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☆文教委員㉝【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】

○ただ太郎委員長 次に、請願・陳情の審査に移ります。(1)元受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。また、報告事項の(23)、(24)、(25)、以上3件が本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。


○こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の60ページを御覧ください。件名、ペアレントメンター事業委託事業者の評価結果についてでございます。
所管部課名は記載のとおりでございます。

こちらは、発達障がいのある子どもの保護者の相談支援やメンターとしての育成を行いますペアレントメンター事業委託事業者の評価結果について御報告するものでございます。評価委員会の開催日が項番3、評価委員の構成が項番4、評価対象事業者が項番5でございます。項番6、審査結果でございますが、50点満点中、各評価委員の合計点が全委員30点以上であったため、来年度も継続可と判定されました。詳細は62ページを御参照ください。

 

61ページにお戻りください。項番7、委員からの御意見でございますが、(1)は、ホームページに、体験談や動画を取り入れられて工夫が見られる等、情報発信についての御評価をいただいております。

 

一方、(2)課題・要望でございますが、保育園、小学校など地域資源との連携が必要ですとか、カウンセリング技術の向上など、御意見をいただいております。
今後の方針でございますが、こうした評価委員会における意見、課題、要望を参考に、委託事業者と協議をし、事業運営の改善に努めてまいります。

続きまして、63ページを御覧ください。件名、令和4年度のICTを活用した不登校児童・生徒の支援についてでございます。所管部課名、記載のとおりでございます。こちらは、昨年9月に御報告いたしましたICTを活用した不登校児童・生徒への支援につきまして、取組結果を御報告するものでございます。項番1は、モデル校における取組でございまして、64ページを御覧ください。

 

教室以外の別室で、在籍クラスの配信授業をリアルタイムで視聴する取組ですとか、クラスルームというアプリケーションを活用した取組の結果でございます。一番下の西伊興小学校の取組でございますけれども、校長室から算数少人数教室、あと在籍クラスと徐々に教室復帰できた事例でございます。63ページにお戻りください。項番2は、録画動画の活用でございますが、チャレンジ学級におきまして、中学生向け進路指導の授業や説明会を録画し、編集した動画をGoogleクラスルームやDVDで生徒に公開をいたしました。また、ここで得られたノウハウを基に、録画動画の作成マニュアルを作成し、モデル校における取組内容の事例集とともに、本年度中に全小中学校へ情報共有してまいります。項番3は、自宅からオンラインで、教育相談やスクールカウンセラーとつながるオンライン相談の12月末末現在の状況でございます。

 

今後の方針でございますが、このオンライン相談につきましては、児童・生徒が外出困難な場合など、状況に応じたオンライン相談の多様な活用や有用性について、不登校相談時に保護者に直接伝え、提案をしてまいります。

 

続きまして、65ページをお開きください。NPO法人による不登校生徒へのオンライン支援授業の試行実施についてでございます。所管部課名、記載のとおりでございます。こちらは、NPO法人が実施をしている不登校の子どもへのオンライン支援授業につきまして、令和5年度より連携協定を締結し、試行実施するものでございます。

 

項番2のNPO法人によりますroom-Kという支援システムの目的でございますが、項番3のとおり、リモートで活動する全国の支援者が、不登校の子どもたちに対して、オンラインでの伴走支援と学びの場づくりを実現するものでございます。

 

更に、項番4、(1)のとおり、オンライン上の仮想空間に、教室や職員室があり、アバターといわれる子どもの分身が、仮想空間の中で学校活動を疑似体験をし、慣れてきたら、画面に顔を見せるなど、少しずつ現実世界に近づいてまいります。

 

また、(3)のメンターが伴走者として子どもに寄り添い、(4)のコーディネーターが、保護者と面談を行うなど、このシステムの背景に、リモートで活動する支援者が用意されているところが特徴でございます。

 

項番5、支援内容でございますが、(3)のとおり、メンターと相談しながら、子どもの状況に応じて、対面での支援につなげていくほか、(4)のとおり、健康観察を含むホームルームですとか、体を動かすプログラムなどが用意をされております。

66ページをお開きください。項番8のこの支援の位置づけでございますが、外出ができず、家庭学習支援事業のような対面による支援も難しい、こういった場合を想定をしております。

 

項番9、今後のスケジュールです。3月末までに、連携協定内容を協議をし、4月
以降、連携協定を締結し、支援を開始してまいります。今後の方針でございますが、令和5年度に試行実施することにより、効果や課題を洗い出し、令和6年度以降の本格実施の判断をしてまいります。続きまして、本請願に関連した口頭報告がございます。

