区立「新田学園」のCUD導入〜日経新聞に掲載〜
大変うれしい記事が日本経済新聞に載りました。
2月1日(月曜日)日本経済新聞夕刊に足立区で今春開校する区立の小・中一貫校「新田学園」で、全校内の案内表示にカラーユニバーサルデザイン(以下、 CUDとも表記)を導入した記事が掲載されました。
学校施設の全面的なCUD化は全国でも大変珍しいとのことです。
昨年の2月の議会質問では、以下の内容を発言させていただきました。
『今後、整備が予定されている地域や、新設・改修が予定されている区の建物、また、区役所本庁舎等を、カラーも含め、ユニバーサルデザインを全面的に導入し、たとえば、ひとつの建物まるまるユニバーサルデザインに配慮されているなど、ある種のモデルケース、いい見本となるような整備を、足立区で進めてはどうかと思いますがいかがでしょうか?』
『「ユニバーサルデザイン、カラーユニバーサルデザインを導入するときには、足立区のあの地域やあの建物を参考にすればよい」といった地域や建物がひとつでもできれば、足立区で今後、ユニバーサルデザインを進める際の基準や参考になるだけでなく、他の自治体などが取り組みを進める際のお手本にもなり、先進区として、全国に発信していくことができると思います。』
今回は、これらの提案の実現の第一歩と言えます。
いままで足立区では、区の取り組みの中でNPOとの協働推進事業として、「カラーユニバーサルデザインの導入」を進めてきました。
総務委員会でも、協働推進事業の選定が行われ、全国的にみても足立区で先進的な取り組みが進んでいる「カラーユニバーサルデザイン」について、引き続き、NPOと協働で推進していくことが決定したとの報告がありました。
その中で、新設する学校の案内板等のサインを色覚の多様性に配慮されたCUDを進める一つとして、新田小・中一貫校でモデルケースとして、全校舎のサインのCUD化を目指してきました。
今回、新田小・中一貫校「新田学園」では、表示板の総枚数は350枚。
各教室や職員室などの表示をグレーの地に淡いクリーム色を使用し、配色に問題がないか、専門家のチェックを仰いだうえで、職員も色弱者を疑似体験できる機器を使って確かめる作業をしているそうです。
日本経済新聞にも掲載されているように、現在、足立区は区を挙げてカラーユニバーサルデザインの導入を進めています。
私が初めて議会に立った際に、「すぐにでもできることを進めていく」、「とことん追求し、全国のお手本となるシステムを必ず作り上げていく」という信念で代表質問に臨みました。
全国のお手本となるカラーユニバーサルデザイン化を区に訴えかけた結果、区長をはじめ、行政の職員の皆さまのご理解をいただき、現在、NPOと連携しながら、取り組みが進められています。
今後も、足立区で全庁横断的な取り組みを進めて、皆さまと協力をしながら、区へのカラーユニバーサルデザインの導入を一歩ずつ進めていき、全国のお手本となるものを築き上げていきたいと思います。