少子化対策調査特別委員会が開かれました
第3委員会室で少子化対策調査特別委員会が行われました。
私がもっとも関心のある分野のひとつである子育てや少子化問題に関する委員会に所属できたことは、私にとって非常に幸運であると同時に、大変身の引き締まる思いで委員会に臨みました。
委員会では、最初に区の担当者からの報告・説明を聞き、その後、委員による質疑が行われます。
新人議員ですが、先輩議員に負けないよう私も積極的に発言しました。
委員会の審議を通して、 私の出産・子育ての経験、皆様から寄せられた意見をひとつでも多く区政に反映させていきたいと思います。
区の担当者からの報告・説明事項
(1)足立区学童保育室の待機児の現況について
(2)子育て支援パスポート事業の開始について
(3)区内路線バスにおける消費者センターの案内について
(4)平成19年度の認可保育園待機児童の状況について
(5)平成18年度就労支援事業の実績等について
(6)こども家庭支援センターの移転中止について
〜以下、委員会での大まかな質問内容です。〜
<長谷川> 「子育て支援パスポート事業の開始についてお聞きします。足立区が育児支援と商店街振興の両立をねらってこの事業を行われたと解釈をさせていただいております。今回、私もこちらの子育てパスポートをいただきました(パスポートを手にとって見せる)。他の自治体を比べますと、現在、このような事業は20件以上行われております。他のところでは18歳未満まで拡大しておりますが、足立区では今後、18歳未満という形で年齢の上限を引き上げることはございますでしょうか。」
<子育て支援課長> 「子育てということで、18歳までも子育てとなるかどうかと思いますけれども。とりあえず中学3年までは一般的に考えられるのかなということでございますので、今のところ18歳までということは考えておりません。」
<長谷川> 「私は子供が2人おります。当初は3人欲しかったのですが、実際に子供を育ててみると子供一人につきとてもお金がかかります。例えば、区の行政でこのような事業(年齢制限を引き上げる)をしていただけると親の負担が少しでも減るのでは。
今後の取り組みの中で、石川県、その他のいろいろな県で行われているような取り組み。例えば、3人以上いる方が限定ですが、18歳未満で3人以上子供がいる家庭には、ホテルの宿泊費無料、民間企業の割引といった制度を取り入れていき、足立区も各自治体の取り組みを参考にしながら子育て支援の幅を広げていただきたいと思いますが、如何でしょうか。」
<子育て支援課長> 「全国的に同じような事業を実施しているところがありますけれども、そういうところを見ますと、例えば買い物に来たときに飲み物を一杯サービスするとか、そういったことから、あるいは今、長谷川委員がおっしゃたような、もう少し大きいサービスといいますか、そういったことをやっている例もございますけれども、今後私どもこの5パーセント割引のほかに、そういった子育て支援のための支援内容についてどういったことが可能なのか、商店街とも相談しながら検討をしていきたいと思っております。」
<長谷川> 「学童保育についてお聞きします。今、前野議員がかなりそのことについて触れていらっしゃったので、私が聞きたかった部分ともかなりダブっておりましたので、少し割愛させていただきます。
公立学校の放課後子供教室というのが、今、品川区では実践的に行われております。地域ボランティアの方々を導入されながら、子供との触れ合いを通して学童を行っている状況です。
足立区はご高齢者が多くいらっしゃいます。ご高齢の方にもボランティアで子供と接したいと思う方、自分が持っている技能を生かしたいと思っている方が沢山いらっしゃると思います。
ご高齢の方々の長く生きられた経験や知恵や特技や技能をこのような事業に携わっていただく、そのようなことを今後、取り入れたら如何でしょうか。」
<学力向上推進室長> 「ただいまの長谷川委員のご意見のように、幅広く地域の方々に支えられながら、こういう教室を運営していきたいと考えてございますので、今のような高齢者の方々のご協力をいただくということも考えていきたいと思ってございます。」
<長谷川> 「女性の視点から見ますと、女性が子育てをしながら仕事をしていくということは本当に大変なことです。子育て環境の整備という部分が一番重要になって参りますが、安心して子育てをしながら働ける、社会参加できる社会の実現ということに目を向けていきますと学童の拡充が必要です。
親として公立学校の放課後で学童をしてもらいたいという願望をお持ちの方が沢山いると思います。学校を終えてそのまま学童に入るということは、子供はそのまま移動しなくてよいわけですから、子供は安全、親は安心できます。学童を増やしていくにしても、公立学校を活用して、できるだけ公立学校の中で学童ができるような放課後子供教室をどんどん増やして、内容を拡充していく方向性を持っていただきたいと思います。
また、現在の学童は短期受け入れがない状態ですが、例えば、春夏秋冬休みの短期間でも通えるような学童を作るなど、如何でしょうか。」
<学力向上推進室長> 「直営の方では短期預かりというのはやっていないのですが、民間の学童保育では、例えば夏休みだけとか、そういった保育もやっております。学童保育につきましては、入室の申請から始まり、承認という形でお預かりしております。学童保育室のお部屋の状況と定員の関係になりますので、例えば、夏休みだけとか長期間だけといった使い方に関しては、お部屋の空き状況、指導員の数の問題、そういったところで現在はまだ実現できないといったところです。」