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決算特別委員会の質問内容⑤ あだち区民まつりについて

 例年10月に荒川河川敷で行われる、「あだち区民まつり」は、私も子どもたちも毎年、楽しみにしています。
 もちろん昨年も参加をさせていただきましたが、その中で感じたことを発言させていただきました。

 内容は、区民まつりの会場となる荒川河川敷までの「交通手段」についてです。


 荒川の河川敷では、区民まつりの他、夏の花火や消防訓練など、さまざまな行事で出かけることが多いのですが、普段、電車とバスと自転車を主な移動手段にしている私にとっては、決して行きやすい場所ではありません。
 普段、車を使わない方で、同じような感想をお持ちの区民の皆さんも多いのではないでしょうか?

 最寄り駅は、北千住駅か五反野駅・小菅駅などになるかとは思いますが、どの駅からもかなりの距離を歩かなければなりません。
 花火大会の時には、北千住駅からシャトルバスが出ていますが、区民のお祭りである「区民まつり」の際には、そのような配慮がありません。

 私も、子どもたちが小さいときは、駅から河川敷までの距離をベビーカーを押して移動するのは大変で、なかなか参加もできませんでした。
 同じく小さな子どもと一緒の方や、お年寄りなどにとっては、地理的な要因から必ずしも参加しやすいイベントではないと思います。


 質問の答弁の中で、区内の町並みを歩いて移動(回遊)してもらうことも、取り組みのひとつというお話しもありました。
 その趣旨は、もちろん理解は出来るのですが、長距離を歩くことが出来ない人への配慮がなければ、本当にすべての区民の皆さんが楽しめる 区民の皆さんのための「区民まつり」ではないと思います。

 今回、シャトルバスの運行など検討への前向きな答弁をいただいています。


 区民の皆さんの中には、小さなお子さんがいる、体に障がいがある、ご高齢である等の理由で、会場まで歩くのが大変な方も多くいらっしゃると思います。
 そのような多様性を受け入れ、すべての区民の皆さんが楽しめるような「あだち区民まつり」になるよう、今後も担当職員の皆さんと協議をしていきたいと思います。




*****以下、質問の内容の要旨(抜粋)です*****

【長谷川】
 まず初めに、あだち区民まつりについてお聞きしたいと思います。

 先日行われました区民まつりに、私も子どもと一緒に参加をしました。
 娘と一緒に、とても楽しいひとときを過こさせていただきました。

 そこで、気になる点が1点ございました。
 私が娘と一緒に自宅に帰る道中、電車の中で、娘と区民まつりについて会話をしていたところ、お隣にお座りになられたお年寄りの方から、何を話されているのかと興味を持たれたみたいで、「どちらに行かれたのですか」と聞かれました。
 「区民まつりがあり、行ってきました」というお話をしたところ、「北千住の駅から荒川の土手までは距離があるので、自分は足が悪くて行けない」との話でした。
 「毎年電車の窓越しから見ているけれども、自分は一度も行ったことがない」と。

 そこで、是非、来年度から北千住駅から無料のシャトルバスを、そのような方々のために運行されてはどうかと思いますが、如何でしょうか。

<観光交流課長>
 無料のシャトルバスというのは、今まで出したことのない形態でございます。
 また、障害の方に配慮するとなるとバスの形態等も問われるものがございますので、少し検討を要するかなというふうに思っておりますけれども、前向きに検討させていただきたいと思います。


<産業経済部長>
 かなり制約がある条件の中でやっていますので、バスを通わせればそれだけで解決する、土手の問題もありますので、そうとも言えないだろうと。花火等はいろいろ車いすの対応等もしていますけれども、このイベントはなかなか難しいものがあるなと思っておりますので、普通に検討させていただきます。


【長谷川】
 是非、誰もが来られる区民まつりを目指していただきたいと思います。花火大会のときにはシャトルバスが出ているのであれば、お年寄りの方とか体の不自由な方、小さなお子さん連れの方のために。

 私自身、子どもがまだ小さい頃は、区民まつりというのに行ったことがありませんでした。その理由というのは、荒川の河川敷までの距離が、北千住駅からとてもあるからです。
 ベビーカーを押して、子供が複敷いるとどうしても行けませんし、お体の不自由な方も、行きたくても行けないという方は沢山いらっしゃると思います。

 無料が難しくても、シャトルバスを1本出していただくことで、そのような方々が気軽に行くことができるようになると思いますので、是非よろしくお願いいたします。

<観光交流課長>
 あと、現在、今年の区民まつりではストリートバイキングというものを展開しておりまして、町の中を回遊していただくということで商店街を回っていただこうという取り組みをしております。
 その辺もかんがみまして、障がい者への配慮という点では考える余地があるかなというふうに思っておりますけれども、町の回遊ということも町の方たちを十分に協議して参りたいというふうに思っております。


【長谷川】
 是非よろしくお願いいたします。