 

昨年12月の文教委員会報告、私立不登校特例校等との連携及び支援の方向性についての中で、令和6年4月に開設予定の不登校特例校における保護者負担軽減策につきまして、学校を運営する三幸学園側が検討していただいている旨を御報告をいたしました。この学校は私立学校ではありますが、不登校児童・生徒が増加、高止まりしている状況下で、一定数の区内の在住者の通学を想定しております。

 

子どもの貧困対策を推進している足立区といたしましては、是非三幸学園にも、経済的支援策について御協力いただきたいと考えております。このため、12月に三幸学園を訪問し、所得制限のない入学金の軽減ですとか、受験検定料の免除についての要望を行ってまいりました。この要望を受けて、1月31日に、三幸学園側から、前向きに検討するとの回答をいただいております。なお、足立区側の授業料の一部助成につきましても、教育委員会として今後検討してまいります。
私からは以上でございます。

 

○ただ太郎委員長 ありがとうございました。それでは質疑に入ります。

○渕上隆委員 最初に、ペアレントメンター事業委託事業者の評価結果についてということで、ここに出ているのが、一般社団法人ねっとワーキングということで、業務概要としては、子どもの対応に悩んでいる保護者の相談支援を行うとか、メンターを育成する、それから、保護者の孤立を防ぎ理解を促進するとありますけれども、この保護者に対して、どのようにコンタクトを取るというか、保護者の方はたくさんいらっしゃると思うんですけれども、これは相談を受けるだけなのか、あるいは、こちらからも寄り添うというか、全員対応するのは大変かも分らないのですが、その辺のつながりについてはいかがなんでしょうか。

○支援管理課長 この二、三年ですが、待っているだけでは、必要な保護者になかなかたどり着けないという御指摘も受けておりますので、今アウトリーチ型も含めて、外に向けて発信をしているという状況でございます。

○渕上隆委員 今、発達支援教室なんかもたくさんあって、小・中学校全校にありますし、発達障がいの疑いというか、関係の児童数というのはかなり多いと思うんですけれども、そうすると、足立区内でも、1,000人とか2,000人とか、ちょっとはっきり分からないですけれども、何百人とかいらっしゃって、今、相談支援を行っているろいうのはどれぐらい数的にはあるんでしょうか。

○支援管理課長 延べ人数ですが、約100名弱の状況でございます。

○渕上隆委員 ちょっとあまり詳しく聞くと時間がなくなっちゃうので、それぐらいして、また今度機会があったら伺いたいと思います。

それから、ICTを活用したというのとオンラインの支援授業と、不登校の、ありますけれども、これは、例えば、ICTを活用したのが、64ページなんか幾つか事例が出ていますけれども、これは、足立区で独自に対応している方式なんでしょうか。それとも、文科省とか、あるいはほかの自治体とか、いろいろな事例を参考にしながら対応している事例なんでしょうか。その辺はいかがなんでしょう。

○教育相談課長 64ページにつきましては、足立区の学校の中で取り組んだ内容ということですので、特に、文科省からとかということではございません。

○渕上隆委員 というか、これは、では、足立区独自に考えて、こういうのがいいのかなということで。あるいは、例えば、ほかの事例を、こういうのをほかではやっていますよとかというのは、あったら参考にするんでしょうか、それとも、これ、実際にやっているのは、担当しているのは、学校の教員の方がやっているのかなと思うんですけれども、ほかの事例でいうと、よくNPOが不登校にICTも活用した対応をしているというのは、よく聞くんですが、その辺の他の自治体との関連とか、そのNPOとの関連とか、その辺はいかがなんでしょう。

○教育相談課長 64ページのモデル校につきましては、学校で行うそのICTを活用した支援の方法ということで、今年度取り組んでおりますので、学校ごとにそれぞれのできることをやったという、その取組の結果となっております。

○渕上隆委員 というと、結構やるところは一生懸命やっているといったらおかしいですけれども、いろいろな事例を取り入れてやっているし、なかなか進まないところは進まないとか、何かそういうのがちょっと出てきちゃうのかなというのはあるなと思ったんですけれども、それはまた今度で結構です。

それから、オンラインのカタリバさんがやっている、これは、多分、メタバースでやっているんですかね。分からないですけれども、ゲームを使って。よく話が出てくるのは、ゲーム上では、コミュニケーションが取れて対話ができるということで、ふだん表に出て人とは話さないけれども、ゲームの中で仲よくなった人なんかが出てくるということで、そういうゲームを通じたりとか、そういうことで対話ができるとか、そういうこともこれは可能なんでしょうか。いかがでしょうか。

