決算特別委員会の質問内容⑦ 安心できる子育て環境つくりについて
今回は、決算特別委員会での「安心できる子育て環境つくり」について行った質問をご紹介いたします。
(実際には、時間の都合で2日に分けて行った質問を、まとめて掲載しています)
子育てに関しては、国家レベルで取り組まなければならない大きなそして重要な問題であることは、いうまでもありません。
先の本会議では、待機児童問題について取り上げましたが、今回は足立区が発行している「子育てガイドブックの充実」と「病児・病後児保育」についての質問を行いました。
各自治体が作成している「子育てガイドブック」には、それぞれ情報量に大きな差があります。
私も都内の自治体で作られているものを中心に、いくつか取り寄せ、比較してみました。
その中で、すばらしいもの、本当に子育て中の皆さんに役立つと思われるものは、どんどん足立区の子育てガイドブックに取り入れていければと思っています。
また、「病児・病後児保育」については、足立区には2箇所の病後児保育施設(サービス)があるのみで、小さな子どもが体調を崩した時に、預けることも出来ず、仕事を休まざるを得ない状況になってしまいます。
中には多少、体調が悪くても、いつも利用している一般の保育施設に預けてしまうケースも多いようです。
東京23区には、行政と病院、NPOなどが協力をし、病児・病後児保育のサービスを行っている自治体もあります。
現在の状況を踏まえ、また他の自治体の例なども参考にしながら、足立区でも「病児・病後児」の保育施設(サービス)を充実させ、本当に困った時に頼れるサービス、子育て中のお父さん、お母さんが安心できる体制作りを目指していきたいと思います。
私も、足立区で12歳と9歳の子どもたちを育てている親のひとりです。
足立区が「子育て環境 日本一」になるよう、行政と協力しながら取り組みを進めていきます!
*****以下、質問の内容の要旨(抜粋)です*****
【長谷川】
次に子育てガイドブックについてご質問させていただきます。
この足立子育てガイドブックなのですけれども、これは母子手帳などと一緒に配布されるということをお聞きしておりますが、これは希望する方は誰でももらえるものなのでしょうか。
<子育て支援課長>
希望する方にはお配りしております。
【長谷川】
現在、多くの自治体で、ホームページなどで子育てガイドブックの情報提供がされていて、とても便利だなと思って、足立区のホームページを拝見しました。
足立区では、載っていなかったのですが、今後、このガイドブックをホームベージ上に出すということは如何でしょうか。
<子育て支援課長>
ご指摘のとおり、現在区のホームページには載ってございません。
今現在、これをホームページに掲載すべく準備を進めている所でございます。
【長谷川】
さらに、足立区のガイドブックの中にお出かけに役立つ方法として、他区ではバリアフリー情報が載っていたりとか、この区にないものがいろいろ載っていたりしていました。
今後、足立区のガイドブックとして、区内の駅のバリアフリー情報、それからタクシーやバス乗り場の地図とかを入れるなど、情報としては助かると思うのですが、今後、このガイドブックの拡充という部分で如何でしょうか。
<子育て支援課長>
ご指摘のとおり、現在のガイドブックには区内の駅のバリアフリー情報等、まだ掲載してございません。
今後、掲載する方向で検討して参りたいと思います。
【長谷川】
それに加え、例えば主要駅のバスの時刻表というのは、変動してこのガイドブックの中に入れるのは難しいかと思いますけれど、これをお渡しする際にバスの時刻表を別紙にしてお配りするという方法もあると思いますが、如何ですか。
<子育て支援課長>
バスの時刻表でございます。このガイドブックにつきましては保存版としてお配りをしてございます。
したがって、時々刻々変化がある場合にはかえって使いにくいということがございますので、ガイドブックの中には難しいかなというふうに考えてございます。別紙として挟んでお配りすることにつきましては、今後検討させていただきたいというふうに思います。
【長谷川】
またちょっと細かくなってしまうのですが、区が行っているサービスだけではなくて、例えば民間の事業者が行っているサービス、例えばイトーヨーカ堂で赤ちゃん休憩室事業、東京都との連携なのですが、そういうのもございますので、是非今後そういうのも入れていただきたいと思いますが、如何ですか。
<子育て支援課長>
民間事業者の行っているサービスにつきましても掲載できるかどうか検対していきたいというふうに思っております。
【長谷川】
是非、せっかく便利な豊富な情報も、その整理の仕方で利用度というのは大きく変わってくると思います。
先ほどの内容の充実と同時に、現在載っている内容の精査なども含めて、使い人の立場や目線に立ったガイドラインが、これを一目見れば何でもわかるという手放せない足立区独白のガイドブックを今後つくっていただきたいと思います。
【長谷川】
次に、安心して子どもを育てられる環境づくりという観点から、病児・病後児保育についてご質問をさせていただきたいと思います。
現在、足立区には2ヵ所の病後児保育があるのみで、病児保育園はないと認識しております。病児保育としては、NPOと共同で行っている事業がありますけれども、会費など全体的にだれもが利用できるサービスと言えないのが現状だと思いますが、いかがでしょうか。
<保育課長>
今のお話のありました在宅型の病児保育でございますが、NPO法人のフローレンスが区内で展開しているところでございます。
確かに、入会金が2万円、月会費が5,000円程度かかるということで、費用がかかってしまうということて、なかなか利用者が増えないということて開いております。
ただ、この事業は昨年度から実施しておりまして、今現在千往地域と西新井地域で実施していると関いておりまして、今後、フローレンスさんが事業展開今後広げていくかどうかというのはまだわかりませんけれど、私どもとしては期待していきたいと考えております。
【長谷川】
是非、区として、医師会と連携をとりながら、作っていく方向性を待った方がいいと思いますが、先はどのNPOですと、年会費2万円で月5,000円から1万1,000円ぐらいで、そこに入れて子どもを緊急時のときに預けるご家庭というのは、なかなか多くないと思うんですよね。それに関しては、どのような認識でいらっしゃいますでしょうか。
<保育課長>
病児保育ですが、病児専用の保育室がどうしても必要になります。それから安静室等、そういった施設がどうしても必要になるということ、それから保育士、それとともに看護師などの職員、これは必ずつけなくちゃいけなくなります。
それと、大切なことなのですが、かかりつけ医とか医療機関との緊密な連携、こちらが重要になってまいります。それとともに、国々都の袖助か十分ではないということもございまして、なかなか整備が進んでないというのが実態でございます。
区としては、需要を踏まえた上で、今後の課題とさせていただきたいと考えております。
<長谷川>
ほかの自治体では、東京23区を見ますと、やっているところがすごく多いので、是非、医師会などと連携しながら、やっていくような方向性を待って進めていただきたいと思います。
あと1分になってしまいましたけれども、病後児保育に関しては、利用者数だけ見ると、定員数としては十分ではないと思われます。
この広い足立区で2ヵ所というのは、やはり不便ですし、地理的要因からもあきらめている保護者の方もいるのではないかと思うので、それに関しても是非進めてください。お願いします。