3月17日の子ども施策調査特別委員会の内容
今回も引き続き、委員会の報告です。(かなり記事を溜め込んでいました)
今回は、以前に行われました子ども施策調査特別委員会の内容をご紹介いたします。
<報告事項>
1.児童館「子育てひろば」の名称変更について
2.第2期あだち次世代育成支援行動計画(平成22年度から平成26年度)(案)の
パブリックコメントの実施結果等について
3.子育て支援パスポート事業の継続実施について
4.足立区保育計画(平成22年度から26年度)(案)のパブリックコメントに
提出された意見および結果等について
5.こども家庭支援センター交通広場のリニューアルオープンについて
6.あだち放課後子ども教室の進捗状況について
7.ギャラクシティリニューアルの基本計画(案)及び工事期間・
休館期間について
8.子どもの安全安心プロジェクトについて
今回は保育ママ制度(家庭福祉員制度)について議論しました。
現在、保育園の定員が一杯となり、待機児童数が増えている中で、保育ママ制度は有効な解決策のひとつです。
しかし保育ママの増員も必要ですが、急激な増員は保育ママの「質」を低下させることに繋がる恐れもあります。
保育ママを認定する区が責任を持って、一人一人の適格性をしっかり見極めることが、求められます。
多くの保育ママの皆さんが、足立区の子ども達を守り、しっかりと保育されていることは事実ですが、残念ながら私のところにも、一部で保育ママとトラブルになった方からのご相談もありました。
何かあったときに、一番の被害を受けるのは小さな子ども達です。
トラブルから未然に防ぎ、小さな子ども達を守り、その保護者の方々が安心して子どもを預けることができるよう、区の担当部署に対し、認定基準や相談体制について、万全を求めました。
*****以下、委員会での発言の要旨(抜粋)です*****
【長谷川】
足立区保育計画の中に、待機児童の解消ということで、家庭福祉員、保育ママの増員計画というものが入っていますが、増員することによって、先ほどもいろいろとお話がありました保育ママ一人一人の資質、適格性というものが必要になってくると思います。
その適格性を高めていく、また、維持していくために、区としてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
<保育課長>
これまでも、家庭福祉員の全体会、これ年3回実施しております。それと研修会、これも平日の夜間、年間たしか4回だったと思いますが、実施しております。
そういった中で、家庭福祉員の資質の向上を図っていきたいと考えております。
【長谷川】
例えばその中で、預けているお母様方に評価をしていただくとか、そういう項目も今後必要になってくるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
<保育課長>
いま現在実施しておりませんが、アンケート等を今後考えていきたいと思っております。
【長谷川】
実際に私の方に、保育ママに預けていたお母様からお話がございまして、そのお母様からのお話によると、保育ママの認定基準についてちょっと疑問に思う、その認定基準が甘過ぎるのではないかというお声がありました。
その保育ママさんに預けている中で、いろいろと問題があったそうで、そこの保育ママさんをやめて、ちょうど区の担当部署の方とお話をしている最中に民間の保育園の方に入ることができたので、そちらの方でいま見ていただいているという状況です。
このように、保育ママとの中で問題が生じたときに、預けているお母様方が安心して相談できる制度というものをきちんと作っていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
<保育課長>
相談体制につきましては、保育課で電話での相談でも行っておりますし、また直接窓口に来られて相談の方も受けております。
そういったことで、家庭福祉員さんについても、当然、苦情解決委員会の場がございますので、そういったところに相談されるというのも、一つの方法というふうに考えております。
【長谷川】
例えば、その苦情解決委員会ですか、そちらに持ちかけて、不適格と思われる方に対しては、その時点で保育ママの資格を停止するということができるということで解釈してよろしいのでしょうか。
<保育課長>
最終的には区長が決定することになるんですが、認定委員会がございまして、そこで要綱違反等があれば、その場で判断させていただくと。 認定を取り消すのか、そういった判断は、その認定委員会の場で行うことになります。
【長谷川】
今後、保育ママを増員していくという中で、やはり安全・安心に子どもを預けられるそういうシステムというのが必要だと思っておりますので、ぜひそういう方向性を区としてとっていただくと同時に、保育ママの資質を維持していく、高めていく努力をぜひともしていただきたいと思います。
<保育課長>
保護者に対して、相談の窓口等を今後わかりやすくPRしていきたいと考えております。