ユニバーサルデザインの街 足立区へ
現在、足立区議会では、「文教委員会」と「子ども施策調査特別委員会」に所属していますが、それ以外の委員会も、傍聴をしたり議事録を取り寄せたりし、広くさまざなま分野、または私自身が特に力を入れている分野について、勉強しています。
先月の10日の総務委員会、15日の厚生委員会も傍聴いたしました。
私は重要政策のひとつとして、「誰にでもやさしい街づくり」、「みんなにやさしい街づくり」を目指し、議会などでもさまざまな提案をし、実際に形となって実施されているものもあります。
例えば、このホームページでも何度かご紹介をしています「カラーユニバーサルデザインの導入」も、そのひとつです。
昨年度、足立区はNPOとの協働推進事業として、「カラーユニバーサルデザインの導入」を進めてきました。
10日の総務委員会で、今年度の協働推進事業の選定が行われ、全国的にみても、足立区で先進的な取り組みが進んでいる「カラーユニバーサルデザイン」について、引き続き、NPOと協働で推進していくことが決定したとの報告がありました。
さらに先進的な取り組みを進め、これから取り組みを進める全国の自治体の「お手本」となるような形になればと考えています。
また、さらに広く「ユニバーサルデザインを導入した街づくり」についても、同じく議会で提案してきました。(詳しくは、昨年の9月に行われた本会議での一般質問の内容をご覧ください)
昨年の9月の一般質問において、「みんなにやさしい街づくり」を目指すにあたり、
1.ユニバーサルデザイン条例の制定
2.区役所での担当部署(ユニバーサルデザイン推進課(仮称))の設置
そして具体的なモデルとなる取り組みとしての
3.ユニバーサルデザイン推進特区の設定
などを提案しました。
このたび、日暮里・舎人ライナーの開通などで、再開発が進んでいる「西新井駅−西新井大師」周辺について、東京都に対して「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業」の指定申請を行うことが、厚生委員会で報告されました。
ユニバーサルデザイン(カラーも含め)の考え方は、概念的な要素を含むため、なかなか取り組みが進まないのが現状です。
また地方自治体としても規模が大きな足立区で、全体的な取り組みを一気に進めようとしても、難しいものがあります。
私も議会で提案を行うときは、実現可能でより具体的な政策、一歩でも取り組みが進められるような政策の提案を心がけています。
今回、西新井地区が「ユニバーサルデザインのモデル地域」として、足立区の他の地域に先駆けて街づくりが進むことは、足立区で広く「ユニバーサルデザインを導入した街づくり」に向けての確実な一歩になると思われます。
今後も、調査・研究を進め、より実現性の高い政策を提案し、区の職員の皆さんと協議しながら、「みんなにやさしい足立区」を目指していきたいと思います。