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決算特別委員会の質問内容 第7弾:「あだちブランド」

今日は、決算特別委員会の内容の第7弾、「あだちブランド」について行った質問・提案をご紹介します。

 あだちブランドは、区内の優秀な技術力を持った中小企業の掘り起こしのために、足立区がブランド認定をし、足立区のブランドとして、PRするというもの です。
 決算特別委員会の前に、第2回目となる募集が終了しました。
 今年は、製造部門、小売製造部門から選考するということでしたが、製造部門のみで選考するということは、昨年とあまり変わっていないようです。

 昨年の第1回目のあだちブランドでは、製造業からの11品目が選ばれました。
 その後の予算特別委員会で、
  「製造部門ばかり11品目は多すぎるではないか?」
 との質問をいたしましたところ、区長より
  「11品目選考したが、もう少し絞り込んでもいいのではないか」
  「ブランドの価値がやはり品物が多くなれば、安易に認定されるのかというような誤解も生まれかねない」
 との、検討する旨のご答弁をいただきました。
 私も、同じように考えています。


 そこで、第2回目の募集・選考について、どのような検討がされたのか確認いたしましたが、今年もまた、同じような分野のみの募集で、同じような選考が行 われるのではないかと不安になります。

 本当に「あだちブランド」を浸透させようと考えるなら、なにより区民の皆さんが関心を持ち、覚えていただけるような選考にしなければなりません。
 区民の皆さんが関心のない、ほとんど知らないようなものが、「足立区のブランド」として、全国に発信していけるはずがありません。

 「あだちブランド」の主旨には、私も賛成です。
 ぜひとも、一部の業種や区の関係者だけが知っているだけでなく、「区民の皆さんに覚えていただけるあだちブランドのあり方」について、私が予算特別委員 会、および今回の決算特別委員会で提案したような内容も踏まえて、再検討をしていただきたいと思います。



−−−−−以下、議事録要旨(抜粋)−−−−−

【長谷川】
 足立ブランドについて質問をさせていただきます。

 先日第2回目の足立ブランドの募集が終了しました。
 昨年度の足立ブランドの選考については、予算特別委員会で区長からも11品目をもっと絞り込んでいいのではないか、品物がふえると容易に認定されるとの 誤解を受ける可能性があると、選考について考える必要がある旨のご答弁をいただいていましたが、それを受けて今年の選考はどのように検討されているので しょうか。

<産業振興課長>
 今年度につきましては、製造部門とそれから小売の製造部門とに分かれて、今、審議をしている最中でございます。両方合わせて17社程度のところから提案 が出ておりますので、今後詰めていきたいと思っております。

<産業経済部長>
 おっしゃられるように、ブランドのイメージを毀損しないように、本当に真に優秀な作品を選定していくように心がけていきたいと思います。


【長谷川】
 毎年同じ分野から大量にではブランドに価値が付加されない、つまりブランドとして覚えてもらえない可能性が高いと思います。
 例えば、各分野から1個ずつとか、選定も毎年ではなく2年に1度とか、オリンピックイヤーの4年に1度選定というような、ある種のイベントのような感じ にすれば、足立ブランドの乱発という印象がなくなり、希少価値、ブランド価値が出て覚えてもらいやすくなると思いますが、いかがでしょうか。

<産業経済部長>
 いまやっている11のブランドの方々については、新しい認定された人と一緒にさらに足立区の製品のイメージアップをしようとする物すごく意識が強くなっ ていますので、分野別について絞っていくというふうな、選定をかけていくというのは、それはなかなかそういう方向性が必ずしも正しいとは思っておりませ ん。ただ厳正に審査をしていくということは申し上げておきます。


【長谷川】  今年の選考の際には、ぜひ検討をお願いしたいと思います。