3月1日の文教委員会の内容
本会議の動画や議事録は足立区議会のホームページから見ることが出来ますが、委員会の内容は見ることができません。
区議会の委員会では、どのようなことが議論されているかを、少しでも区民の皆様へご報告したいと考えて、委員会の報告をさせていただいております。
(かなり遅くなり、まとめてになっていますが、それでもお伝えをしていきたいと思います。)
今回は、以前に行われました文教委員会の報告です。
この日も、いつものように行政の担当者から報告事項を聞いた後、質疑に入りました。
<報告事項>
(1)「足立区教育振興ビジョン」の策定について
(2)足立区立小・中学校の適正規模・適正配置の進捗状況について
(3)新田学園新校舎の開校について
(4)第十中学校・第十二中学校・東島根中学校の施設更新に伴う
基本計画の策定について
(5)学校開放事業の現状と課題について
(6)公益監査員報告に基づく是正措置について
(7)平成22年度足立区生涯学習振興公社の事業計画及び収支予算について
(8)平成22年度足立区体育協会の事業計画及び収支予算について
(9)平成22年度北千住都市開発(株)の事業計画及び収支予算について
平成20年7月より工事が進んでいる新田学園新校舎の開校についてと、第十中学校・第十二中学校・東島根中学校の施設更新に伴う基本計画の策定についての報告事項に関連して、私からはカラーユニバーサルデザインの観点から発言をいたしました。
この新田学園は、以前の記事でもご紹介いたしましたが、構内の案内板などにカラーユニバーサルデザインの考え方が取り入れられています。
専門家の方に聞いたところ、公立の小中一貫校でこのような取り組みは、全国でも初めてではないかというお話しでした。
以前にもご紹介しましたが、この新田学園のカラーユニバーサルデザイン導入が日本経済新聞に掲載されました。
詳しくは、2月13日の記事をご覧ください。
また、新田学園視察の様子は、3月17日記事をご覧ください。
足立区では、新たに改修や建設を行う施設に、カラーユニバーサルデザインを取り入れることが決まっています。
この「カラーユニバーサルデザイン」の取り組みを足がかりに、広く「ユニバーサルデザイン」も理解が広がり、足立区が「みんなにとってやさしい街」になるよう、さらにがんばっていきたいと思います。
*****以下、委員会での発言の要旨(抜粋)です*****
【長谷川】
新田学園についてお聞きします。 2月1日の日本経済新聞の夕刊に、カラーユニバーサルデザインが導入された学校施設として全国的に珍しいと今回紹介されています。
全国的に見ても学校施設としてのカラーユニバーサルデザインが導入されたということで、先進的なモデルになったと思います。
先ず、この新田学園の中でどのようにカラーユニバーサルデザインに配慮されているのか、教えていただけますでしょうか。
<学校施設課長>
今回、新田小中一貫校に関しましては、特に掲示物ということで、例えば玄関を入りますと各フロアの見取り図が出ておりますけれども、こういったものをカラーユニバーサルデザインに配慮した。
あと、各部屋の名称、何年何組ですとか、校長室、保健室といったような表示関係に関しまして、特にカラーユニバーサルデザインという視点からNPOのチェックを受け、施設の方に設置されたという状況でございます。
【長谷川】
今後、平成22年度の予算案にも小・中学校の改修・改築ということで、この4ページの方にも第十中学校、第十二中学校、東島根中学校の施設更新というのが書いてあります。
このようなときにカラーユニバーサルデザインというものを積極的に出来るところから変えていくということで、足立区全体の施設に導入していくべきだと思いますが、如何でしょうか。
<学校施設課長>
今回、新田のカラーユニバーサルデザインに関しましては、NPOとの協働ということで企業提案型の事業委託をしてございます。
その中で新田そのものの掲示物ということももちろんでございますけれども、他の学校に活かせるようなマニュアル作りというところもお願いしておりますので、そういったところを活用しながら、また、区のガイドラインも出ておりますので、そちらも合わせながら進めてまいりたいと思います。
【長谷川】
是非、出来るところから、積極的に進めていただきたいと思いますので、宜しくお願い致します。