○教育相談課長 こちらの65ページのroom-Kにつきましては、ゲームそのものではないんですけれども、見た目は、少しゲームのような、そういった、見た目はそのような形をしておりますので、子どもにとっては、ゲームに参加するような、そんなような、気軽な形で参加できるようなものになっております。

こちらのroom-Kは、NPO法人カタリバが独自に開発しているアプリケーションになりますので、そちらに参加をさせていただく、来年度、試行的に参加をさせていただくというような形になっております。

○副区長 その画面の中で、教室のところに行きますと、相手方が顔が映って、そのお子さんと対応ができると、そんな仕組みになっております。

○水野あゆみ委員 私からも、発達障がいのお子さんの特別支援学級の件で、今年、今年度も、御相談がありまして、やはり、第1希望に入れなかった、入れないというような御相談でありましたけれども、新年度から入る予定の子で、何人の子が入る予定をしていて、また、第1希望に入れなかったお子さんの人数、教えていただきたいんですが。

○支援管理課長 12月に抽せんを行いまして、小学校におきましては、2校が抽せんになりました。また、中学校につきましても2校。人数にいたしますと、今ちょっと手元に資料はないんですが、小学校につきましては6名か8名、中学校については2名から4名だったという記憶がございます。後ほどまた資料を提供したいと思います。

○水野あゆみ委員 分かりました。今年は、特別支援学校に入るようにという判断だったんだけれども、特別支援学級に保護者の希望で入りたいというようなお母さんの御希望もあって、そういう状況の方もいらっしゃいました。

私、地域的によく平野小学校に入りたいというお声、何年か前も、保護者の方から御相談があって、その方も、やっぱり入れなかったので、今も、遠くのところへ通っているんですけれども、やっぱり毎日遠いので送迎しているという状況もありまして、大変だなというふうに見て、御相談も受けているんですが、この方たち、入学はしたものの、来年度、もし空きがあれば入りたいとか、そういう状況というのは把握しているというか、希望は取っていただけるものなんですかね。

○支援管理課長 現在、志望校外の入学された方については、1年間待っていただいて、もし、その学校が空けばということで、御紹介をしております。

○水野あゆみ委員 そうですね、今回平野小なんかは4名超過しているという状況がありますので、なかなか空くという状況がないのかなとは思いますけれども、もしそういう、空けば入りたいという子たちの分も、その超過部分に入れていただければ、学級数として拡充できないのかなというふうに思ったんですけれども、その辺は、東京都とか、どういう判断なんでしょうか。

○支援管理課長 学級数につきましては、まず一番は、学校の教室環境でございます。空き教室があれば、学級増ということは、これにつきましては東京都は認めております。

○水野あゆみ委員 分かりました。そういうことであれば、何とか教室を空けていただいて、第1希望に入れなかった方にも声を掛けていただいて、学級数を増やす方向で、できれば保護者の負担もまた子どもたちも1人で通えるのであれば、通わせてあげられるように、また今後していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○支援管理課長 努力してまいりたいと思います。

○水野あゆみ委員 ぜひよろしくお願いいたします。
あとは、不登校支援について、私も何点かお伺いします。

今、ICTによるオンライン授業、かなり不登校の子へ対応していただいている学校も増えてきていると思うんですけれども、今現在対応して、不登校のお子さんにICTの支援していただいている学校は何校あるのか、把握してれば教えていただきたいんですが。

○教育相談課長 不登校のお子さんにICT活用をしている学校としては、全体の3分の2ぐらいの、小学校も45校であったり、中学校も20数校、対応しておりますので、全体の3分の2ぐらいの学校は対応しております。

○水野あゆみ委員 分かりました。私、なかなか、対応してもらえていないよという声も実は多く受けておりますので、前回の質疑のときに、来年度からはしっかり全校で対応していきます、不登校のICT支援、対応していきますという御答弁がございましたので、これ、4月から全校で対応していただけるという認識でよろしいでしょうか。

○教育相談課長 不登校のお子さんへのICTの支援というのが、オンライン授業だけでもないので、もちろんオンライン授業が有効なお子さんに対しては、学校の方では、そういった御要望があれば、オンライン授業の方、対応はしております。ただ、
本当にお子さん一人一人の状況も違いますので、オンライン授業以外のICTのいろいろな活用方法もございますので、そういったところで、一人一人、しっかりと不登校のお子さんの支援を来年度はやっていきたいというふうに思っておりますので、もし、今、水野委員がおっしゃったように、なかなかできないんだけれどもという声がございましたら、ちょっと個別に学校の方でもこちらでも確認してまいりますので、御連絡いただければと思います。

