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「区議会だより」のカラーユニバーサルデザイン化

 7月25日付けで、足立区議会から発行されている「区議会だより」を皆さんはご覧になりましたでしょうか。
 先週、各家庭に届いているかと思います。


 一昨年、私が議会で提案をした「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」については、区長をはじめ、行政の皆さんにもご理解いただき、足立区で確実な、 そして他の地域に比べて先進的な取り組みが進んでいます。

 執行機関である行政だけでなく、議決機関(立法機関)である区議会においても、毎年6回発行している「区議会だより」の発行やホームページのリニューア ルの際に、このCUDに配慮をしていただいてきました。


 皆さんのお手元に届いている、区議会だよりも、回を重ねるごとに、少しずつカラーユニバーサルデザインに配慮された作りになっています。
 現在までにも、足立区予算の円グラフ色使いや、文字の縁取りなどの工夫がされてきました。


 今回の内容で一番大きく変わった点といえば、やはり「本会議場議席図」です。

 区議会だよりでは、区議会本会議場の席順を、各会派ごとに色分けして掲載してあります。
 従来は、ピンクや水色、緑、オレンジ等の薄い色が使用されており、一部の色が「色弱者」にとって混同色(見分けがつきづらい色)になっていました。

 例えば、会派Aがブルーで、会派Bがピンクで色分けした場合、この2色の区別がつかず、色で会派が見分けられなくなります。


 私が視察で他の自治体にお邪魔した時など、先方の自治体の議会事務局の職員の方より、その自治体の議会の資料をいただくことがよくあります。
 実は、本会議場の議席図に関しては、残念ながら多くの自治体において、色弱者の人にとって混同色が多く使われる代表的な(好ましくない)例となっていま した。

 今回の区議会だよりでは、各会派を色だけでなく、地模様(ハッチング)を変えることにより、万が一、見分けづらい色の組み合わせがあっても、そのデザイ ンで区別がつくように工夫されています。

 もちろん、これにより色弱者だけでなく、私からみても見やすくわかりやすいものになっています。
 一部の方の不便さを取り除く配慮と同時に、より多くの皆さんにも便利で分かりやすい・使いやすいものに変えていく。
 これこそまさに、「ユニバーサルデザイン」だと思います。


 また、これらの工夫・配慮は、区議会事務局の皆さんが、独自で研究し、改善していっていただいているものもあります。
 職員の皆さんの手による工夫・配慮ですので、この改善のために、新たにお金がかかることもありません。

 区民の皆さんへのサービス向上を目指し、区の職員の皆さんが考え、工夫をし、できることから、一歩ずつの前進していく。
 区民の皆さんのお声を議会・行政に届け、それを受け議会と職員の皆さんが一緒になり、できるところから改善していく。

 これを積み重ね、繰り返していくことで、区民の皆さんにとって暮らしやすい足立区向けて、確実に前進していくことと思います。
 今後も、このことを念頭に、議員として活動をしていきたいと思います。


 最後になりましたが、私の議会での提案のご趣旨をご理解いただき、独自で改善策を研究し、形として実現をしていただいている区議会事務局の皆様、本当に ありがとうございます。
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7月25日付け区議会だよりです。

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本会議議席図が、カラーユニバーサルデザインに配慮され、一新されました。

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色だけでなく、デザインにも違いをつけ、分かりやすくなっています。



この他にも、区議会だよりには、色使いや縁取りなどさまざまな工夫がされています。