谷川たかこ委員  通常の私立の学校って中学とかは大体平均値が年間60万円ぐらいなので、それ位の授業料の学校なのかなと思うところです。就学援助を受けられるお子さんだけでなく、そうでない世帯の方々も、私立の授業料を払うのはとても大変だと思われます。中身がどのようになるのかは、まだ今の時点ではわかりませんが、不登校の対象の学校ということになれば、それなりのカリキュラムが組まれると思われます。入学したいと思っても授業料が高くてなかなか手が出せない世帯はたくさん有ると思います。

 

以前、私その知り合いのお母さんたちも、綾瀬 2丁目に在る東京未来大学の不登校関連校の月謝が高額なため、通いたくても通う事が出来ないとおっしゃっていました。

授業料の一部助成という部分について検討に入ると思いますが、水野委員もおっしゃるように私も同感です。様々な年収の方々でも不登校支援が活用できるよう、区独自の助成を考えていただきたいと思います。是非、強く要望をさせていただきます。如何でしょうか。

 

○教育相談課長  実際、授業料の免除となりますと 令和6年度になりますので、まだ時間が有るかと思いますのでしっかりと検討はしてまいりたいと思います。

 

○長谷川たかこ委員  そういう点を是非、詰めて下さい。

不登校支援、居場所づくりをしている団体が最近では、足立区においては増えてきております。私の知り合いの不登校当事者のお母様たちが様々な個所で支援を立ち上げており、足立区全域で展開しようというお気持ちで頑張っています。

いろいろな団体さんが、今、足立区の様々な場所でそれぞれが試みている状況なんです。

 

不登校の学校ができるということなので、足立区で活動し、頑張っている団体との連携も視野に入れながら、そこで相談しているお子さんたちをつなげられるよう、足立区がそのパイプ役を担って頂きたい思います。如何でしょうか。

 

○教育相談課長 今現在、区とそういった支援の場の何というんですか、すみません連携というかそういったのって特に現在はない状態なんですけれども、今後そういった区内のフリースクールであったりこういった不登校の支援をしている団体等と連絡会的なものはつくっていきたいなというふうに考えております。

 

○こども支援センターげんき所長 ここでは、三幸 学園及びそこに関連するところとの連携ということで御報告させておりますけれども、長谷川委員 御指摘のとおり不登校に関わる様々な団体といい ますかそれもございますので、どこまでできるかはこれから検討させていただきますけれども、広く情報を共有するなど連携を模索してまいりたいと考えております。

 

○長谷川たかこ委員  是非情報共有をしながら、つながる仕組みをつくっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

○ただ太郎委員長 ほかに質疑はございますか。

 [「なし」と呼ぶ者あり]

○ただ太郎委員長 なしと認めます。 それでは各会派の意見をお願いします。

 

○鹿浜昭委員     継続でお願いします。

○長井まさのり委員  継続で。

○はたの昭彦委員   これについては採択でお願いし ます。

○長谷川たかこ委員   採択でお願いします。

 

○ただ太郎委員長

これより採決いたします。 本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を 願います。

 [賛成者挙手]

○ただ太郎委員長   挙手多数であります。

よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。