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「ルールを守って国際化」

 青山学院大学大学院、国際労働法の手塚和彰教授とクラスの方々で港区港南にある東京入国管理局に行ってきました。
 手塚教授は当時の入管法、登録改正を手掛けられた方です。
 入管に関する説明を受けてから、施設内の見学をしてきました。

 法務省入国管理局では「ルールを守って国際化」を合言葉に、出入国管理行政を通じて日本と世界を結び、国際交流の円滑化と、不法入国、不法残留する外国人や犯罪に関わる外国人を強制的に日本から退去させ、健全な日本社会の発展に寄与しています。

 不法入国を行う手口として、偽造パスポート、偽造外国人登録証明書などがあります。
 本物と偽造ものとの見比べを行いましたが、精巧に作られているものもあり、一枚だけ見ても本物との区別がつきませんでした。
 人物の見分け方は、顔のパーツやほくろの位置を見るとわかりやすいそうです。
 何枚もの見比べをしましたが、私の的中率は高かったですよ。

 施設内の見学では、通常入れないところまで案内をしてもらいました。
 収容施設も遠見で拝見しましたが、中はとてもきれいでした。高層階での景色の美しさと、花火も見られる場所もあり、宗教にあわせた食事の献立や時間も細かく気を使われていました。
 人権に配慮した環境づくりが徹底されている感じでした。

 館内の説明の中では、各部屋を色で区分けし、わかりやすくしているという説明を受けましたが、色覚障害の方のためのカラーバリアフリーは、なされていませんでした。
 担当の方にそのことをお話ししたところ、色覚障害の方への配慮までは考えていませんでした。。とのこと。
 カラーバリアフリーについて、今後、検討しますとのお話しをされていました。


 足立区では、現在2万人以上の方が外国人登録を行い、生活をされています。
 それぞれの方の、出身地の文化や宗教などはさまざまだと思いますが、それらの違いを認識し、理解し合うことが、私たち一人ひとりに出来る国際交流だと思います。

 足立区で生活するすべての人が、安心して暮らせる街。そんな足立区を目指し、がんばっていきたいと思います。