産業環境委員会が開かれました
10時より、産業環境委員会が開かれました。
最初に、区の担当者から報告事項の説明を受け、その後、挙手による討論です。
今回の議題は、以下の通りです。
陳情の審査
(1)受理番号22 廃プラスチックゴミを可燃ゴミ収集する事により、区内ゴミを増やさない具体的努力を求める陳情(前回:継続)
(2)受理番号30 廃プラスチックのサーマルリサイクルに関する陳情(前回:継続)
***************報告事項*************
(1)平成19年度上半期の消費者センター事業実績について
(2)ベルモント市学生使節団の受け入れについて
(3)足立ブランド認定推進事業の展開について
(4)あだち広報「サーマルリサイクル特集号」の発行について
(5)ペットボトル自動回収機による事故について
(6)第二次足立区環境本計画の素案について
外 情報連絡事項 産業経済部1件
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討論では、廃プラスチックのサーマルリサイクルについて、質問をしました。
足立区では、これまで不燃ごみとして回収・埋め立て処理してきた廃プラスチックを、来年の4月から可燃ごみとして回収し、焼却するサーマルリサイクルが
始まります。
ただし、はやり廃プラスチックは、貴重な石油資源から作られていること、燃やせば地球温暖化に影響を与えるCO2を発生させることから、分別・リサイク
ルするのが望ましいと思います。
一度にすべてのプラスチックを分別回収・リサイクルするのは、コストや手間の問題で難しい(実際に行っている自治体は、全国に多くありますが・・・)と
いう説明がされますが、ペットボトルの成功例もあるように、一律すべて焼却処分ではなく、できるものから分別・リサイクルを行えるようにすべきです。
このことは、代表質問でも取り上げましたし、所管の委員会でもある産業環境委員会の中でも、今後も訴えていきたいと思います。
〜以下、委員会発言要旨抜粋です〜
<長谷川> 代表質問の回答の中に、廃プラスチックのリサイクル費が13億円かかるという回答を頂きましたが、具体的にどういう内容で13億円という数字
が出たのか、お聞きしたいと思います。
<計画課長> これは17年度に発生したゴミ量ごとに分析しているわけですけれども、家庭から出る不燃ゴミの中にプラスチック類、約53%が含まれており
ます。
そのうちプラマーク、いわゆる容融プラについては80%ということでございます。
そういう形から推測しますと、年間1万9506t発生するでしょうというところでございますが、ただし全てが収集できるわけではございません。汚れてい
るものもあるし、使えないものもあります。また、協力度ということでそれを70%で見ております。
そうしますと、1年間1万923tの容融プラが発生するだろうと。それを当然収集運搬、中間処理をすると、そこまでのコストが15億円かかります。ただ
し、ゴミ量が減ります。あるいは清掃一部事務組合の分担金も減りますので、そういったものを2億円差し引きまして、13億円ということで公表しているとこ
ろです。
<長谷川> 代表質問で取り上げました、色覚障害の方に対してのカラーユニバーサルデザインについて質問をさせていただきました。
区の見解からは、誰もが快適に暮らせるよう取り組みを進めてまいりますというご回答を頂きました。この問題は根が深く、今後将来的にも引き続いていく課
題だと思っております。
すぐにでも変えられる、すぐにでも始められることには迅速に対策を行っていくべきであると私は思います。足立区の「印刷物におけるユニバーサルデザイ
ン」の内容は1頁位の本当に少ない内容ですが、存在しています。しかし、全く実行されておりません。
代表質問でも、申し上げましたが、本当に生かされていなければ全く意味がないので、是非、今後、専門家の意見を聞くなど、対策を検討し、皆さんで勉強会
を開くなり、プロジェクトチームを是非作っていただきたいと思います。
産業環境委員会でもできることがあります。それは、例えば、ゴミ分別収集日のマップです。色を使って情報を伝えることもあるので、その色使いに十分気を
付けていただくとか、あとは公共機関、人が多く集まる民間の商業施設などでも積極的にカラーバリアフリーの導入の協力を求めるなど、是非、カラーユニバー
サルデザインを進めていただきたいと思います。
これは要望ですので、よろしくお願いいたします。