○水野あゆみ委員 分かりました。では、4月からは全校でやっていただけるという認識で、大体、もし希望があればやっていただけるように、個別でまた言っていきたいと思います。

いろいろな支援があるんですけれども、ステップだとか、チャレンジとか様々ありますけれども、なかなかつながらないというお子さんも多いので、やはり、前回、決算特別委員会でもそういった支援についてしっかり周知していきますと教育長も御答弁いただきましたけれども、現在不登校の子どもたちに対しては、新年度に入っても、しっかりとオンラインで支援もしていますよということも、併せて周知していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○教育相談課長 こちらとしましても、不登校のお子さんの支援をこども支援センターげんきの方でも学校でも行っているということをしっかりと周知してまいりたいと思います。

○教育長 今回、不登校の支援については、これも来年度の予算に入れさせていただいているんですけれども、家庭での家庭学習の中学生の部分を付加したり、今回御報告をしておりますカタリバの部分を増やしたりということで、更にいろいろなメニューをつくって、子どもたち、不登校の中でも、何とか勉強ができたり、通えたりするようにということで取り組んでまいりたいと思いますので、周知を続けていきたいと思います。

○水野あゆみ委員 分かりました。今回卒業する中学3年生のお子さんも、もうなかなか長い期間通えなくて、やっぱり学校でちょっと放っておかれてしまった感がもうあったということで、保護者の方も寂しい思いをされていたので、先生によって手厚い、手厚くないとか、そういう状況がないように、しっかり学校に対しても、教育委員会と協力してやっていただきたいと思います。その上で、まだタブレットを持ち帰っていないとか、持ち帰らせていないという状況も、私も伺っていますので、その辺もしっかりと把握していただいて、持っていない不登校の子には届けていただいたり、そういった対応もしていただきたいと要望させていただきます。

あと、このroom-Kについても、私、ネットで少し見せていただきました。さっき、ゲームはやるんですかという質問の中で、マインクラフトというゲームも中でやったりしていますというようなカタリバの方も話していたので、こういうものを中学校の四、五人を対象にというふうに資料に書いてあるんですけれども、どういうふうにしてその対象者を決めるのかなというのと、この参加は、タブレット、学校で配付されたこのタブレットから参加できるのかなという、ここの部分をちょっとお伺いしたいんですが。

○教育相談課長 その四、五人の方をどのように選ぶかというところにつきましては、中学校の校長会ともちょっと御相談をさせていただいております。基本的には、SSW等を通して、こういったお子さんがいいだろうということで、選んでいくという予定では、今現在動いております。また、学校配付のタブレットでできるようにと
いうことで、今現在使えるかどうかとか、そういったところの情報、端末の設定等も、今、確認しており、現段階では、学校配付のタブレットで使えそうというところで、調整中でございます。

○水野あゆみ委員 分かりました。あと、最後なんですけれども、三幸学園の経済的支援、前向きに検討していただけるということで、所得制限なしで検討していただいているということでお伺いしました。区としても、所得制限なく、広く支援をしっかりしていただきたいなと、いま一度要望させていただきますが、いかがでしょうか。

○教育相談課長 区の支援につきましても、令和6年度に向けてになりますので、しっかりとまた検討してまいりたいと思います。

○はたの昭彦委員 私の方から何点か。まず、ペアレントメンターの事業委託業者評価結果についてということで、評価結果の一覧表がありまして、ここに合計点の平均が30点以上が可で、30点未満が否ということで、全体でいうと、平均では38点ということで、みんな可ということになっているんですが、このBの評価の方でいうと、合計は48点で、ほぼ満点近いと。一方、このFとかGという評価委員の方は、31点ということで、ぎりぎり可ということで、非常にこの点数の差が激しいなというふうに思うんですけれども、それについて、どうしてこういうふうに差が広がって
しまうのか。学識とか一般の区民の方とかという立場はあるんだけれども、これだけ開いたというところについては、区はどのように認識をお持ちでしょうか。

○支援管理課長 大きく分けて、やはり学識の方については、この運営面等についての視点、区民の方たちにつきましては、身近にどれだけ感じているかというのはすごく大きな評価の分かれ目だったかなと考えております。

○はたの昭彦委員 事業評価をするに当たって、後からこの別添資料3というペアレントメンター事業実績というのが配られたんですが、これが各評価委員の方に配られて、評価されたということでよろしいでしょうか。

