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産業環境委員会委員会が開かれました。

この日は、13時30分より、産業環境委員会が開かれました。
 区の担当者からの報告事項は、以下のようになっています。

報告事項
<産業経済部>
(1)「足立区地域経済活性化基本計画」行動計画の策定について
(2)「(仮称)足立区消費者支援計画」の策定について
(3)IT支援室協働事業者の選定決定について

<環境部>
(1)廃プラスチックなどのサーマルリサイクル事業の実施について
(2)ペットボトル圧縮・梱包施設の基本計画・基本設計について
(3)「(仮称)足立区温暖化防止区民会議」の設置について
(4)太陽光発電システムの設置費補助金の拡充について
(5)平成19年度魚類等調査結果につて


 以上の報告・説明の後、委員による質疑応答や以前より継続審議とされてきた陳情の採択などがありました。
 陳情は、廃プラスチックのサーマルリサイクルに関するものです。

 ゴミの埋め立て処分場の延命という観点から、足立区をはじめ東京23区のいくつかの区で、プラスチックを全面的に焼却処分するサーマルリサイクルが4月 から始まっています。
 私は、この問題については、昨年の代表質問、今年に入ってからの予算特別委員会でも質問を行いました。
 ゴミの処理問題は、処理場の問題、処分費用の問題、資源・エネルギー問題、温室効果ガスの問題、ダイオキシンなどの発生問題等、課題が非常に多岐にわた るものです。


 今回の陳情に関しては、趣旨としては賛成すべきところがたくさんありますが、陳情の文言の中にいくつか現状に合わないところがあること、また、今後もこ の問題は議論を重ねていくべきだという思いから、継続審議を求めましたが、結果、不採択となってしまいました。


 私のこの問題に関する考えは、このHPの過去の記事(昨 年の代表質問今年の予算特別委員会での質問)をご覧頂きたいと思いますが、やはり将来の子ども達のために、足立区だけでな く、日本、地球規模で考えた未来のために、豊かな環境を残すことは大切なことであり、そのために政治が出来ることはやらなければなりません。

 確かに、ゴミの処理にはお金がかかるかもしれませんが、将来の暮らしやすい環境を得るための先行投資、10年、50年、100年先を見据えた政策決定を 行うことも大切です。
 一度、破壊された地球環境を、もとに戻すためには、現在、プラスチックの分別回収・リサイクルにかかるとされている費用よりも、膨大な時間とお金がかか ることは容易に推測されます。
 もちろん、それで自然環境が回復されるならまだいいほうですが・・・。


 東京23区内だけでなく、全国の多くの自治体でプラスチックの分別回収、資源化という取り組みは進んでいます。
 処理場の問題、お金の問題も他の自治体でも同じです。
 他の自治体に出来て足立区に出来ないはずはないと思います。


 予算特別委員会の質問の中で、プラスチックを一律焼却ではなく、ペットボトル・食品トレーに続く分別品目を増やしていくことを提案し、行政側からも検討 するとの回答を得ていますので、期待したいと思います。

 環境サミットの開催を予定している足立区です。
 プラスチックの分別回収など、足立区より先進的な取り組みをしている自治体に集まってもらい環境問題を議論するわけです。
 主催自治体として、それらの自治体と肩を並べて環境宣言をしても、恥ずかしくないような施策を進めていってもらいたいと思います。



****** 以下、私の委員会での発言の要旨です*******

【長谷川】
 いろいろと調べたのですが、マテリアル、ケミカルの工場というのは足立区にも存在しています。
 ほかの地方自治体12区を細かく調べたのですが、足立区では13億円というふうにしていますが、それほどかからないというような計算が出ています。

 私も予算特別委員会でも申しましたけれども、今後本当に、小泉元首相が米百俵の精神でとおっしやいましたが、やはりそういう精神で足立区もいくべきだと 思います。
 将来の予どもたちのためにも、未来のためにも、ここで少しのお金がかかっても、それが将来的にとても生きていくものだと思います。
 ぜひこの陳情の内容、区民の皆さんがこういうお気持ちでいるということを酌んで、廃プラスチックのリサイクル、ごみ分別回収の品目をどんどん増やしてい くということを、足立区も、ほかの自治体のいいところを取り入れていく、それ以上の先進的なことをやっていくべきだと思います。

 これからの足立区、環境サミットも行いますし、やはり足立区は足立区として環境について様々なことを考えながら、前向きに前進していってもらいたいと思 います。