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文教委員会⑤「教育現場への感染症対策緩和についての請願」

○ただ太郎委員長 挙手多数であります。

よって、 本件は継続審査とすることに決定をいたしました。 次に、(8)受理番号4、(9)受理番号5、以上2件を一括議題といたします。

2件とも前回は継続審査であります。また、報 告事項の(2)追加報告の新型コロナウイルス感 染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立 学校)学校の新しい日常の定着に向けての改訂に 伴う区の今後の方針についてが本請願と関連して おりますので、併せて説明をお願いします。

 

○学校運営部長 それでは、文教委員会報告資料(追 加)の2ページを御覧ください。

件名は、新型コロナウイルス感染症対策と学校 運営に関するガイドライン(都立学校)学校の新しい日常の定着に向けての改訂に伴う区の今後の方針についてということでございます。

先週の12月6日に、東京都教育委員会より、 都立学校の感染症対策ガイドラインの改訂に係る通知が送付されました。これに伴いまして、足立区のガイドラインを見直すことにいたしましたので御報告いたします。 今回、東京都が改訂した主な内容ですが、項番1の(1)の下線部にありますとおり、改訂前には、黙食を徹底するよう指導すると明記されてありました。しかし今回の改訂ではその部分が削除 され、改訂後は、(2)の下線の部分のとおり、 児童・生徒の間で会話を行うことも可能であると されております。 このことを受けまして、区では、12月9日の 新型コロナ対策本部会議において、足立区立小・ 中学校版感染症予防ガイドラインを見直し、現在、 東京都ガイドラインと同様の取扱いをすることにいたしました。

これまで区では、喫食時は、対面 や会話を避ける前向き黙食の徹底としてきましたけれども、今回、都のガイドラインに基づきまし て、項番2の(1)の下線のように児童・生徒等の間で会話を行うことも可能とするとしたほか記 載のとおり変更いたしました。ただし、学校の感染状況に応じて基準に基づき 黙食を一定期間実施することといたします。黙食 の判断基準は(2)に記載のとおりでございます。 基準に当てはまる場合には、原則5日間は前向き 黙食を徹底することにいたします。また、新型コ ロナウイルス感染症に限らずインフルエンザ等も 感染が拡大している場合も学校長判断で黙食を実 施いたします。なお、対応変更日を令和4年12 月12日月曜日といたしました。各学校は、学校の状況に応じて順次対応してまいります。また、今後は学校での運用に際してのFAQを作成し 提示してまいります。 私の方からは以上でございます。

 

○ただ太郎委員長 ありがとうございました。それでは質疑に入ります。

何か質疑はございますか。

 

○長谷川たかこ委員 今回、このような通知を出されるということで、実際に保護者の方々にはいつ 頃こちらを周知されるんでしょうか。

 

○学務課長 12月12日月曜日に保護者向けの配 信メールで一斉送信させていただきました。

 

○長谷川たかこ委員 各学校の判断に基づく形になるとは思われますが、現在の状況で、足立区全小・中学校の中で、黙食解禁になるところは何校ぐらいになるんでしょうか。

 

○学務課長 まだ全部を把握はしてございませんが、 伺った話では、ある学校では、今日から少しお話してもいいよというふうに声を掛けて始めたという学校も聞いてございます。 ただ、11月15日以降、昨日まででクラスターが25学級発生してございます。そういった状 況では、まだまだ気を緩められないという状況が ございますので、一気に黙食の緩和が進むのはまだ厳しい状況ではないかと思ってございます。

 

○長谷川たかこ委員 25学級というのは小・中学校合わせて25学級ということでよろしいですか。

 

○学務課長  合わせて25学級でございます。

 

○長谷川たかこ委員  このような通知を出されたわけですから区の基準の状況である場合には致し方ないと思いますけれども、これから来年春に向けて、まただんだん緩和することも有るかと思います。是非こういうことは建設的に保護者の皆さんにも引き続き周知、ただネットで配信するだけではなく、校長先生、副校長先生それから担任の先生も通じながら保護者や子どもたちに向けて発信していただき、ある意味、 緩和されたら「黙食でなくても大丈夫だよ」という周知を是非お願いしたいところです。如何でしょうか。

 

○学務課長 学校には、保護者宛ての通知もお願いしてございます。恐らくそれぞれの学校で黙食緩 和が判断できて実施する場合には、子どもたちに丁寧に説明して実施すると思いますが、その辺りも含めてまた校長会等に周知してまいりたいと思 います。