○支援管理課長 評価委員会につきましては、4月から12月までのものをまとめたものをA4、1枚にまとめました。それを、委員の方にお見せしました。また、あと収支決算等も同様に、4月から12月までをまとめたものを提出させていただきました。

○こども支援センターげんき所長 先ほどの後で追加した資料なんですけれども、こちらは毎月、月々日報とあと実績をげんきの方に提出してくるんですね。それの令和3年度と4年度のものでございます。委員会の方は、それをまとめたものというのが委員会での説明資料になったという、そういう違いがございます。

○はたの昭彦委員 そうすると、具体的には、どういった事業を何件やったとかという数字は分かったけれども、具体的な事業内容として、例えば、こういう相談があって、こういうふうに解決したとか、相談に乗ったとかという具体的な中身については、評価委員の方は手にしないで、こういった評価結果を出したという理解ですか。

○支援管理課長 評価委員会につきましては、事前に資料を10日前に送りまして、見ていただきました。その後、当日プレゼンで、どういう事業かということを説明をさせました。最後に、委員の方々と協議をして、質疑応答もさせていただいた上で、判断をしていただいたというのが、今回の評価委員会でございます。

○はたの昭彦委員 そうすると、プレゼンの中では、特徴的にはこういう相談があったとか、それに対してメンターの方はこういう対応をしたとかという具体的な事例についての報告は、その評価委員会のときに報告されたということでよろしいですか。

○支援管理課長 相談の内容については、個人情報もありましたので、こういうような傾向があるとか、又は年齢層で行くと、どういう年代の保護者が相談が多いとか、そういうようなことにつきましては、事業者の方から説明。その後、委員の方で何か疑問があればということで、実際に小中連携はどのようにやっているかとか、そういうような協議はさせていただきました。

○はたの昭彦委員 ペアレントメンター事業ということで、発達障がいあるお子さんたちの対応ということで、この委託事業者がやっているわけですけれども、その事業の結果というか、得られたものについては、区の方はどういうふうに反映させていくんでしょうか。

○支援管理課長 毎年3月末までに、報告書をまとめさせて、それを基にして、運営委員会で協議をさせていただいております。それを受けて、区の、我々の、行政側につきましては、来年度に向けての指導を入れております。

○はたの昭彦委員 具体的なこのペアレントメンター事業実績ということで、報告をいただいている中で見ていったんですけれども、この間、長谷川委員の代表質問で取り上げていましたけれども、なかなかこの相談件数が増えないということで、発達障がいを抱えるお子さんというのは、医療も進む中で、年々増えていっているわけですよね。

そういう中で、なかなか相談件数が増えないということでいうと、分母が増えるんだけれども、分子は増えないということでいうと、総体的に、区内での相談事業の割合というか、それが縮小していくように感じるんですけれども、それについての今後の取組とかはいかがでしょうか。

○支援管理課長 10年前と大きく違いますのは、まずは、こども支援センターげんきが、発達障がい等の御相談の窓口となっているということを区民の方々に周知しておりますので、まずは、げんきの方に来られるという方が、そこの人数は増えております。

 

なかなか専門家では、話しづらい内容という方もいらっしゃいます。その場合については、ペアレントメンターの事業の方に、こちらの方も紹介しながらとかということで、どちらかというと、人数は、ある程度一定の人数が毎年続いております。

○はたの昭彦委員 今のお話を聞くと、こども家庭支援センターげんきに一本化してもいいのかなという気もしなくもないですが、それと、この報告書の事業実績、別添資料の3の45ページで、この間も、代表質問で、委託事業費の問題が出されていましたけれども、この中で管理費ということで、役員報酬が、実績で104万円余ということで、560万円、全体でね。決算は少し四百数十万ということであれでしたけれども、その中で管理費が大きな割合を占めているんですけれども、実際にメンターの方は、その都度都度ということで、1件幾らみたいなことで出ていたんですが、この方は、常時いらっしゃるということなのですか。非常に金額的に大きい、委託費に占める割合が非常に大きく感じるんですけれども、それについてはどうなんでしょうか。

○支援管理課長 名称はコーディネーターと申しまして、基本的には、事務所に常駐をしております。ただし、メンターの方たちについては、その都度来られた段階で時給制となっておりますので、月別と時給制の違いはございます。

○はたの昭彦委員 報告書を見ると、毎日ではないですよね。1か月10日ぐらい。10日ぐらいの日にちを常駐しているという。それともこういう書いていない日はいないという理解でいいですかね。事務所にはいない。

○支援管理課長 基本的には、週3回常駐で、イベント等がありましたときは、必ずそこに行くというような形を取っております。