 

○長谷川たかこ委員  一過性ではなく、継続して毎月のように保護者や子どもたちに周知していただくことで気持ちも納まるかもしれません。黙食が続いていたことで、子どもたちや保護者の皆さんはとてもやきもきした気持ちでいらっしゃっていたと思います。

その気持ちがほぐれるような働きかけを徹底していただきたいと思います。

お願いいたします。

 

○ただ太郎委員長  ほかに質疑はございますか。

 

○はたの昭彦委員  今回、給食における対応については、今の状況に即したというか合ったというか、私この間、給食の時間のコミュニケーションは非常に大事だということで質疑をしてきたわけですけれども、具体的には、少しおしゃべりしてもいいよというようなことで言うと、前回紹介した愛 知県でしたっけ、斜めに机を配置するとかというようなことをやって少し顔が見えるような関係で やるということだったんですけれども、区として その辺の机の配置はどうしますかというのは学校に任せているということなんですか。

 

○学務課長  座席配置の工夫については学校ごとに お任せになるかと思います。児童数が本当に学校によって規模が全く違いますので、広々取れるところもございますし、目いっぱいになっているところもありますのでそれぞれの工夫でお願いしたいと思っております。

 

○はたの昭彦委員  今までどおり、1列に前を向いて少ししゃべってもいいよと言ったって実現性が ないわけですから、それについては、ほかの好事 例も紹介しながら進めていただきたいなと思います。それと今回このような通達というか、変更があったということは非常に歓迎をすることなんですけれども、ただ、前回の私、質疑で、文部科学大臣の発言を紹介をして、少し黙食緩和するべきじゃないかというような質問に対して学務課長は、発言を踏まえても一気にそこまでかじを切るという状況では現段階ではないというふうに考えていると。教育指導課長は、クラスターが出ている状 況の中で食べている間も話していいよというのは、 なかなか学校も言える状況じゃないという、前回、1か月前の、1か月前に比べるとさっき言ったように今クラスターも増えているし、感染状況も広がっているわけです。そういう中で、通達を出しているということで言うと、確かに通達出して別に否定するわけではないのだけれども、もっと区として状況を科学的に分析して判断をするという、 ただ上から通達が下りてきたから区もそれに従いますということでは在り方としてちょっとおかしいかな、もう少し区として科学的根拠に基づいて、今後判断していっていただきたいと思うんですがいかがでしょうか。

 

○学務課長 国の通知が11月29日に発信されております。それを踏まえて東京都がどうするかというところをにらんでございましたが、同じ感染状況下における都立学校のガイドラインが、国の方針に従って黙食という表現を変えてきたという状況にございます。同じような感染状況下という判断で捉えた場合、この都立学校のガイドラインに区も従うべきじゃないかというふうに考えた状況でございます。

 

○学校運営部長 補足でございますけれども、私個 人として状況を見ますと、黙食は継続するべきだ というふうに考えて、継続しようかなと思ったこ ともありましたけれども、様々な区民の方、議員 の方から、なぜ黙食を続けるんだというようなこ とをずっと言われ続けてきて、私どもは、国のあるいは東京都のガイドラインに基づいて黙食を続 けているんですよと言ってきましたけれども、今 回のガイドラインでは黙食という言葉がなくなりましたので、私たちがよりどころとするところが なくなってしまったと。ついてはこの変更点に書 いてありますとおり、会話も可能とするという表現で、状況に応じて黙食を続けるには基準に基づいてやってくださいという学校へ通知をしたというようなそんな経緯がございます。

 

○ただ太郎委員長 ほかに質疑はございますか。

[「なし」と呼ぶ者あり]

○ただ太郎委員長 なしと認めます。 それでは各会派の意見をお願いします。

 

○鹿浜昭委員     2件とも継続でお願いします。

○ただ太郎委員長   2件とも継続。

○長井まさのり委員  2件とも継続で。

○はたの昭彦委員   よりどころという話出ましたけ れども、私は、区としてある程度の判断をしていっていくということが大事なんじゃないかなということを言いましたので、その辺は是非受け止めていただきたいと思います。陳情については採択 を求めたいと思います。

○長谷川たかこ委員  2件とも採択でお願いします。

 

○ただ太郎委員長 それでは、これより採決をいたします。

本件は継続審査とすることに、2件とも継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。 [賛成者挙手]

○ただ太郎委員長 挙手多数であります。よって、本件2件は継続審査とすることに決定をいたしま した。